宇宙からの侵入者 第7話
ボロボロになり、竜の体を守ると言う機能を果たしていないダイナブラックのスーツの間に、タコシンカの不気味な赤茶色のタコ足が入り込んでいる。そして、竜の左胸の辺りでゴソゴソと蠢いているのが分かった。不自然に膨らむダイナブラックのスーツ。
「…ふ…、…んん…ッ!!…うお…、…おおおお…ッッッッ!!!!」
タコシンカの4つのタコ足によって両手両足を拘束され、立たされている竜が顔を真っ赤にし、時々、妙な呻き声を上げる。
「…タ、…タ…コ…シン…カ…ああああ…ッッッッ!!!!」
膝をガクガクと震わせ、タコシンカを睨み付ける竜。だが、タコシンカは、
「…クックック…!!」
と低い笑い声を上げたまま、竜の左胸の辺りに忍び込んでいる触手をゴソゴソと動かす。そのたびに、
「…ッ!!…んあ…ッ!!…あ…ッ、…く…うう…ッ!!…ふんぬ…ッッッッ!!!!」
と、竜は目をギュッと閉じたり開いたりを繰り返しながら、懸命に何かを堪えているようだ。
「どうしたのだ、ダイナブラック?」
牢獄の外で美酒に酔い痴れているメギドが、ニヤニヤと不気味な笑みを浮かべて竜に声を掛ける。
「さっきから体が震えているじゃないか?」
そう言うとメギドは、
「タコシンカ!貴様ッ、ダイナブラックに何かしたのか?」
と相変わらずニヤニヤと笑いながら尋ねる。するとタコシンカは、
「いえね、ダイナブラックの胸の辺りに手を伸ばしていたら、何か引っ掛かるものがあったんですよ。それが何かはっきりと分からないものですから…」
と、こちらもニヤニヤと笑いながら言うと、その触手の先端にぶつかる小さな突起を小刻みに引っ掻くようにし始めた。その途端、
「んあッ!?ああッ!?ああッ!!ああッ!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!」
と、竜がビクビクと体を跳ねらせ、体を捩らせようとする。だが、タコシンカの4本のタコ足にがっちりと拘束されてしまっており、体を捩じらすことも出来ない。
「…やッ、…止め…ろ…オオオオ…ッッッッ!!!!…んん…ッ!!…んんんん…ッッッッ!!!!」
足を懸命に踏ん張ろうとする。だが、左胸の小さな突起をくすぐられるように刺激され、体から力が抜けて行くような感覚に襲われる。
その時だった。
「…おやぁ…?」
タコシンカが素っ頓狂な声を上げた。
「…ダイナブラック…?…貴様、…右胸に何か出て来たのではないのか?」
ニヤニヤと笑いながら言うタコシンカ。
「…ッ!!」
屈辱で言葉を失い、かと言って反撃をしたくても散々、与えられたダメージで体が動かない。
「…く…っそ…おおおお…ッッッッ!!!!」
体は思うように動かないのに、感覚だけは正直に反応する。タコシンカの刺激を、性的快楽として受け入れてしまっている自分の体を呪った。
「…ククク…!!」
メギドは相変わらず不気味な含み笑いをする。
「…ダイナブラックめ…。…タコシンカの刺激を快楽として受け止めつつあるようだな…!」
そう独り言のように言った。
「ああ、気になりますなぁ!ダイナブラックの右胸!」
そう言ったタコシンカの更に別のタコ足がシュルシュルと延びて来たかと思うとダイナブラックのスーツを押し開き、ズブズブと言う不気味な音を立ててその中へ侵入を開始したのである。
「うああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
ゾワゾワとした悪寒が再び竜の体を襲う。
「止めろオオオオッッッッ!!!!止めてくれええええッッッッ!!!!」
思わず叫んでいた。だが、タコシンカのタコ足は留まることを知らないかのようにじわじわとダイナブラックの右胸の突起に迫って行く。そして、その部分に先端部分でクルリと巻き付いた。その途端、
「んああああッッッッ!!!!」
と竜がビクビクと体を跳ねらせて悲鳴を上げたのである。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
目を大きく見開き、体を弓なりにして硬直させる竜。
「…クックック…!!」
タコシンカは勝ち誇った笑みを浮かべ、竜を見下ろしている。
「…さぁ、…行くぞ…?」
タコシンカの目がギラリと光る。
「…く…ッ…!!」
竜は思わず目を硬く閉じた。そして、
…ザワザワ…ッ!!…ザワザワ…ッ!!
と言う淫猥な音を立てて、タコシンカの、竜の胸の部分に入れている2本のタコ足が動き始める。
「…ッ!!…く…ッ!!…ああ…ッ!!」
懸命に堪えようとする竜。顔中に冷や汗を浮かべ、顔を真っ赤にし、懸命に堪えるその口からは淫猥な唾が零れ落ちる。だが、タコシンカのタコ足は動きを止めない。細いゴツゴツした先端部分で竜の両胸の2つの突起をつんつんと突いたり、それらをくすぐるように小刻みに動いてみたり、その突起の周りを静かに這うように撫でてみたり。
「…んんんんッッッッ!!!!…ん…ッ、…んんんんッッッッ!!!!」
竜は懸命に声を出さないように堪えている。
「…クックック…!!」
だが、タコシンカには全てお見通しだった。
「こうするとどうなるかな?」
その時だった。竜の両胸の突起を刺激していたタコ足の先端部分が突起から外れたかと思うと、少し中の方にある吸盤部分がぺたりとそれらを包み込んだのが分かった。
「…食らえ…!」
タコシンカが低い声で言い、目がギラリと光ったその時だった。
「んああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
竜の体が今まで異常に大きく弓なりに仰け反り、その場で硬直した。
「ああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!ああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
タコシンカのタコ足の吸盤が物凄い強さで竜の両胸の突起に吸い付いている。意識が飛びそうになるほどの強さに、竜は思わず声を上げていたのだ。そして、
「…タコシビレ…!!」
と、タコシンカが小さく言ったかと思うと、そこから局部電極のような電撃が飛び出したのだ。
「ぐわああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
竜の体がブルブルと震える。
「ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!ああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
目を硬く閉じ、ぶんぶんと頭を左右に振り、その刺激に懸命に耐える竜。
「…クックック…!!」
その時、タコシンカの更に別のタコ足が静かに伸びているのに、目を硬く閉じてしまっている竜は気付かないでいた。そのタコ足は静かに地面を這って行ったかと思うと、竜の目の前で大きく飛び上がった。そして、
ズブッ!!
と言う音を立てたかと思うと、竜の脇腹に出来ていたダイナブラックのスーツの裂け目部分から一気に竜の体の間へ入り込んだ。
「…ッ!?」
驚いて目を少しだけ開く竜。だが、その時には既にそのタコ足は竜の下半身へと延びていた。そして、あっと言う間に、未だに勃起をし続ける竜のペニスの根元部分にクルクルと巻き付き、物凄い勢いで締め上げたのだ。
「うぐわああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
竜の絶叫が辺りに響き渡った。