●COMMENTARY No.87「希望と絶望」
皆さん、こんにちは!K-TARO(けーたろう)です。
COMMENTARY No.15から僕の作品についての裏話的なエピソードをお話しています。今回は、僕の中で44作目になるゴーグルファイブネタ「希望と絶望」についてお話したいと思います。
COMMENTARY No.86「呪詛」が僕の中で41作目になる作品でした。42作目はゴーオンジャーネタ「ズバリ!笑顔がイチバン」、43作目はジェットマンネタ「ちぎれた翼V」でした。
この作品がスタートしたのは2016年1月。実はこれ、仲が良かった友人をモチーフにして書いた作品でした。
43作目のジェットマンネタ「ちぎれた翼V」と同じフォロワー様がモチーフで、その子はイエローオウルの大ファン。体型も同じで、だったら、そんなキャラクターでもう1作書きたいと思い、同じ体型で黄色と言う共通点のあるゴーグルイエローを主人公に作品を書いてみることにしました。この時点で、僕が扱ったスーパー戦隊の中で最も年代の古いものを扱った作品になりました。
登場人物はゴーグルイエロー・黄島太。また出ました、「気は優しい力持ち」(笑)明るくてひょうきんで、ちょっとおバカ。でも熱血で、その巨漢と怪力を生かして次々とデスダークの怪人達を倒して行きました。
そんな黄島に運命の再会が訪れます。マダラマンにされてしまった幼馴染み・島洋介。この設定、今思い出してもちょっと強引だったかなぁと思います。
島洋介と言うのは1982年に放送された「大戦隊ゴーグルファイブ」の次の作品で、1983年に放送された「科学戦隊ダイナマン」のダイナブルー・島洋介がモチーフになっています。
何故、島洋介を出して来たかと言うと、島洋介を演じたのが当時JAC(現・JAE)のスーツアクターだった卯木浩二さん。卯木さんはダイナブルーのスーツアクターも演じておられました。
そんな卯木さんはゴーグルファイブでゴーグルイエローのスーツアクターを演じていたこともあり、その繋がりで黄島の幼馴染みと言う設定で島を出して来た、と言うわけです。
そんな洋介はデスダークに改造され、マダラマンとなった改造人間第1号でした。
幼馴染みの洋介を幼い頃から守って来ていた黄島は、何としてでも洋介を守ると言う決心をします。そこで生まれる恋愛感情のような友情。2人は昔のように、お互いに快楽を貪り合います。
そんな2人を引き裂くように、デスダークの幹部・デスギラー将軍が洋介を脅し、黄島を誘き寄せます。そして、処刑道具=強制射精装置でゴーグルイエロー・黄島のエネルギーを奪い始めます。
苦しむ黄島を見るに見かねた洋介がその装置を破壊し、黄島を助けますが、逆上したデスギラー将軍に処刑されてしまいます。そして、黄島もエネルギーを最後の1滴まで搾り取られます。
幼馴染みとの悲しい再会、そして、別れ。切ない作品でした。
それでは、今回はこの辺で。K-TAROでした!