COMMENTARY No.13「僕が好きな戦隊ヒーローBEST5 PART1

 皆さん、こんにちは!K-TARO(けーたろう)です。

 COMMENTARY No.13です。早くもそんなにたくさんのテーマでいろいろ書いていたのかと思うと、何だか、書いている本人も正直、信じられないです。皆さんにも楽しんでいただけているようで、本当に嬉しく思います。重ねてお礼申し上げます。本当にありがとうございます。

 

 さて、COMMENTARY No.13は、いよいよそれぞれの作品の設定や裏話をして行こうと思っていたのですが、その前に、もう1つ、書いておきたいテーマが出て来ました。

 それは、多分、皆さんも聞きたいであろう、「僕が好きな戦隊ヒーロー」です。

 戦隊ヒーローシリーズは1975年の第1作「秘密戦隊ゴレンジャー」から始まって、2020年、今年の第44作「魔進戦隊キラメイジャー」まで続いています。凄いですよね、46年も続くなんて。

 44作なのに46年。これ、何故だか、分かりますか?

 実は第1作「秘密戦隊ゴレンジャー」は足掛け2年放送されたんです。で、次の第2作「ジャッカー電撃隊」が途中で打ち切りになり(全35話)、1年間を空けて第3作「バトルフィーバーJ」が放送されたんです。なので、44作46年と言うことになるわけです。

 そんな長い歴史を持つ戦隊ヒーローのそれぞれの作品を、20世紀と21世紀とに分けて、それぞれの時代の「僕が好きな戦隊ヒーローBEST5」をお話ししようと思います。更に、それぞれの時代のBEST5を総合化し、総合ランキングも出しています。

 PART1では、順番に20世紀編からお話をしたいと思います。20世紀編と言うことは、第1作「秘密戦隊ゴレンジャー」から、2000年放送の第24作「未来戦隊タイムレンジャー」までと言うことになりますね。

 20世紀編、好きな戦隊ヒーローのランキングはこちらッ!!じゃじゃんッ!!

 

第5位 超新星フラッシュマン(総合第10位)

 1986年放送。当時の時代背景を物凄く風刺していた作品でしたね。太平洋戦争の最中、日本がアジア大陸に侵略し、満州国を設立。そこに残された子供達が敗戦後、取り残され、現地の人達に育てられた。そして、彼らが中年から初老化した時、ようやく日中国交正常化。そして、本当の親を必死に探す姿は子供心にもショックでした。しかも、肉親は既に高齢化しているか、あるいは、既にこの世にはいない状況。肉親を探す時の悲壮な表情。肉親が見つかり、抱き合って号泣する姿に、子供心ながら「…重い…」と思いました。戦争中に生まれて来なくて良かった、とさえ、思ったほどです。

 そんな中国残留孤児を強く風刺しているこの作品は、最初から悲壮感漂うような、暗い話が多かったように思います。肉親を捜し、やって来た地球で自分達をさらったかもしれない改造実験帝国メスと戦いを繰り広げるフラッシュマン。やがて時間が、地球の環境が彼らを拒否し始め、最後の最後でイエローフラッシュ・サラの本当の親が分かったにもかかわらず、そこでタイムアウト。フラッシュマン達は親子の名乗りすら出来ず、地球を去って行く…。普通だったら、敵組織を倒してハッピーエンド、なのに、この作品は最後まで悲しい結末でした。でも、それが物凄くインパクトがあって、今でも何度もドラマを見直したりします。

 そんなフラッシュマンの中で一番好きだったのは、グリーンフラッシュ・ダイ。パワーファイターにはもう、この頃から弱かったですね(笑)気は優しい力持ちって、クラスの中にもいましたもん。自分とは正反対。背が高くて、体格がガッチリしていて力持ちで。子供の頃は、こう言うキャラクターに純粋に憧れていました。でも、大人になるにつれて、こう言うキャラクターは案外、おバカだと言うことが分かり、僕のSッ気に火を付けることになったのです。そこで出来上がったのがフラッシュマンネタ「最強獣戦士誕生!」。メスの罠に真っ先にかかるのがグリーンフラッシュでした。そして、そんなグリーンフラッシュの罠にかかるのがブルーフラッシュ。ある意味、この作品の中のブルーフラッシュは僕だったのかもしれません。

 

第4位 電磁戦隊メガレンジャー(総合第9位)

 1997年放送。いきなり飛びました。1989年放送「高速戦隊ターボレンジャー」に続く高校生戦隊で、現在のところでは最後の高校生戦隊です。今では高校生はメンバーの中で1人と言う設定になっていますね。

