違反切符 第20話(最終話)
「…あ…、…あぁ…ッ!!」
息が苦しい。と言うよりも、息が出来ない。目だけはカッと見開かれ、顔から血の気が引いているのが分かった。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
体を真っ二つに引き裂かれるような激痛。メリメリと言う音が今にも聞こえそうなほどで、ズブズブと自分の体の中に何かが入って来るのも分かる。
「…うう…ッ!!…ぅぅぅぅううううわああああああああああッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」
程なくしてそれが現実味を帯び、絶叫へと変わる。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
野太い声が、小さな部屋に響き渡る。グリーンレーサー・上杉実。彼は今、グリーンレーサーにアクセルチェンジさせられ、四つん這いにさせられていた。そんな実の下腹部、光沢のある鮮やかな緑色のクルマジックスーツがビリビリに引き裂かれ、筋肉質な尻を晒していた。その窪んだ部分に、太いものが挿し込まれている。
「…あぁ…!」
実の腰を持ち、恍惚な表情を浮かべた1人の少年。
「…すっげ…ぇ…!!…滅茶苦茶、…締まる…!!」
並木瞬。諸星学園高校3年生。その彼がズボンも下着も下ろし、大きくいきり立った自身の男子としての象徴を、実のそこへ突き刺していたのだった。
「…ほぉら、…動くぜ…?」
そう言うと、瞬は腰をゆっくりと引き、続け様にグンと突き上げる。
「…ぁぁぁぁああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
実はただ、声を上げることしか出来ない。額に血管を浮かび上がらせ、目からは涙、口元からは涎が垂れている。
「って言うか、滅茶苦茶うるせぇんだけど…!!」
実の目の前に立っている、瞬とは別の少年が声を上げ、耳を両手で塞いでいる。
伊達健太。瞬と同じく諸星学園高校に通う3年生だ。すると瞬がニヤリと笑って、
「…だったら、…そいつの口をお前ので塞いでやれば?」
と言ったのだ。
「…たッ、…頼む…ッ!!」
息も絶え絶えに、実が声を上げる。
「…も、…もうッ、…止めて…ッ、…くれ…ッ!!…オレが…ッ、…ホンマに、…悪かった…から…ッ!!…もうッ、…勘弁してくれええええッッッッ!!!!」
その目からは止め処もなく涙が溢れ、ポタポタと床に零れた。
全ては、実の行いが災いのもとだった。自分達がカーレンジャーとして戦っている相手であるボーゾックのワンパーに健太が襲われている場面に出くわしたにも関わらず、身を隠してしまった。そして、健太がイタズラされ、下半身を露わにした時、実はグリーンレーサーにアクセルチェンジしてようやく姿を現したのだ。
だが、それは運悪く録画されており、それをもとに、健太とその友人である瞬に脅され、このような事態になっていたのである。
「…じゃあさ…!」
そう言うと健太は、未だに勃起し続けている自身の男子としての象徴を実の目の前に差し出した。そして、
「…しゃぶれよ…!」
と言ったのだ。
「…んん…ッ!!」
全てを諦めたのか、実が四つん這いの状態でそれを咥え込む。まさに、無我夢中と言う言葉が良く似合うほど、荒々しく、乱暴に頬張り始めたのだ。
「…はッ!!…まるで犬だな!!」
健太が実を蔑むように言うと、背後にいた瞬が、
「いいじゃねぇか。どうせ、こいつはもう、オレ達の性処理道具に成り下がったんだからよ!!」
と言うと、
「さぁて、…じゃあ、行くぜ?」
と言い、再び腰を前後に振り始めたのだ。
ズチュッ!!ズチュッ!!
