COMMENTARY No.30「殿御乱心!」

 皆さん、こんにちは!K-TARO(けーたろう)です。

 気が付けば、このCOMMENTARYももう30回目ですよ。早いものです。皆様のお陰で、コンスタントに続けられます。本当にありがとうございます。

 COMMENTARY No.15から僕の作品についての裏話的なエピソードをお話しています。今回は、僕の中で16作目になるシンケンジャーネタ「殿御乱心!」についてお話したいと思います。

 この作品がスタートしたのは2012年6月。実はこの月は1週間で新作を3作一気にスタートさせると言うことをしていました!その第1弾がターボレンジャーネタ「ジグザグ青春ロード」、そして、第2弾が「ジグザグ青春ロード」から6日後のシンケンジャーネタ「殿御乱心!」。そして、第3弾がその翌日にスタートしたゴーバスターズネタ「暴走」です。

 

 「殿御乱心!」は正直、難産だった作品でしたね。と言うのも、僕はシンケンジャーは全く見ていなかったんです。その当時は1~2年おきに戦隊ヒーロー番組を見ていた記憶があります。2001年の「百獣戦隊ガオレンジャー」は見ておらず、2002年の「忍風戦隊ハリケンジャー」と2003年の「爆竜戦隊アバレンジャー」は見て、2004年の「特捜戦隊デカレンジャー」はところどころしか見ておらず、2005年の「魔法戦隊マジレンジャー」は見て。2006年の「轟轟戦隊ボウケンジャー」は見ておらず、2007年の「獣拳戦隊ゲキレンジャー」と2008年の「炎神戦隊ゴーオンジャー」は見て。そして、2009年の「侍戦隊シンケンジャー」は見ておらず、と言った具合でした。ちなみに、2010年の「天装戦隊ゴセイジャー」からは毎年、欠かさず見ています。

 ガオレンジャーは自宅のテレビ環境と言うのがあったので見ていなかったのですが、その後は正直、レッドがあまりにレッドを強調しすぎる=リーダーで黙ってオレに付いて来いタイプは苦手だったんです。レッドでも滅茶苦茶な、それこそ、「電磁戦隊メガレンジャー」のメガレッドのように、猪突猛進に突っ込んで行く破天荒なレッドの方が好きだったわけです。

 

 なので、シンケンレッド・志葉丈瑠はそれこそ、超苦手なタイプでした。殿様と言う設定もそうでしたが、どこか影があって暗くて…。そしたら何と、本当のシンケンレッドは存在していて、影武者だったと言うとんでもないシナリオだったと言う(笑)

 でも、そんなシンケンレッド・志葉丈瑠を演じたのが、あの松坂桃李で、松坂君があんなにブレイクするとは思いもしませんでしたね。今じゃ、民法のドラマでも主役を張るくらいだし、NHKの朝ドラではヒロインの相手役、更に、NHK大河ドラマにも2本出演されています。いやぁ、人間っていつ、どこでどうなるか、分からないですね(笑)

 

 さて、そんなシンケンジャーをネタにした「殿御乱心!」ですが、主人公はシンケングリーン・谷千明。高校生の、唯一の現代っ子で殿に仕えると言う昔の風習がいまいち、ピンと来ない子。そんな千明が鍛錬で丈瑠にボコボコにされ、その腹いせにエッチなことを思い付くと言う、これまた、現代っ子らしい、と言うか、子供っぽいところがありました。そんな千明をサポートしたのが、恋人役として登場させたシンケンゴールド・梅盛源太。丈瑠の幼馴染みにして一番の理解者。そんな2人が、丈瑠から厳しい鍛錬を受ける代わりに、丈瑠にエッチなことを教えると言う、何か、良く分からないことをしていましたね(笑)

 ところがところが!その斜め上を行ったのが丈瑠。千明の心の中を見抜き、また、丈瑠のことを童貞だ、オナニーすらしたことがないと思っていた千明に対して、やることはやっていると言ってのけた丈瑠。そして、2人にエッチなことを仕込まれ、その快楽にハマり、2人に厳しい鍛錬を与えると同時に、快楽も与えて行く、と言う、結局は千明も源太も丈瑠の手のひらで転がされていた、と言うオチで終わります。

 

 シンケンジャーの中では、僕はシンケンゴールド・梅盛源太が一番好きですね。明るくてひょうきんで、でも、仲間、特に幼馴染みのシンケンレッド・志葉丈瑠には友情以上の思いを持っていて。ふと、自分が小学生の頃に流行った殿様ごっこを思い出したりもしました。僕が丈瑠だったら、源ちゃんはやっぱり幼馴染みだろうなぁ…。

 それでは、今回はこの辺で。K-TAROでした!