●COMMENTARY
No.18「悪夢のループ」「悪夢のループU」
皆さん、こんにちは!K-TARO(けーたろう)です。
COMMENTARY No.15から僕の作品についての裏話的なエピソードをお話しています。今回は、僕の中で4作目になるガオレンジャーネタ「悪夢のループ」と、「悪夢のループU」についてお話したいと思います。
正直、僕はガオレンジャーは殆ど見ていなかったんです。実は僕、戦隊ヒーローのテレビドラマをリアルタイムで見るのに途中で大きなブランクが空くんです。1990年「地球戦隊ファイブマン」から2001年「百獣戦隊ガオレンジャー」まで。高校生だった僕。1989年「高速戦隊ターボレンジャー」で、何か、僕の中で一区切りが着いたのでしょう。そこからぱたっと見なくなり、大人になってネットで同じようにヒーローのやられに興奮する方がいっぱいいるんだって分かって。とは言え、その頃はまだ実家にいて、自分の部屋にテレビやビデオデッキもなかったし。でも、何がきっかけだったかは覚えていないのですが、あまりにも有名な第31話「百獣戦隊、全滅!」の回を見て、これはヤバい、ガオレンジャーネタでも作品を書きたい!と思ったのがきっかけでした。
まずですね、ガオレンジャーはそのスーツデザインが凄く好きでした。基本的に、僕はスーツデザインが少ない戦隊ヒーローは結構、好きです。やっぱり、演じるスーツアクターさんの体付きがクッキリと分かるのが好きですね。
特にガオレッドを演じた福沢博文さん。ガオレンジャーはアクションが物凄く派手、クレーン操演が多かったように思います。そして更に、吹き飛ばされるシーンが物凄く派手。スーツアクターさんが渾身の力で前へ後ろへ、左右へと転がり、そこに役者さんが声を当てて、本当に苦しんでいる姿を見た時は本当に興奮しましたね。
特にガオレッド・獅子走を演じた金子昇さん。彼の苦しそうな声とか叫び声とか、滅茶苦茶、そそられました。
そして生まれたのが「悪夢のループ」です。
金子さんを、ガオレッドを滅茶苦茶に陵辱するにはどうしたらいいか。そこで浮かんだのがガオイエロー・鷲尾岳でした。だって彼、最初はガオレッド・獅子走に反目していましたもんね。自分がリーダーだと思っていたのに、最後に入って来たガオレッド・獅子走にそのポジションを奪われて。そのシチュエーションは後々のスーパー戦隊でも起こりますけどね。
で、そのガオイエロー・鷲尾岳がオルグの残党であるダークオルグの罠にハマり、快楽洗脳されて走に襲い掛かる、と言うシチュエーションを作り出しました。やっぱりね、仲間に襲われるのが一番興奮するシチュエーションなので。
そして、他の戦隊ヒーローとのコラボもこの作品から出て来ました。ここで、一般人、しかもヒーローショーのスーツアクターとして登場したのが「特捜戦隊デカレンジャー」のデカブレイク・姶良鉄幹。この2人がガオレッド・獅子走を徹底的に追い詰めました。
2019年1月、この作品も大幅な加筆修正を加えました。いや、初の加筆修正と言う試みでしたね。オリジナルも残しつつ、そこに表現を加え、更に、1話1話のバランスを整えました。その結果、全14話だったのが全18話になりました。
それから2年後――。
今度はガオブルー・鮫津海とガオブラック・牛込草太郎を主人公にした作品を書きたいと考えました。「悪夢のループU」の始まりです。前作「悪夢のループ」を踏襲し、その続きからスタート。この時点でガオレッド・獅子走は完全に快楽洗脳されています。そして、飛び込んで来たガオブルー・鮫津海をあっと言う間に堕とし、海に想いを寄せていたガオブラック・牛込草太郎を精神的に追い込み、快楽洗脳する。結局はダークオルグの手の中で動いていただけで、4人とも、ダークオルグにエネルギーを捧げるだけの存在になってしまっていた…。
それから去年、そんなガオレンジャーのシチュエーション(爆発、吹き飛び)を使った作品を思い付きました。それが戦隊オムニバス「ヒーロー源氏物語U」の第22話〜第24話の「ガオレッド編」です。ここでもガオレッド・獅子走さんに派手にやられてもらっています。もちろん、エロいことも入れてますよ!(笑)
それでは、今回はこの辺で。K-TAROでした!