最強獣戦士誕生！ 第２８話
…ジャラ…!!…ガシャン…!!
薄暗い、無機質な部屋の中に更に無機質に響き渡る鎖の音。
「…あ…、…かは…ッ!!…くッ…、…あぁ…!!」
その音に混じり、掠れた男性の荒い息遣いが聞こえる。
レッドフラッシュにプリズムフラッシュしたジン。彼は今、混乱の中にいた。
「…ぐ…、…あぁ…!!」
レッドフラッシュにプリズムフラッシュしているにも拘らず、四肢を冷たい鎖で拘束されている。マスクは外れ、光沢のある鮮やかな赤いスーツは、その胸が大きく上下していた。そして、そのあちこちに真っ白な、いや、濃白色の塊が飛び散っていた。
「…うぅわあ…!!」
その大きく開かれた足の間には、ブルーフラッシュにプリズムフラッシュしているブンが座り込み、目を輝かせて顔を紅潮させていた。
「…ジンってば、…凄く貯まっていたんだね!!…僕がジンのオチンチンを刺激したら、こんなにたくさんの精液が飛び出したよ!!」
そうなのだ。自身のペニスを刺激し、射精させたのは、あろうことか、仲間であるはずのブルーフラッシュ・ブンなのだ。
ブンは未だにトクトクと精液が溢れて来るジンのペニスの先端をツンツンと指で突いた。
「…あ!!…うあ…ッ!!」
その刺激にジンが声を上げ、ビクンビクンと体を跳ねらせた。
「あはッ!!ジンってば、まだまだ感じるんだね!!」
「さすが、オレ達の兄貴だよな、ジンは！」
ジンの枕元では、グリーンフラッシュにプリズムフラッシュしたダイが腕組みをして、ニヤニヤしながら言った。
そうなのだ。グリーンフラッシュ・ダイもブンと同じように自身の性感帯であろう胸を刺激し、射精の手助けをしたのだ。
そんなダイのペニスは大きく勃起し、その先端からはトロトロと淫猥な液体を滴らせていた。
「…はぁ…!!…はぁ…!!」
顔には汗を大量に浮かべ、ジンが荒い息をしている。
「…ちょっと味見してみよっかな…!!」
ブンはそう言うと、ぐっしょりと濡れているジンのペニスへ頭を近付けた。
「…や、…止め…ろ…ッ!!」
ジンが声を振り絞るかのように言ったその時だった。
ヒュッ!!
何かがジンの目の前を通過したかと思った瞬間、バシッ、と言う乾いた音と同時に、
「うわあッ!!」
と言うブンの声がして、ブンがジンを拘束しているベッドの上から転げ落ちていた。
「これこれ、ブン。オイタが過ぎるぞ？」
その声がした方を、ジン、ダイ、ブンが見遣る。その声のした方、その部屋の扉のところには、ザ･モシャスが体からオーラを放ちながら立っていたのである。
「…ちぇ〜…ッ!!」
ブンが膨れっ面をして床に不貞腐れたように座り込む。
「…ザ…、…モシャ…ス…!!」
ジンがブルブルと体を震わせる。
「いかがだったかな？仲間の手で辱められる気分は？」
そう言いながらザ･モシャスは、ゆっくりとジンのもとへ歩み寄る。
「…貴…様…ぁ…!!」
体は拘束されていて動かすことが出来ないため、顔だけをザ･モシャスの方へ向けるジン。その目は、未だにザ･モシャスを睨み付ける目力を持っていた。
「…ほう…」
ザ･モシャスが大きく頷く。
「そのスタミナ、気に入ったよ、レッドフラッシュ。もっともっと、そのスタミナを消費してくれたまえ！」
そう言った時だった。ザ･モシャスの体から、先端がおぞましい怪物の口になっているつるのようなものが飛び出し、そのうちの１つが、未だに勃起しているジンのペニスの先端を包み込むように吸い付いたのである。
「んあッ!!」
ジンが声を上げる。それ以外のつるは、ジンが飛ばした精液を吸い取り始めた。
「…さぁ、お掃除の時間だ！」
ザ･モシャスの体がポウッと輝き始める。
「…んッ!!…んんッ!!…んあッ!!ああッ!!あああッッッ!!ああああッッッッ!!!!」
ジンの目がカッと見開かれ、叫び声を上げ始める。と同時に、
…ジュッ!!…ジュルジュル…ッ!!…ジュウウウウッッッッ!!!!
と言う淫乱な音が響き始める。
「うわああああッッッッ!!!!」
ジンの体が弓なりになる。
「…うっわあ…!!」
ダイが呟く。
「…スゲェぜ、ジンん…。…射精したばかりのペニスを刺激されて、スゲェ、気持ちいいんだろうなぁ…!!」
そう言いながらダイは、自身の勃起したペニスを何度か擦る。
「うがああああッッッッ!!!!」
ジンの顔が真っ赤になり、首には青筋が立ち始める。やがて、ジンの体の弓なりが最大にまでなった時、その光が静かに消えた。
「…う…ッ…!!」
その光が消えると、ジンの体から力が抜け、ドスンと言う音を立ててベッドの上に伸びた。ジャラジャラと言う鎖の音も響き渡る。
「…美味かったよ、レッドフラッシュ…!!」
ザ･モシャスはそう言うと、
「グリーンフラッシュ！ブルーフラッシュ！」
と２人を呼び、
「…もっともっと、レッドフラッシュからエネルギーを搾り出せ!!」
と言って再び部屋を出て行った。
「はっ!!」
ダイが恭しく頭を下げる。
「はぁい！」
ブンはまるで子供のようにそう言うと、再びベッドの上に上り、ジンの足の間に腰を下ろした。
「…そろそろ、拝んじゃおうっか!!」
ブンがダイとジンを交互に見つめる。すると、ダイはフンと笑い、
「お前の好きにしろよ！」
と言い、ジンは、
「…や、…止めろ…!!」
と声を震わせ始めた。
「…ジンのオチンチン、見たいなあ！」
そう言うとブンは、ジンのレッドフラッシュのスーツの股間部分に手を掛ける。
「…止めろッ!!止めてくれッ!!」
ジンが体を捩らせようとする。だが、両手両脚を拘束されているために思うように体を動かせない。するとブンは、
「もう！ジンってば、少しは大人しくしろよッ!!」
と言い、ジンの股の間へ右足を当てた。そして、
「それえええッッッ!!」
と言う掛け声と共に、その右足を小刻みに動かし始めたのである。
「うッ!!あッ!!ああッ!!ああッ!!」
ジンが声を上げる。くすぐったいような感覚がジンの体を駆け巡る。瞬時にしてジンの体から力が抜けた。
「今だッ!!」
それを見逃すようなブンではなかった。素早くレッドフラッシュのスーツの股間部分に手を掛けると、
「せえのッ!!」
と言う掛け声と共に、その部分を左右へ引っ張ったのである。次の瞬間、
ビィィィッッッ!!!!
と言う鈍い音と共に、
ビンッ!!
と言う音が聞こえそうなほど、大きく勃起したジンのペニスが飛び出して来たのであった。