 これはストーリー云々よりも、やっぱりキャラクターに目が行っていましたね。何と言ってもメガレッド・伊達健太。もう、僕のSッ気に滅茶苦茶火を付けまくってくれた子。熱血で、すぐカッとなって、おバカで、お調子者で。なのにレッド。演じていた大柴邦彦さん(現・大柴隼人さん)も好きだったなぁ。

 このメガレッドに、僕は高校時代の後輩を重ねていたんです。COMMENTARY No.5で少し書きましたが、僕の妄想の中でエッチなことをされまくったあの後輩君です。因みに、その後輩君と大柴さんは同い年です。

 僕の高校時代の後輩君も、伊達健太のような性格だったんですよ。なので、健太に彼が重なって重なって。

 で、登場したのがメガレンジャーネタ「処刑!メガレッド」だったわけです。とにかく健太=高校時代の後輩をボロボロにしたい、滅茶苦茶、エッチなことをしてやりたい、と思ったわけです。

 で、それだけでは飽き足らず、伊達健太君はあちこちで登場します。続編の「処刑!メガレッドU」だったり、カーレンジャーネタ「違反切符」だったり、仮面ライダージオウネタ「オーマの影」だったり。

 各メンバーのスーツデザインもシンプルで良かったですね。それぞれのスーツアクターさん(レッドだと横山一敏さん)の体付きがクッキリと目立っていました。

 

第3位 超電子バイオマン(総合第5位)

 1984年放送。まず、メンバーが男性3人、女性2人と言う組み合わせになったと言うところで物凄く新鮮でした。今まで黄色と言えば、男キャラ(しかもだいたいムッサイヤツ。ゴーグルイエロー・黄島太とかダイナイエロー・南郷耕作とか)だったのに、このバイオマンから黄色が女性になる確率がグンと増えました。

 5人のスーツが、初期の頃は全体的にキラキラしていたのに、いつの間にやら、その色がお洗濯をされたのか、色落ちして行って…。グリーンツーはうぐいす色に、ブルースリーは紫色に、そして、ピンクファイブは逆にスーツの色が濃くなったと言う(笑)マスクとスーツの色の違いがちょっとショックでした。

 更に、何と言っても、第10話でイエローフォーが死亡すると言う。過去にも1979年放送「バトルフィーバーJ」でバトルコサックが銃に撃たれて死亡すると言うのがありましたが、それよりも衝撃的でしたね。女の子よ、女の子。女の子がイエローフォーに変身したまま、半バイオエネルギーを持つバイオキラーガンに何度も何度も滅多撃ちにされて、最後はジューノイド五獣士の1人・サイゴーンの火炎爆弾で背後で爆発がドーンと起きている時にその前で絶叫して倒れると言う。あ、因みに、この第10話よりも数話前から、イエローフォー・小泉ミカの声を、ドラゴンボールのクリリンやワンピースのルフィでお馴染みのあの田中真弓さんがあてていました。

 変身も解除されず、イエローフォーの姿のまま死ぬかね、と思ったのと同時に、ヒーロー側で死んじゃうメンバーをリアルタイムで見たのはイエローフォーが初めてだったと言うのもあって、やっぱり強烈に覚えています。

 と・こ・ろ・が!ところがですよ?

 そうせざるを得なくなった理由と言うのが諸説ありまして…。大人の事情があったと言うのを、自分が大人になった時に知って、「・・・」となったのは言うまでもありません(笑)何かの役がキャスティング等されて、抜けざるを得なくなってしまったのならまだ話は分かりますが、わりと大人の事情…。「・・・」になりますよ(笑)

 バイオマンの中で一番好きだったのは、グリーンツー・高杉慎吾でしたね。グリーンフラッシュ・ダイと同じで気は優しい力持ちがこの頃から好きだったようです。あと、あのだみ声ね(笑)「グリーンツー!」と言う名乗りが、「グディーンヅー」になると言うのはご本人公認のお話のようです。

 

第2位 超獣戦隊ライブマン(総合第4位)

 1988年放送。何と言ってもイエローライオン推し!今でもイエローライオン推し!数々の戦隊ヒーローの中で最も好きなキャラクターのイエローライオン推し!(笑)

 まず、この作品の第1回、僕は声を上げていました。と言うのは、レッドファルコンが嶋大輔さん、ブルードルフィンが森恵さんだったからです。このお2人はライブマンに出演される前から知っていました。嶋大輔さんも森恵さんも曲を出していましたからね。この頃から、アイドル、と言うか、歌手もやっている方が戦隊ヒーローを演じると言うのが定番化して行ったようですね。

