女王の妖魔術U 第8話
チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!
月明かりに照らされた部屋。その薄暗さの中に淫猥な音が響き渡る。
「…は…ッ、…はぁ…ッ!!」
豹は目をギラギラと輝かせ、布団に横たわっている黄山の筋肉質な胸の片方に浮かび上がっている突起をその舌先で転がすように刺激する。その真っ赤な舌が唾液をたっぷりと含み、バルパンサーと言うヒョウをイメージした名の如く、黄山の右胸の突起を執拗に小刻みに刺激するのだ。
チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!
バルパンサーに変身した豹。その光沢のある鮮やかな黄色のスーツが月明かりに照らし出される。
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
豹の目が真っ赤にギラギラと輝き、まるで貪るように黄山の右胸の突起を執拗に刺激し続ける。転がすように小刻みに舌先を動かしたかと思えば、その突起の周りをゆっくりと舐め回したり、時に口を窄めてチュウウウウッッッッ、と言う淫猥な音を立てる。
「…」
それでも、黄山は相変わらず穏やかな笑みを浮かべたまま、すぅすぅと穏やかな寝息を立てているのだ。
「…先…輩…」
その時、豹の右手がゆっくりと黄山の体を這い上がって来たかと思うと、黄山の左胸の突起をキュッと摘まみ上げた。そして、右胸の突起と同じように指先でそれを刺激し始めたのだ。
チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!
…キュッ!!…キュッ!!
黄山の右胸では淫猥な音が聞こえ、左胸では豹のバルパンサーの真っ白なグローブが擦れ合う音が聞こえる。
「…じゃあ、今度はっと…」
一旦、口を離すと、豹は今度は黄山の左胸の突起に唇を寄せた。そして、
チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!
と言う音を立てながら左胸の突起を舌先で刺激する。そして、右胸の突起は今度は左手で刺激し始めたのだ。
チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!
くすぐったい、淫猥な音が響き渡る。だが、黄山は一向に目覚める気配はない。
「…フフッ!!…先輩、夢の中でどんなイイコトをされてるんでしょうにぃ?」
ニヤニヤと笑う豹。
その時だった。
「…ん?」
豹の下半身に当たる硬いもの。それが何なのか分かった時、
「…あ…あ…あ…あ…!!」
と、豹は目を大きく見開いて短い声を上げていた。
「…せ…、…先輩…ッ!?」
黄山の下半身。ゆったりとしたパジャマに覆われた2本の足の付け根部分。そこが大きく膨らんでいる。
「…ククク…!!」
その時、豹がニヤリと笑い、
「先輩ったら、そんなに感じてくれてたんですかぁ?嬉しいなぁッ!!」
と言うと、黄山のパジャマのズボンのゴムに手を掛けた。
「…先輩…。…もっと気持ち良くしてあげますからにぃッ!!」
そう言うと、豹は黄山のパジャマのズボンを一気にずり下ろした。その途端、
「…ひょッ、ひょひょおおおおおおおおッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と素っ頓狂な声を上げたのだ。
「…せせせッ、先輩ッ!!…ななな、何てエッチな下着を穿いてるんですかああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
自分も人のことを言えないはずなのに。
黄山は今、その股の間を真っ白なブリーフで包み込んでいた。そして、その中心部分が大きく盛り上がり、その形をクッキリと浮かび上がらせていたのである。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
豹の2本の足の付け根部分に息づく、豹の男としての象徴であるペニスも大きく勃起し、バルパンサーの光沢のある鮮やかな黄色のスーツをぐっしょりと濡らし、ポタポタと淫猥な糸を垂らしていた。
「…せ…、…先輩…ッ!!」
無意識に右手を自身のそこへ持って行き、小刻みに刺激する。
グチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!グチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!
豹のペニスは淫猥な音を立て続け、その先端部分を泡立たせている。
「…先輩のチンポ…、…やっぱり…、…エッチだ…!!」
月明かりに照らされた黄山のその部分。よく見ると、黄山のペニスが時折、ピクッ、ピクッ、と脈打っているのが分かる。
「…先輩…ッ!!」
豹は左手を伸ばすと、黄山のペニスをブリーフ越しにそっと包み込んだ。
「…ひょひょ…!!」
鼻息荒く、豹は興奮状態で黄山のペニスを何度も何度も撫でる。
「…先輩のチンポ…、…凄く熱い…!!…それに、カッチカチだぁ…!!」
豹が黄山のペニスを撫で上げるたびに、黄山のペニスはピクッ、ピクッ、と脈打つ。
「…フフッ!!…先輩が起きていたら、どんな顔をするんでしょうにぃ…ッ!?」
そう言うと、豹はゆっくりと体を屈めた。そして、黄山の股間に顔を埋めたのだ。
「…先輩…」
思い切り息を吸い込む。
独特の臭いと、黄山の体の臭い、そして、そこにほんのりと掠める石鹸の匂い。そのどれもがこの上ない興奮材料となって豹を包み込む。
グチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!グチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!
豹の右手は自身の大きく勃起したペニスを激しく前後に刺激している。
「んんんんッッッッ!!!!んんんんッッッッ!!!!」
黄山のそこの臭いと温もりを感じながら、豹は一心不乱に右手を前後に動かし続けた。
「…先輩…。…先輩ああああああああいッッッッッッッッ!!!!!!!!」
顔を真っ赤にし、目をぎゅっと閉じて叫ぶ豹。その時、豹のペニスがビクビクと何度も何度も大きく脈打った。そして、
ドビュッ!!ドビュッ!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!
と、豹のペニスの先端から大量の濃白色な、強烈な臭いを放つ淫猥な液体が飛び出し、布団の上にボタボタと零れ落ちたのだった。
「…なッ、何をやっておるのじゃああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
その頃、ベーダー城では過去のヘドリアンの甲高い叫び声が響いていた。
「…こッ、こやつッ、デンジイエローのエネルギーを奪う前に、こやつ自身のエネルギーを放出しておるではないかああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
「ンンッフフフフ…!!」
だが、未来のヘドリアンは相変わらず乾いた笑いを浮かべているだけだ。
「何がおかしいのじゃ、未来の私よッ!?」
憮然とする過去のヘドリアン。すると、未来のヘドリアンは、
「案ぜずとも良い。今はこのような状況じゃが、こやつは必ずや、デンジイエローのエネルギーを空っぽになるまで奪うであろう。私の水晶にはそのように出ておる」
と言った。
「ユメバクラーがデンジイエローを夢の中に閉じ込めている間、デンジイエローの意識が覚めることはない。つまり、ユメバクラーの能力によって、デンジイエローはこちらが良いと言うまでは意識が覚めぬのじゃ。その間はバルパンサーが何をしようと、それは自由と言うことじゃ。…それに…」
その時、未来のヘドリアンの目がギラリと光った。
「…バルパンサーは所詮は使い捨ての駒。この世界でバルパンサーが果てたとしても、それはベーダーにとっても、ブラックマグマにとっても好都合じゃ。サンバルカンが崩壊しそうな今、後はデンジマンだけ。その歴史が変わってしまえば、ベーダーがこの世界を侵略することは容易いことなのじゃからな。アァッハハハハハハハハ…!!」