●COMMENTARY
No.20「引き裂かれた絆」
皆さん、こんにちは!K-TARO(けーたろう)です。
COMMENTARY No.15から僕の作品についての裏話的なエピソードをお話していますが、なんと、今回でこのCOMMENTARYも20回目を迎えることが出来ました。本当に皆さんのお陰です。いつもありがとうございます。
さて、今回は、僕の中で6作目になるゲキレンジャーネタ「引き裂かれた絆」についてお話したいと思います。
まずですね。この作品は幻獣ドラゴン拳ロン様ありきで作りました(うぅわ〜、めっちゃ、大暴露)。だって、ロン様を演じたのは僕が大好きな川野直輝君でしたから。
川野君と言えばですね、もとジャニーズJr.で、タッキーこと滝沢秀明とつばちゃんこと今井翼と3人で「怪奇トリオ」と言うユニットを組んでいたんです。1995年、フジテレビ「木曜の怪談」の「怪奇倶楽部」と言うドラマで3人で出演し、タッキーやつばちゃんよりは目立たなかったものの、一番、大人っぽくて。ヒーローで言うところの黒。名前もまさに「黒岩武」。ちなみに、タッキーは「赤星のぼる」、つばちゃんは「青木圭太」。つまり、3人でちゃんと戦隊ヒーローが出来上がっていたわけです(笑)
そんな川野君をテレビで暫く見かけなくて、この「獣拳戦隊ゲキレンジャー」でロン様が登場した時のテロップで川野君の名前を見つけて、「あ!」と大声を上げたのは言うまでもありません。
更に。ゲキレンジャーで唯一、兄弟なのが深見兄弟。弟のゲキブルー・レツと、兄貴のゲキバイオレット・ゴウ。2人でLet's go!(笑)
兄弟と言えば、マジレンジャーネタ「課外授業」と同じように禁断の兄弟愛を描くことが出来るじゃないですか!しかも、兄貴は禁断の呪法で時が止まり、若々しい肉体を保ったまま(まぁ、そりゃ、そうですよね。年を取っていたら、設定的におかしくなったかもしれないですし(笑))。昔から尊敬する兄貴が、幼い頃に見た姿そのままでレツの目の前に現れる。憧れとも違う、ちょっと歪んだ思いがレツの中に存在していてもおかしくはないわけです。それを上手く利用し、なおかつ、ロン様の手のひらの上で転がっていただいた、そんな感じです。
ゲキレンジャーはですねぇ…。正直、あのスーツデザインがあまり好きではありませんでした。カンフーをモチーフにしていて、往年のブルース・リー(発音の切り方を間違えるとバイオマンのブルースリーになると言う(笑))を彷彿させるようなベルトなしのデザイン。あれが最後まで違和感ありまくりでしたね。
おまけにマスクは全てネコ科の動物(あ、ゲキチョッパーは別です)。それがヒーローっぽくなくて、逆にかわいいイメージにしかありませんでした。
おまけにキャラクターも僕の中ではいまいち。小説に出来るのなら、やっぱりレツゴウ兄弟しかいませんでしたね。
そして、ロン様はその後に執筆したゴーオンジャーネタ「戦士ノアクム」にもご登場いただきました。他のスーパー戦隊に悪の幹部がコラボすると言うのはこの作品が初めてでしたね。
そんな「引き裂かれた絆」ですが、こちらも年内、もしくは来年辺りで加筆修正を予定しています。ロン様をもっと冷酷に、もっと意地悪く書いて、弟のゲキブルー・レツを、兄貴のゲキバイオレット・ゴウに更に滅茶苦茶にしてもらおうと思っています。ご期待下さい!
そして、この作品を境に、僕は自身でこのサイト「HERO DE-GENERATION」を立ち上げて行きます。
それでは、今回はこの辺で。K-TAROでした!