ヒーローが戦闘員に陵辱される抒情詩 第3楽章 第12話(最終話)

 

「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!

 短時間で3度目の絶頂を迎えたファイブレッド・星川学。若いとは言え、3度も短時間に絶頂を迎えると言うのは、体に相当な負担がかかっているに違いない。

(…でも…)

 正直に言えば、ボクは物凄く不満だった。

(…ヤツの目…)

 どんなに男としてのプライドをズタズタにするような屈辱を与えても、しかも、それを自分の教え子達の目の前でその子供達によってされたとしても、学は決してそれに屈しようとはしなかったのだ。それよりも、その目がキッとどこかを見つめ、懸命にその屈辱に耐えようとしていたのだ。

「…そ…れが…。…教師…、…と言うものだ…ッッッッ!!!!…例え、…命に代えたって…、…俺は…ッ、…あいつらを…ッ、…守る…ッッッッ!!!!

 教師だからなのか、それとも、ファイブレッドと言う地球を守るヒーローだからなのか。

「…はぁぁ…」

 その時、ボクは思い切り溜め息を吐いていた。

「…くっだらな…!!

「…え?」

 それは、ボクの近くにいた、学の教え子の最後の1人・俊介に声を上げさせた。

「おい、お前」

「…な、…何…?」

 ビクリとする俊介。その目がボクを完全に恐れているのが分かった。

「…チ…ッ!!

 思わず舌打ちをした。何だか、イライラする。そして、少しずつ気持ちが萎え始めた。

「最後はお前だ。ヤツを、お前の好きなようにしろ」

「…ぼ…ッ、…僕の…?」

「ああああッッッッ!!!!もうううううッッッッ!!!!

 その時、ボクは思わず俊介の胸倉を掴んでいた。

「ひッ!!

 その途端、俊介が短く悲鳴を上げる。

「お前ッ、高校生だろうッ!?そんな気弱な性格でどうするんだッ!!

 ボクは思わず怒鳴っていた。そして、横でグッタリと横たわっている学の前へ突き飛ばした。

「…や…、…めろ…!!

 その時、はぁはぁと荒い呼吸をしながら、学が声を上げた。

「…そ…いつ…は…。…俊介…は…、…確かに気弱だけど…、…でも…、…とっても優しい子なんだ…!!

「…ふぅん…」

 どこまでも子供のことを庇うのか。

「…ねぇ、先生…。…これから俊介を元に戻すって言うことは、先生の体が保たないかもよ?…それでもいいの?」

 ボクがそう尋ねると、学は静かに目を閉じ、

「…ああ…。…それでも…、…大事な教え子を守れるのなら、…それで…いい…!!

 と言ったのだ。

「…くっだらな…!!

 ボクははぁぁ、と大きく溜め息を吐くと、

「…じゃあ、先生。さっさとこの子も元に戻してあげてよ」

 と言い、少し距離を置いた。

「…え?」

 学はきょとんとする。だが、すぐに、

「…しゅ、…俊介…ッ!?

 と声を上げていた。

「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!

 俊介が苦しそうに呼吸をしている。その姿がスゥッと透過性を増し、今にも消えそうになっていたのだ。

「俊介エエエエッッッッ!!!!

 学が大声を上げる。

「早くッ!!俺をッ、お前の好きにしろッ!!

「…先…生…!?

 俊介ははぁはぁと苦しそうに呼吸をしながら、学を呆然と見つめている。

「早くッ!!俺のエネルギーを奪えッ!!

「…でッ、…でも…。…そんなことをしたら、…今度は先生が…」

 すると、学はニッコリと微笑み、

「俺は大丈夫だ。心配するな!!

 と言うと、

「さあ、俊介。お前は、俺をどうしたいんだ?」

 と尋ねた。

「…せ、…先生…」

 その時、俊介は学の上に伸し掛かり、しっかりと抱き付いていた。

「…先生…。…抱いてよ…」

「…こうか?」

 太く逞しい腕が俊介の体を包み込む。光沢のある鮮やかな赤色のファイブレッドのスーツがキラキラと輝いた。

「…先生…」

「…何だ?」

 ドクンッ!!

 その時、俊介の顔を見た途端、学の心臓が大きく高鳴った。

「…あ…あ…あ…あ…!!

 切なそうな俊介の表情。その目が心なしか潤んでいる。

「…先生の…、…チンポ…。…欲しい…」

「…え?」

 その時、俊介がゆっくりと学の足元の方へ移動したかと思うと、ぐっしょりと濡れ、強烈な臭いを放っているそこに顔を埋めたのだ。

「…あ…」

 その刺激に、学がピクリと体を跳ねらせる。

「…先生のチンポ…、…あったかい…」

 その時、俊介は学のファイブレッドのスーツのその部分を持ち上げていた。

「…先生…」

「…」

 学は静かに目を閉じる。

「…出すよ?」

「…好きに…、…しろ…」

 程無くして、

 …ビッ!!…ビィィィィ…ッッッッ!!!!

