COMMENTARY No.90Mr.MOONLIGHT

 皆さん、こんにちは!K-TARO(けーたろう)です。

 COMMENTARY No.15から僕の作品についての裏話的なエピソードをお話しています。今回は、僕の中で48作目になる仮面ライダー鎧武ネタ「Mr.MOONLIGHT」についてお話したいと思います。

 

 この作品がスタートしたのは2016年4月。やっぱり、鎧武ネタで作品を書くのは物凄く書きやすいです。キャラクター達が勝手に動いてくれるのでそれを文字化するだけ、と言ったら極端かもしれませんが、不思議とそんな感覚があるんです。

 この作品はVシネマ版「仮面ライダー鎧武外伝 仮面ライダーデューク」からヒントを得ています。この作品に登場する敵である仮面ライダーセイヴァー・狗道供界はその作品に登場する、まるで幽霊のような、実体を持たないキャラクターで、鳥羽潤さんが演じておられました。その人間をも超越した力で誰かを操り、自分自身の野望を叶えて行くと言う展開、僕は大好きです。

 

 この作品の主人公は仮面ライダーブラーボ・凰蓮・ピエール・アルフォンゾ。男でマッチョなのにオネエでけばけばしくて(笑)そんな鳳蓮さんを陰で支えるのがやはりこの人、仮面ライダー斬月・呉島貴虎。メロンの君と慕われていた彼はさりげなく鳳蓮を精神的にも支えます。さり気なく隣りにいて、静かにその人を支えてくれる、影のような、まるで月のような人。そんな彼のキャラクターから、この作品のタイトルが浮かんだのですが。もちろん、モーニング娘。の曲のタイトルでもありますけど、あそこまで賑々しくはないですけどね(笑)

 さて、この作品はエロ中心と言うより、どちらかと言うと王道パターンな作品だったと思います。エロいことをされたのは仮面ライダーナックル・ザックくらいですが。まぁ、ザックは僕の中で一番推しメンですからね、そのくらいのことはされていただかないと(笑)

 

 自分を神と称し、この世を支配しようとする、怨念である仮面ライダーセイヴァー・狗道供界。そもそものきっかけは仮面ライダーデューク・戦極凌馬。彼が起こしたロックシード開発実験の事故により、供界はこの世から消滅し、精神体となります。その力を利用して、いわば個人的な復讐としてこの世を支配する神になろうとします。そんな理想郷を作る手伝いをしてくれる仲間として、仮面ライダー黒影・初瀬亮二と仮面ライダーナックル・ザックを操ります。

 しかし、仮面ライダー鎧武・葛葉紘汰達の力によってその野望は阻止され、正気に戻った初瀬とザックも供界に立ち向かいます。そこで登場したのが仮面ライダーナックルジンバーマロンアームズ。ザックが仮面ライダーナックルに変身し、マロンエナジーロックシードで強化変身した姿です。このキャラクターは「仮面ライダー鎧武外伝 仮面ライダーナックル」に登場したキャラクターです。鳳蓮さんが主人公のはずなのに、いつの間にか、ザックが主人公の作品と化していました。まぁ、ザック推しだけに、と言うことで(笑)

 仮面ライダー鎧武の中のキャラクターで主人公にして作品を描きやすいのは、やっぱり仮面ライダー鎧武・葛葉紘汰と仮面ライダーナックル・ザックでしょうかね。この2人だけのアマアマBL世界を描くのも、絵的に美しくていいのではないかと思ってしまいました(笑)

 それでは、今回はこの辺で。K-TAROでした!