●COMMENTARY No.26「どっちもどっち」
皆さん、こんにちは!K-TARO(けーたろう)です。
COMMENTARY No.15から僕の作品についての裏話的なエピソードをお話しています。今回は、僕の中で12作目になるマスクマンネタ「どっちもどっち」についてお話したいと思います。
この作品がスタートしたのは2011年11月。COMMENTARY No.25でお話したゴーカイジャーネタ「嫉妬と狂気」と間を空けずにスタートさせました。
テーマは「デコボココンビのドタバタコメディ」。某コミックを読んでいて思い付いた作品です。体格が大きくて穏やかな、いわゆる「気は優しい力持ち」が、ちっちゃなお子ちゃまにいろいろ振り回されるBL系作品を書いてみたいと思いました。その時、真っ先に浮かんだのが、光戦隊マスクマンのブラックマスクことケンタ、そして、ブルーマスクことアキラでした。体格が大きくて穏やかな、いわゆる「気は優しい力持ち」のブラックマスク・ケンタが、ちっちゃなお子ちゃまのブルーマスク・アキラにいろいろ振り回される、いや、いろいろエッチなことをされてしまう(まぁ、時にはケンタがアキラに反撃していましたけど)、と言うストーリーを書き上げました。
ガッシリ巨漢なのに、恋愛に関してはてんでうぶなブラックマスク・ケンタと、そんな経験もしたことがないのに口だけはいっちょまえのブルーマスク・アキラ。いつの間にか、その思いが何故か、お互いに絡み合い、トレーニング中の爆発事件をきっかけに2人は急接近。しかも、ケンタはアキラに奴隷認定され、Mッ気全開になっています(笑)
ケンタはアキラにいじめられて喜び、アキラはケンタに優しく愛撫されてよがり狂う。自分の中で思わず、「…いいなぁ…」と思った2人でした。
体ががっしりしていてMッ気のある人って、僕の中ではある意味、憧れなんですよね。まず、自分にはない体付きをしている。身長が低くて痩せ型の僕に対して、相手はガッシリとしていて身長もある。僕はそんな人に対しては物凄く甘えたいと言う思いが湧きますし、甘えたいと思うからこそ、その人をいやらしい攻撃で虐めたくなる。そして、そんな巨漢の相手が超Mッ気とかだったら、もう、最高ですね!両手両足を拘束して、その人がヒーヒー言うまで責めまくります!(笑)
実際にいたんですよ、そう言う感じの人が。2つ目の職場で異動になった際に、異動の前からずっと知り合いだった元ラガーマンの僕のナイト。年齢的には1つ年下(生まれ年は同じなので実際には同年代)で、そこまで体格はガッシリとはしていませんでしたが、まさにブラックマスク・ケンタ!背の小さな僕を肩車して高いところのものを取らせてくれたり、何かと優しくしてくれて。2人きりの時は結構、ベタベタしてましたね!(笑)
多分、この思いは小さい頃からずっと持ち続けていたコンプレックスが表面化しているんだと思います。体格が大きくて運動とか出来てカッコいい人って、今でも憧れですもん。スポーツ選手とか。キラキラしていて爽やかで。やっぱり羨ましいです。
じゃあ、逆に自分が年上、先輩風を吹かせる感じだったらどうなるのか。そんなことを思いながら書いたのが戦隊オムニバス「ヒーロー源氏物語」の第10話〜第12話の「ブルーマスク編」です。ここでは、妙にいちゃいちゃする2人、と言うか、じゃれ合う2人のほのぼのストーリーを描いてみました。アキラがちょっと生意気でしたけど、もともとアキラって生意気なお子ちゃまだったので(笑)
やっぱり、人間ってないものねだりなのかもしれないですね。僕は体が大きな人が好きですが、その人達にとってみたら、僕らのような体の小さな人の方が好きって言う人もいますからね。
それでは、今回はこの辺で。K-TAROでした!