●COMMENTARY No.29「ジグザグ青春ロード」
皆さん、こんにちは!K-TARO(けーたろう)です。
COMMENTARY No.15から僕の作品についての裏話的なエピソードをお話しています。今回は、僕の中で15作目になるターボレンジャーネタ「ジグザグ青春ロード」についてお話したいと思います。
遂に来ましたか…。僕が最も思い入れのある20世紀のスーパー戦隊。ちょうど中学3年生の時でしたね。高校受験真っ只中で、それでもターボレンジャーだけは毎週、欠かさず見ていた記憶が…(笑)
何てったって、僕を中二病にしてくれた作品ですからね。COMMENTARY No.13でも書きましたが、「僕も、今のクラスの子でこんなことをやってみたい!(いやいや、出来るわけがない)」、「高校生になったらこんなことが出来るのか!(いやいや、出来るわけがない)」など、妄想を爆発させまくった作品でした。
同じクラスの子をレッドターボ、ブラックターボ、ブルーターボ、イエローターボ、ピンクターボにして、自分の中で勝手に妄想&置き換えてそれっぽい小説を書いていたりしました。
その中で、僕はブルーターボでした。別にイケメンでもないし、水泳がそこまで得意と言うわけでもないし、女の子に対して鼻の下をデレッデレに伸ばしたりもしませんでしたけど。ただ単に、僕に合うキャラがいなかった、と言うだけで。
そんなターボレンジャーネタ「ジグザグ青春ロード」は、そのタイトル名にあのエンディング曲のタイトルをそのまま使わせていただきました。レッドターボ・炎力を演じた佐藤健太が歌うあの名曲。今思い出すだけでも物凄く胸アツです。ターボレンジャーネタで作品を書くぞと決めた時、すんなりと決まったタイトルでした。
そして、ブルーターボ・浜洋平とイエローターボ・日野俊介をキャスティング。俊介が洋平に恋心を抱く、と言う設定で2人のキラキラした時間を物凄くピュアに描いたように思います。掲示板にも、2人の姿にきゅんきゅんしたと言うコメントをいただいたこともありました。
COMMENTARY No.13でも書きましたが、僕はブルーターボに自分自身を、そして、イエローターボに僕の大好きな弟分を重ねたことによって、より、具体的に描くことが出来たんじゃないかと思っています。
そうですね。では、ここでそのイエローターボの弟分についてちょっと話してみましょうか。
小学校の時から同じクラスになったことが何度かあったんですが、わりとかわいい子でしたね。芸能人で言うと、あの当時だと光GENJIの佐藤アツヒロに似てました。
人懐っこい子で、マスコットキャラ的存在の子で。わりと一人でいることの方が多かった僕に対して、その子はどんな子とでも溶け込めるような子でした。まぁ、僕はその当時から自分のことよりも他人のことに一生懸命になる子だったので、住む世界も違っていたんだと思います。休み時間は本を読んでいるか、先生に呼ばれて職員室でお手伝いをしているかで。
そのわりには、わりと僕のところへトコトコと寄って来る子で。はっきりと言われたことはないんですが、その子の目を見ている限り、僕のことを尊敬の眼差しで見ていたように思います。
中学を卒業して、高校は別々になったんですが、ある時、駅のバスターミナルで出会ったことがあって。その時も嬉しそうに顔を綻ばせて寄って来てくれて。お互いの近況とか話したなぁ。
で、僕が大学生になった時、その子は浪人しました。そんな時、僕は某大手予備校の模擬試験の監督のアルバイトを始めたんですね。そしたら…。
いやがるんですわ、その弟分が!僕が試験監督をする部屋の中に、そいつが!この時は気まずかったですねぇ。片や、大学生活を謳歌していてスーツ姿、片や、受験生で私服。そんな時でも、その子は相変わらずニコニコとしていて、休憩時間にいろいろ話していました。
そんな子も今では2児のパパ。昔からサッカーが好きで、今はフットサルもやっているようです。たまに連絡が来て、相変わらず、あの屈託のない笑顔を見せてくれます。
ターボレンジャーネタはその後も登場しました。
まず、戦隊オムニバス「ヒーロー源氏物語」第16話〜第18話まで、レッドターボ・炎力が登場しました。主人公・光の初の同級生友達と言うことで、相変わらず、爽やかな笑みと優しさで光を包み込んでくれました。
それから、ブラックターボ・山形大地をキャスティングしてちょっと大人なBL作品「最後の恋」が現在も執筆中です。ターボレンジャーネタはダークな作品がないので、どこかで執筆出来たらいいなぁと思っています。
それでは、今回はこの辺で。K-TAROでした!