実の双丘の窪みから聞こえて来る淫猥な音と同時に、
「…あぁ…!!…すっげ…!!」
と言う瞬の声。そして、瞬の腰の律動に合わせるかのように、
「…んッ!!…んッ!!…んんッ!!」
と、健太のそれによって口を塞がれた実が呻き声を上げる。
「…ほらッ、もっとケツを振ってみろよッ!!」
瞬はそう言うと、実の尻を思い切り平手打ちした。
パァン、と言う乾いた音と、
「んんんんッッッッ!!!!」
と言う実の呻き声がして、実が尻を左右に振る。
「ははッ!!コイツ、完全に犬だなッ!!」
健太が面白そうに笑う。その間にも、
「…あああ…、…あああ…!!」
と瞬が声を上げ続ける。その顔は赤らみ、目は虚ろ、そして、実の双丘の窪みに抜き差しする自身の股間のそれ。その腰の動きが少しずつ早く、小刻みになって行く。
ズチュッ!!ズチュズチュズチュズチュッッッッ!!!!
「…ああああ…!!…やべぇ…ッ!!…やべええええええッッッッッッ!!!!!!」
瞬が叫んだその時だった。
ジュボッ!!グジュッ!!ドビュッ!!ドビュッ!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!ビュクビュクビュクビュクッッッッ!!!!
実の双丘の窪みから、瞬がそれを抜いた途端、その先端から瞬の濃白色な淫猥な液体が物凄い勢いで溢れ出し、宙で弧を描いた。
ビシャッ!!ビシャッ!!
そしてそれは実の背中や後頭部に落ち、白い斑点模様を作り出した。
「…じゃあ、…次はオレだぜ?」
健太はそう言うと、自身のそれを実の口の中から引き抜く。
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
実は荒い息遣いをするものの、抵抗することもなく、ただ、ぼんやりと目の前を見つめているだけだ。
「…すっげぇ…!!」
実の背後に回った健太が驚いて声を上げる。
「実のケツの穴、すっげぇ、ヒクヒクしてるんだけど…!!」
大きく開かれた実の秘門。瞬のそれによって真っ赤に擦れ上がり、てらてらと淫猥に照り輝いている。そして、まるで健太を誘うかのようにヒクヒクと収縮運動を繰り返していた。
「…挿れてやれよ、…健太…!!」
健太の横で、満足そうな笑みを浮かべて瞬が言う。すると健太は目を輝かせ、実の両腰をグッと掴んだかと思うと、
「ううっりゃッ!!」
と自身の未だに勃起し続ける男子としての象徴を実の秘門へ一気に突き刺したのだ。
「うわああああああッッッッッッ!!!!!!」
ズンと体の奥深く突かれ、実が叫び声を上げる。その弾みで尻の筋肉をグッと締め付けた。
「…うああ…ッ!!」
その締め付けに、健太が歓喜の吐息を漏らす。
「…初めて味わう…!!…スッゲェ、…気持ちいい…ッ!!」
そう言うと健太は、腰をゆっくりと前後へ振り始め、次第に無我夢中で突き上げ始めた。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
無我夢中で腰を振り続ける健太。
「…みッ、…実ぅ…ッ!!…お前はッ、…オレ達の…ッ、…性処理道具…だからなあッ!!」
顔を真っ赤にし、目をギラギラと輝かせて健太が言う。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
実も叫び声を上げ続ける。目からは涙が零れ、口元からは涎がぽたぽたと床へ零れ落ちた。
「ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!イクッ!!イクッ!!イクウウウウウウウウッッッッッッッッ!!!!!!!!」
健太が顔を天井へ向け、目をギュッと閉じてそう叫んだ。そして、腰をグンと突き上げた。
ドブッ!!ドブドブドブドブッッッッ!!!!ドブドブドブドブッッッッ!!!!
鈍い音がして、実の体の奥底へ、健太の淫猥な液体が注がれたのだった。
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
顔を真っ赤にした健太が大きく息をする。その目はギラギラと輝き、満足そうな笑みを浮かべていた。と、その時だった。
「…う…!!」
突然、実が呻き声を上げたかと思うと、前のめりに突っ伏した。
グジュッ!!
その直前、実の秘門からは健太の男子としての象徴が自然に抜かれ、淫猥な音を立てる。
「…フフッ!!」
瞬が笑い声を上げる。そして、デジカメを構えると実の背後でシャッターを切った。
「…コイツも使えるな…!!」
デジカメのモニターに映し出されたもの。グリーンレーサーのクルマジックスーツを引き裂かれ、筋肉質な双丘の窪みから濃白色な液体を滴らせている、実の惨めな姿がそこにはあった。
違反切符 完