 と言う鈍い音が聞こえ、

 ビイイイイイイイインンンンンンンンッッッッッッッッ!!!!!!!!

 と言う音が聞こえたかのように、学の大きく勃起したペニスが、学の体と垂直に勃ち上がった。

「…あ…あ…あ…あ…!!

 俊介は目を見開き、学のペニスを凝視している。

「…さぁ…、…俊介…」

 ブルブルと震える俊介の右手がそこへ伸びて行くと、学の熱く硬いペニスを握った。

「んッ!!

 ビクッ、と学の体が痙攣する。

「…先…生…」

 俊介の口が開き、それをゆっくりと飲み込み始めた。

 …ジュッ!!…ジュブッ!!

 俊介の頭が上下にゆっくりとスライドする。そのたびに聞こえる淫猥な音。

 …ジュブジュブ…ッ!!…ジュブジュブジュブジュブッッッッ!!!!

「…ああ…、…ああ…」

 その甘い刺激に、学は目を虚ろにして喘ぎ、同時に、両手を俊介の頭の上に載せていた。

 ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!

「…き…、…気持ち…いい…!!

 ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!

 俊介は一心不乱に頭を上下に動かしている。

 その時だった。

「…ああああ…。…ああああ…!!

 俊介の頭の下で、学の腰がガクガクと上下に動いていたのだ。その顔を真っ赤にして。

「んんんんッッッッ!!!!んんんんッッッッ!!!!

 それに興奮したのか、俊介が呻き声を上げ、青いジーンズの半ズボンの中で大きく勃起した自身のペニスを揉みしだいていたのだ。

 ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!

 俊介の口の端からは淫猥な液体がポタポタと零れ落ちている。

「…イッ、…イキ…そう…!!

 はぁはぁと苦しそうに喘ぎながら、学が顔を歪める。そして、ガクガクと揺れる腰の動きが更に加速度を増した時、

「…イクッ!!イクッ!!イクイクイクイクッッッッ!!!!

 と言ったかと思うと、

 ジュボッ!!

 と言う音を立ててペニスを俊介の口から抜いた。そして、

「イクウウウウウウウウウウウウウウウウッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!

 と叫んだかと思うと、ぶちゅっ、と言う音を立てて学のペニスの先端が弾けた。と、その瞬間、

 ドビュッ!!ドビュッ!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!

 と言う音と共に、学のペニスから再び大量の濃白色な、淫猥な液体が溢れ出し、ファイブレッドの光沢のある鮮やかな赤色のスーツの上に飛び散ったのだった。

「…ふぅぅ…」

 ボクは無言のまま、右手を突き出した。

 ポウ…。

 その右手がポウッと光を放ち、学の淫猥な液体と共鳴して行く。そして、その光は俊介をも包み込んだ。

「先生ええええッッッッ!!!!

 俊介が叫ぶと、学はうっすらと目を開け、

「…大…、…丈夫…、…だ…」

 と一言だけ言ったかと思うと、全身から力が抜けた。そして、俊介の姿は光の帯となり、本物の俊介の中へ消えて行った。そして、

「…う…!!

 と呻くと、本物の俊介はその場にパタリと倒れたのだった。

 

「…はぁぁ…」

 さっきからボクの口を突いて出て来るのは溜め息ばかりだ。

「…人間ごときが…!!

 目の前ではファイブレッドに変身したまま、学が気を失っている。その周りに、元に戻った子供達4人が呆然と学の姿を見下ろしている。

 どうして、人間は誰かを守ろうとすると、自分を犠牲にしてまでそいつを守ろうとするのだろう。このファイブレッドと言い、この間のイエローライオンと言い…。

「…ヤツらが、戦隊ヒーローだからか…?」

 どんなに首を傾げても分からない。

「…んま、どうでもいいや、そんなこと…」

 ボクはそう言うと、

「さぁて。次はどの時代へ行こうかなぁ。どうせなら、戦隊ヒーローにもっともっと屈辱を味わわせたいものだ…」

 と言い、

「アハハハハハハハハッッッッッッッッ!!!!!!!!アハハハハハハハハッッッッッッッッ!!!!!!!!アハハハハハハハハッッッッッッッッ!!!!!!!!

 と、大声で笑いながら姿を消したのだった。

 

ヒーローが戦闘員に陵辱される抒情詩 第3楽章 完