●COMMENTARY
No.97「GAME」
皆さん、こんにちは!K-TARO(けーたろう)です。
COMMENTARY No.15から僕の作品についての裏話的なエピソードをお話しています。今回は、僕の中で56作目になる仮面ライダーエグゼイドネタ「GAME」についてお話したいと思います。
この作品がスタートしたのは2016年11月。仮面ライダーネタはやっぱり設定が難しいです。この作品も第1話と第2話はテレビドラマのストーリーの一部を引用しました。
どの作品もそうなのですが、やっぱり、バックグラウンドがしっかり分かっていないと、途中で辻褄が合わなくなったり、よく分からない展開になったりします。それゆえ、いきなり最終回的なことが起こるわけです。
この作品も、僕の中ではいきなり最終回で終わってしまった作品でした。
主人公は仮面ライダーエグゼイドこと宝生永夢。天才ゲーマー「M」の異名を持つ研修医でした。テレビドラマの中ではその天才ゲーマーたる由縁はバグスターで永夢に感染していた仮面ライダーパラドことパラドだったわけですが、この作品の中では永夢本人である仮面ライダーエグゼイドダブルアクションゲーマーレベルXX Lと、もう1人の永夢である仮面ライダーエグゼイドダブルアクションゲーマーレベルXX Rとに分離することにしました。
最初は、仮面ライダーゲンムこと壇黎斗が作り出したゲームの世界に閉じ込められた永夢。そのゲームをクリアするために、仮面ライダーレーザーこと九条貴利矢と協力します。しかし、それは黎斗と貴利矢が仕組んだ罠だったわけです。黎斗は本気で永夢を消滅させたいと考え、貴利矢は歪んだ愛情を永夢に向けます。
そして、そこで登場するのが仮面ライダーブレイブこと鏡飛彩でした。
飛彩も最初は永夢を消滅させるつもりでしたが、いつの間にか、永夢に感情移入し、黎斗の計画に協力することを拒否します。そこへ更に貴利矢も永夢に寝返り、そのゲームをクリアするために、永夢の中にいるもう1人の永夢である仮面ライダーエグゼイドダブルアクションゲーマーレベルXX Rを消滅させることにしました。
貴利矢が行ったリプログラミング。それによって仮面ライダーエグゼイドダブルアクションゲーマーレベルXX Rは仮面ライダーエグゼイドレベル2に戻り、弱体化します。そんな弱体化したもう1人の自分を、仮面ライダーエグゼイドダブルアクションゲーマーレベルXX Lに変身している永夢本人が消滅させたのでした。
このストーリー展開も、仮面ライダーエグゼイドの世界観をしっかり理解していないと書けないものでした。仮面ライダーの世界は、本当に難しいです。
それでは、今回はこの辺で。K-TAROでした!