●COMMENTARY
No.36「違反切符」
皆さん、こんにちは!K-TARO(けーたろう)です。
COMMENTARY No.15から僕の作品についての裏話的なエピソードをお話しています。今回は、僕の中で24作目になるカーレンジャーネタ「違反切符」についてお話したいと思います。
この作品がスタートしたのは2014年3月。
まずはタイトルから。カーレンジャーネタと言うことで、モチーフが車。車と言えば、道路法規。ストーリーが、一般市民がボーゾックの戦闘兵ワンパーにイタズラされるのを見て見ぬフリをした、つまり、職務怠慢。職務怠慢と言うことは、違反。違反と言うことは、「違反切符」、と言うフローチャートが出来上がり、タイトルが「違反切符」となったわけです。滅茶苦茶、こじ付けですが(笑)
主人公はグリーンレーサー・上杉実。彼もまた、「気は優しい力持ち」。僕はやっぱり「気は優しい力持ち」なキャラクターをあれやこれやするのが好きなようでして(笑)
そんなグリーンレーサー・実をいろいろあれやこれやするのが、伊達健太と並木瞬。はい、もうお分かりですね。カーレンジャーの次に登場した戦隊ヒーロー「電磁戦隊メガレンジャー」のメガレッドこと伊達健太と、メガブルーこと並木瞬です。
冒頭で健太がボーゾックの戦闘員ワンパーに襲われ、いきなり公衆の面前でズボンごと下着までずり下げられ、それを見かねたグリーンレーサー・実が飛び出して行って助ける。
とまぁ、ここまではよくある話。ところが、その光景が、つまり物陰に隠れていた実がグリーンレーサーにアクセルチェンジするシーンが、健太が使っていたビデオカメラにしっかりと映っていたわけです。
公衆の面前で恥ずかしいことをされているのに、すぐに助けに来なかったヒーロー。更に、そのヒーローの正体まで分かっていたら、そりゃ、おぞましい感情が浮かび上がって当然ですよね。
そんな健太が一気に反撃に出ます。
実がグリーンレーサーであることを他の人に知られたくなかったら、そして、そんなヒーローが、一般市民である健太がボーゾックにイタズラされているのを見て見ぬフリをしたことを知られたくなかったら言うことを聞けと言って、実に屈辱的なことをし始めます。
確かに、グリーンレーサー・上杉実を演じた福田佳弘さんは一番体格もガッシリとしていましたしね。そりゃ、イタズラもしたくなるわけで(笑)
そして、健太から奴隷認定されてしまいます。でも、普通だったら、ここでふざけんなとなるはずなのですが、実はその言葉に従います。ヒーローとしてあるまじきことをやってしまったことを、まさに「隠蔽」したいわけです。どこかで聞いたような言葉ですが、実際にそうなんですもんね。
そんな奴隷に成り下がった実の前に、今度は瞬が登場。どうやら、健太と瞬はいい感じのようで。この計画を思い付いたのも、この瞬だったと言うのが分かります。
因縁は更にあって。健太と瞬の同級生に、実と同じ会社で勤務するブルーレーサー・土門直樹がいたのです。直樹を実と同じようにはさせられない、まさに絶体絶命の実。彼が進むべき道はたった1つ。永遠に健太と瞬の性処理奴隷になるしかないのでした。
この作品にメガレッド・伊達健太とメガブルー・並木瞬を登場させたのは、VSシリーズがきっかけでしたね。「電磁戦隊メガレンジャーVSカーレンジャー」で2つの戦隊のコラボがあったので、そこからこの作品を思い付きました。
それでは、今回はこの辺で。K-TAROでした!