COMMENTARY No.92「スーツアクター」

 皆さん、こんにちは!K-TARO(けーたろう)です。

 COMMENTARY No.15から僕の作品についての裏話的なエピソードをお話しています。今回は、僕の中で50作目になるスーツアクターネタ「スーツアクター」についてお話したいと思います。

 

 この作品がスタートしたのは2016年7月。僕のオリジナル作品第2弾になります。この作品ではヒーローではなく、そのヒーローの“中の人”を演じるスーツアクターに焦点を当ててみました。

 僕がスーパー戦隊や仮面ライダーの番組を見る時、演じている俳優さんもそうですが、どちらかと言うと、様々なヒーローや敵のキャラの中に入って演じているスーツアクターさんの動きを追っていることが多いです。

 アクションもそうですが、やっぱりしなやかな動き、綺麗なフォームなどは見ていて勉強になりますね。静止画像を撮影しようとする時などはその動きがとても役立ちます。ヒーローの名乗りのシーンで映像を一時停止させて、指先まで動きを確認しています。

 

 この作品は1人のスーツアクターの心の中の思いである「嫉妬」が生み出した邪悪な力が、そのスーツアクターが思いを寄せるスーツアクターを洗脳し、操り、一番憎い、いや、一番嫉妬しているスーツアクターを陵辱すると言うストーリーになっています。やっぱり、ヒーローやキャラクターを“闇堕ち”させるとストーリーも物凄く書きやすいです。

 

 実はこの作品に登場するキャラクター達には、モチーフとなったスーツアクターさんがいらっしゃいます。そろそろ、ネタばらししてもいいかなと思うのでここでご紹介しますね。

 まず、主人公のカイザーレッド・悠介は浅井宏輔さん。ヒーローのスーツアクターとしては数多く担当をされており、直近では「仮面ライダーセイバー」の仮面ライダーセイバーのスーツアクターを演じておられます。

 そんな悠介に想いを寄せるも、その想いを利用されてしまうカイザーブルー・和志は高田将司さん。ヒーローのスーツアクターとしては数多く担当をされており、直近では「魔進戦隊キラメイジャー」のキラメイシルバーのスーツアクターを演じておられます。

 悠介に嫉妬心を抱き、邪悪な力を生み出してしまうカイザーブラック・健吾は藤井祐伍さん。ヒーローのスーツアクターとしては、直近では2015年放送の「手裏剣戦隊ニンニンジャー」のアカニンジャーのスーツアクターを数回演じておられました。これは、本来、アカニンジャーのスーツアクターを担当するはずだった浅井宏輔さんが怪我をされたため、そのピンチヒッターとして演じておられたそうです。

 悠介に想いを抱く一番下の後輩、カイザーイエロー・敬介は草野伸介さん。ヒーローのスーツアクターとしては、直近では2017年放送の「宇宙戦隊キュウレンジャー」のカジキイエローのスーツアクターを演じておられました。

 そして、水族館のシーンで登場するカイザーグリーン・孝哉は岡田和也さん。ヒーローのスーツアクターとしては、直近では2019年放送の「騎士竜戦隊リュウソウジャー」のリュウソウゴールドのスーツアクターを演じておられました。

 それでは、今回はこの辺で。K-TAROでした!