●COMMENTARY No.31「暴走」「お兄ちゃんはつらいよ!」
皆さん、こんにちは!K-TARO(けーたろう)です。
COMMENTARY No.15から僕の作品についての裏話的なエピソードをお話しています。今回は、僕の中で17作目になるゴーバスターズネタ「暴走」と、「お兄ちゃんはつらいよ!」についてお話したいと思います。
この作品がスタートしたのは2012年6月。COMMENTARY No.30でお話をしたシンケンジャーネタ「殿御乱心!」をスタートさせて翌日に「暴走」をスタートさせています。何でしょうね、この月は3作連続で新作をアップしていると言う。僕が大好きな小室哲哉さんの楽曲プロデュースのようなものを意識したんでしょうかね(笑)
主人公はブルーバスター・岩崎リュウジ。彼のウィークポイントでもある「暴走」をヴァグラスの幹部・エンターに利用され、破壊の限りを尽くす、と言うストーリー。
テレビドラマ第8話「マシン設計図を守れ!」のワンシーンがストーリーの発端になっています。ブルーバスター・リュウジの同僚で親友の本村カズヤの心の闇を突き、エンターが新バスターマシンの設計図を奪おうとします。そこへ飛び込んで来たリュウジでしたがカズヤを人質に取られます。エンターの狙いは新バスターマシンの設計図とエネトロン。そのエネトロンとは、リュウジの体内に溢れる淫猥な液体。それを使ってヴァグラスの首領・メサイアを復活させようとするのですから、ゴーバスターズの体内の淫猥な液体は相当なものなのでしょうね(笑)
暴走したリュウジはなんと、同じく同僚である森下トオルにまで手を出します。そして、トオルが酷い目に遭っているところに真打ち・レッドバスター・桜田ヒロムが登場します。いやいや、もっと早く出て来いよと(笑)
ところが、暴走したリュウジにはヒロムは赤子の手を捻るよりも簡単に捻じ伏せます。そして、ヒロムの体をゆっくりと愛撫し始めるのですが、ヒロムはヒロムでそんな経験は皆無。あっと言う間にその快楽に飲み込まれ、リュウジの愛撫によって何度も何度も絶頂に達します。
最後はリュウジの方が力尽き、その体はヒロムに取り込まれ、ヒロムはエンターと共に姿を消します。エンターの目的は最初からヒロムだったわけですし、ヒロムの体内にはエンターのバックアップデータがあったと言うわけなのです。そりゃ、エンターがヒロムを大切にするわけですよね(笑)
それから暫く経って、またゴーバスターズネタで作品を書きたいと思いました。しかも、今度はテイストを変えてほのぼのとしたホームドラマのような作品を描いてみたいと思いました。それが「お兄ちゃんはつらいよ!」です。血の繋がらない3人の兄妹(ブルーバスター・リュウジ、レッドバスター・ヒロム、イエローバスター・ヨーコ)がいれば、当然のことながら恋愛感情も生まれて来る。しかも、リュウジとヒロムがくっつくと言う方向へ。しかもこの3人、お互いのウィークポイントをお互いに伝染していると言う(笑)
実はこの作品も、某マンガをイメージして書きました。それはこの作品の中でリュウジがモノローグしています。
それにしても。この作品はゴーバスターズに登場したメンバーが総出演しています。…あ、ビートバスター・陣マサトと、スタッグバスター・ビート・J・スタッグは登場していないですね。
エンターとエスケイプもリュウジが勤める会社の同僚と言うことで登場していますが、自分でも自画自賛でした。エンターとエスケイプと言う名前をあだ名にしてしまったのです。エンターは、リュウジに言わせれば、「どんな時でも、常に誰かの心の中、いや、話の中に割り込んで来る。そして、いきなりエンジンが掛かりやすいことでも有名。なので、スイッチが入ると言う意味で『エンター』」。それから、エスケイプは、「自分に興味のないイベントなどがあると必ずドタキャンをしたり、ちょっと自分が不利な立場に置かれるとすぐに逃げたりする子」です。
リュウジの2人を守ると言うお兄ちゃん的な優しさが、いつの間にか、周りのみんなをも巻き込み、ほのぼのとした雰囲気を作り出した感じがします。ある意味、リュウジはみんなのムードメーカーのようにも思えます。
そう言えば、この作品を書いていた頃、同じように戦隊ヒーローフェチで毎週のように会っていた子がいました。僕がリュウジだったら、彼はヒロム。凄くかわいくて、本当に弟のように守ってやりたいとさえ思う子でした。今は連絡が取れなくなってしまいましたが、どうしているのかな…。また、会いたいです。
それでは、今回はこの辺で。K-TAROでした!