●COMMENTARY No.43「ココロガハリ」
皆さん、こんにちは!K-TARO(けーたろう)です。
COMMENTARY No.15から僕の作品についての裏話的なエピソードをお話しています。今回は、僕の中で34作目になるニンニンジャーネタ「ココロガハリ」についてお話したいと思います。
この作品がスタートしたのは2015年3月。テレビドラマを見ていて第2回で既に頭の中で大筋が出来上がっていた作品でした。どうしてレッドとブルー、もしくはレッドとブラック、時にはレッドとイエローって、こんなにも対立しやすい構造になるのでしょうね(笑)
また、嫉妬から生まれる狂気をテーマにした作品になりました。アカニンジャー・伊賀崎天晴を超えたいあまり、嫉妬に駆られるアオニンジャー・加藤・クラウド・八雲。いがみ合いながらもお互いを認め合い、切磋琢磨し合う2人を羨ましいと思っているキニンジャー・松尾凪。そして、スターニンジャー・キンジ・タキガワ。
きっかけは八雲と凪が妖怪サトリに出会ったこと。この妖怪サトリと言うのは人の心が読める妖怪。そんなサトリが八雲の本心、心の奥底に渦巻く天晴への強い嫉妬を感じ取り、近付きます。
ところが、やられたのはサトリの方でした。実はヤッ君、サトリに操られてなんかいなかったのです。自らの意志で、天晴を倒そうとしていたのです。天晴を超えたい、ラストニンジャになりたいと願うばかり、天晴への嫉妬に狂い、その思いだけで動いていたのです。
そんな2人に必死に語り掛ける凪。仲間だから、家族だから、こんな喧嘩は止めて欲しい。そう思い、天晴に味方します。しかし、それが八雲から見れば、天晴に加担する凪と言う構図にしか取れず、ますます嫉妬に狂って行きます。そして、とうとう、凪にまで手を掛けます。
操られた凪が天晴に銃口を向け、ダメージを与え、すかさず、いやらしい攻撃を始めます。
それに反応する天晴。そこからは八雲も加わり、2人で天晴に屈辱的な行為を与え続けます。その感覚に抗い切れず、天晴のアソコは大きく勃起し、何度も何度もいやらしい液体を放出します。
アカニンジャー・天晴もイエローライオン・大原丈やメガレッド・伊達健太、シシレッド・ラッキーのように何度も何度もボロボロにしてやりたいキャラクターですね、今から思えば。その思いが、この後に登場する「アカニンジャー消滅!」や「続・アカニンジャー消滅!」へと続き、更に、戦隊オムニバス「ヒーロー源氏物語」第49話〜第51話へと繋がって行きます。
そして、クライマックスではボロボロになった天晴に更に追い打ちをかけるように、スターニンジャー・キンジが登場し、代わりにキニンジャー・凪が気絶します。
この頃になると、アオニンジャー・八雲は自分の本当の気持ちに気付きます。天晴に嫉妬し続けたのは、本当は天晴のことが好きだったから…。でも今更、後には引けません。結局、八雲はキンジと共に天晴を犯し、姿を消すのです。
嫉妬と狂気が生み出す惨劇。それをテーマに小説を書くと、主人公が本当に活発に動いてくれます。
それでは、今回はこの辺で。K-TAROでした!