 イエローライオン・大原丈を演じていたのは、当時、俳優になったばかりの西村和彦さん。あの当時から物凄くカッコ良いです。今でも好きな俳優さんの1人です。

 イエローライオンはとにかく熱血漢。熱血漢なのに物凄く優しくて、真剣な時は物凄く真剣でカッコ良くて。まさに、理想のお兄ちゃんと言うか、同級生と言うか。ヒーローと言うか。中学生だった僕がぽやぁんとなったのも頷けます。

 その頃からかな。こう言ったヒーローに甘えてみたいと思うようになったのは。その頃から、同級生や先輩、後輩を戦隊ヒーローにかぶらせるようになったのは。イエローライオンはその当時は近所の幼馴染みでしたね。COMMENTARY No.4で登場した、あの、電気アンマをしまくった幼馴染みです。しかも、中学校も一緒だったので、まさにイエローライオンをかぶらせていました。確か、その子が僕によっていろいろやられているのを想像しながら右手を動かしていた思い出も…(爆)

 そして、高校生になって運命の同級生と出会います。その子も今でも繋がりのある子なのですが、その子もイエローライオンでしたね。幼馴染みもその運命の同級生も、性格はひょうひょうとしていて物凄くひょうきん。でも熱血漢で、真剣な時は物凄く真剣で。

 だとすると、僕は誰なのか。答えは簡単でした。武装頭脳軍ボルトの幹部の1人、ドクターオブラーこと、尾村豪でした。丈と豪は同級生でルームメイト。何かあるとすぐに豪を守った丈。それはドラマのクライマックス部分でも表われています。

 だからこそ、イエローライオン・大原丈に守られながら、彼にいろいろしてやりたいと思う作品が出来上がったわけです。それは同時に、僕の幼馴染みや運命の同級生に守られたいと思う僕の「歪んだ思い」だったわけです。まぁ、正確には運命の同級生は純粋に憧れの存在だったので、どちらかと言えば、イエローライオン的な存在ではなかったですけどね。でも、大人になった今でも付き合いはありますし、何かと気にかけてくれます。そう言う意味では、彼も、彼への歪んだ思いはないものの、僕にとってはイエローライオンなのかなと思います。

 それで誕生したのがライブマンネタ「歪んだ友情」だったわけです。そして、この歪んだ思いは、後のスーツアクターネタ「スーツアクターU」「スーツアクターU AFTER STORY」へと繋がって行きます。

 今、戦隊ヒーローやられフェチの方とイメージプレイをする時、ヒーローやられ役の方に僕が所有している戦隊ヒーローの全身タイツを着ていただくのですが、「あ、この人には甘えたり、いろいろイタズラをしてやりたい」と思う人には、やっぱり、最初にイエローライオンになってもらいます。

 

第1位 高速戦隊ターボレンジャー(総合第2位)

 1989年放送。まさに中二病が発病した作品でした(笑)

 「僕も、今のクラスの子でこんなことをやってみたい!(いやいや、出来るわけがない)」、「高校生になったらこんなことが出来るのか!(いやいや、出来るわけがない)」など、妄想を爆発させまくった作品でした。…あ、…やっぱり、この頃から妄想癖があったのか…。

 クラスの中で仲の良い5人の同級生を選びます。そして、その子達をレッドターボブラックターボブルーターボイエローターボピンクターボにして、自分の中で勝手に妄想&置き換えてそれっぽい小説を書いていた(これを書いていてフラッシュバックした!)のを覚えています。その中で、僕はブルーターボ!そして、僕の弟分のように物凄く仲が良かった人懐っこい同級生がイエローターボでした。

 当然、僕が好きなキャラクターはブルーターボ。ひょうきんで爽やかな笑顔。はい、当時、物凄く陰険だった僕にはなかった要素でしたね(爆)

 高校生になったらこんな青春を送ってみたい、と思っていたのも束の間。僕の高校時代はほぼ女子クラスの3年間…。そう言った特別なコースに行ったので、男の子はクラスで7人しかいなかったんですよ。おまけにクラス替えもない。当然、クラスの男子の中にヒーローっぽい子はいない(いや、マジでいなかった)。な・の・で、僕は他のクラスに友達を作っていました。そのうちの数人が今でも付き合いがあります。そのうちの1人が、第2位で書いた運命の同級生です。

 あ、イエローターボに勝手に置き換えていた人懐っこい同級生も今でも繋がりがあります。2人の子供を持つお父さんになっているのに、何かあればすぐに僕に連絡を取って来るかわいい子です。

 そんな人懐っこい同級生とのきゅんきゅんストーリーがターボレンジャーネタ「ジグザグ青春ロード」です。

 

 随分と長くなってしまいました。仕方がないかな。僕の戦隊ヒーローに対する思い入れを書いたので。皆さんのお気に入りの戦隊ヒーローは何ですか?

 それでは、今回はこの辺で。K-TAROでした!