COMMENTARY No.83「傾向と対策」

 皆さん、こんにちは!K-TARO(けーたろう)です。

 COMMENTARY No.15から僕の作品についての裏話的なエピソードをお話しています。今回は、僕の中で37作目になるニンニンジャーネタ「傾向と対策」についてお話したいと思います。

 

 この作品がスタートしたのは2015年7月。ニンニンジャーを取り扱った作品としては2作目にあたります。

 今読み返しても物凄く暖かい気持ちになりますね。兄弟愛、従兄弟愛が半端なくて。この作品にはメインキャラクターのキニンジャー・松尾凪とスターニンジャー・キンジ・タキガワの他にも、アカニンジャー・伊賀崎天晴、アオニンジャー・加藤・クラウド・八雲、シロニンジャー・伊賀崎風花、そして、モモニンジャー・百地霞と言うメンバー全員が登場しました。しかも、メンバー全員、それぞれの特徴をよく掴んで書けていたなぁと思います。

 

 主人公はキニンジャー・松尾凪。アカニンジャー・伊賀崎天晴やアオニンジャー・加藤・クラウド・八雲とは全くキャラクターが違い、まだまだ幼さが残る普通の高校生でした。当然のことながら、恋愛も分からない、でも少しでも2人に追い付きたいと言う思いから、凪なりに背伸びをしてみたい年頃と言うような感じの設定をしました。

 キニンジャー・松尾凪を演じた中村嘉惟人さんは当時本物の高校生で、まだまだ幼さが残っていて物凄くかわいかったですね。そんな凪だったから、ピュアでかわいさ爆発の凪を描くことが出来ました。

 

 そんな凪を守ってやりたいと思うのが、スターニンジャー・キンジ・タキガワ。

 凪が女の子への告白の仕方を教わりたいと、天晴や八雲に教わるのですが、ひょんなことから天晴にイタズラされてしまい、キンジの目の前でイカされてしまいます。

 その時、キンジは凪がイカされる前に天晴の電気アンマを食らい、気絶します。凪の責任を全て負う、と言う形で。この時点でキンジの凪への想いがバレバレだったわけですが。

 そんな2人の背中を押したのが、アカニンジャー・天晴と、モモニンジャー・百地霞と言う一番上のお兄ちゃんとお姉ちゃんでした。天晴がキンジをけしかけ、霞が凪をけしかける。そのお陰でキンジと凪は結ばれ、物凄くいい雰囲気に。

 凪は自然体のまま、キンジに甘え、キンジは凪と2人きりの時は落語調の話し方を止め、普通の話し方をするように心掛けます。お互いがお互いを守りたい、お互いに離れたくない想いが2人を強くして行ったのでした。

 

 何か、純粋でピュアな高校生くらいのキャラクターと、少し大人なキャラクターとのBLって物凄く暖かくていいなぁと思います。僕がここまでに執筆して来た作品の中でも、タイムレンジャーネタ「僕だけのヒーロー」、「僕だけのヒーローⅡ」やゴーオンジャーネタ「ドキドキ☆LOVEパニック」、マスクマンネタ「どっちもどっち」、キョウリュウジャーネタ「Te amo.が言えなくて」、仮面ライダー鎧武ネタ「ざっくばらんな恋」など、定期的にハートフルな作品を書いて来ています。

 それでは、今回はこの辺で。K-TAROでした!