本能覚醒! 第31話(最終話)
ズンッ!!
鈍い音が聞こえたその瞬間、
「…っあ…ッ!!」
と、ジュウオウホエールに本能覚醒している大和がビクンと体を硬直させ、短い声を発した。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
目を大きく見開き、ブルブルと体を震わせていたが次の瞬間、
「…ぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
と声が掠れるほどに絶叫したのである。
「ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!ああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
狂ったように頭を左右に振り、叫ぶ大和。
「…おおお…!!」
その時、大和を抱かかえているジュウオウライオンに本能覚醒しているレオが恍惚な笑みを浮かべ、深い溜め息を吐くように言葉を吐き出した。
「…大和のケツ…、…すっげぇ…!!…あったけぇ…!!」
光沢のある鮮やかな黄色のジュウオウライオンのスーツを引き裂いて飛び出した巨大なペニス。それが今、大和の光沢のある鮮やかな赤色のジュウオウホエールの、ビリビリに引き裂かれた臀部に突き刺さっている。
「ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!ああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
叫ぶことしか為す術がない大和。肋骨を何本も折られ、体を散々傷付けられ、何度も何度も射精させられ、挙句の果てに、大和を内部から壊さんとする勢いでレオの巨大なペニスが突き刺さっている。
「…フフッ!!」
その時、レオの目がギラリと光った。そして、
「行くぞぉ、大和ぉ…!」
と言ったかと思うと、大和の両肩をがっしりと掴んだ。そして、
「うりゃッ!!」
と言いながら、腰をグリグリと上下、前後左右に振り始めたのである。
…グジュッ!!…グジュッ!!
大和の双丘の秘門から淫猥な音が聞こえたのと同時に、
「ああッ!!ああッ!!ああッ!!ああッ!!」
と、大和が悲鳴を上げる。
「はッ!操の汚ねぇ液体が潤滑剤になってんのかぁ!」
と言ったかと思うと、
「良かったなぁ、大和ぉ!操に先に突っ込んでおいてもらってよ!オレのを先に突っ込まれていたら、お前は確実に壊れていたもんなぁ!」
と言いながら、腰を小刻みに上下に動かした。それに釣られるように大和の体がゆさゆさと上下に揺れ、そのたびに、
グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!
と、大和のそこから淫猥な音が聞こえて来る。
「…ああ…」
不意にレオが恍惚な表情を浮かべた。
「…気も…ち…、…いい…!」
大和の双丘の秘門の襞にレオ自身のペニスが擦られ、それを甘受する。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
大和がぽろぽろと涙を零しながらレオを見つめる。そして、
「…レ、…オ…ぉ…!」
と声を上げた。
「何だ、大和ぉ?お前も気持ち良くなりてぇのかぁ?」
レオはニヤリとすると、抱かかえている大和の、未だに大きく勃起し、ビクンビクンと蠢いているペニスをギュッと握った。その瞬間、
「んああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と、大和が体を仰け反らせて叫び声を上げた。
「よぉし、大和ぉッ!!一緒にイこうぜッ!!」
そう言うとレオはゆっくりと歩き始め、その部屋の壁際まで行くと、大和を壁の間に挟んだ。そして、大和をやや寝かせるような状態にし、動けないようにしたかと思うと、
「行くぞぉッ、大和ぉぉぉぉッッッッ!!!!」
と、ライオンの頭をしたジューマン態に変化し、
「うおおおおおおおおッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と咆えながら物凄い勢いで腰を前後に動かし始めたのである。
グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!
と言う淫猥な音と、
「ひぎゃああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と言う大和の絶叫が響き渡る。
「オラオラオラオラアアアアッッッッ!!!!」
狂ったように腰を物凄い勢いで前後に振るレオ。
「大和もイッちまえええええッッッッ!!!!」
そして、右手にしていた大和のペニスを物凄い勢いで上下に刺激し始めたのである。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
大和が絶叫する。そのペニスからはドクドクと淫猥な液体が溢れ出て来ている。そして、
「イクッ!!イクッ!!イクイクイクイクッッッッ!!!!イクウウウウウウウウウウウウウウウウッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と声を上ずらせて絶叫したその瞬間、
ドビュッ!!ドビュッ!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!ビュウウウウッッッッ!!!!ビュウウウウッッッッ!!!!
と、大和の真っ赤に腫れ上がったペニスの先端から濃白色な液体が物凄い勢いで飛び出した。
「おぉら、大和ぉッ!!もっとだあッ!!もっと出せええええッッッッ!!!!」
「ひぃぃぃぃぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドビュッ!!ドビュッ!!ビュクビュクビュクビュクッッッッ!!!!
「…あ…、…が…ああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビュウウウウッッッッ!!!!ビュウウウウッッッッ!!!!ビュウウウウウウウウウウウウウウウウッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
後から後から噴水のように噴き上げる大和の淫猥な液体。その時だった。
「…オ、…オレも…、…そろ…そろ…」
レオが顔を真っ赤にしてそう言った。そして、
「…ああ…ああ…!!…イクッ!!…イクイクイクイクッッッッ!!!!」
と荒い呼吸と共に呻くように言ったかと思うと、
「…や、…大和…ッ!!…イクぞ…!!…お前の…、…中で…!!…イクぞおおおおおおおおッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と言い、
「ウオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と咆えた。そして、
ドブドブドブドブッッッッ!!!!ドブドブドブドブッッッッ!!!!ドブブブブ…!!!!
と言う鈍い音を立てて、大和の体の最奥部に、自身の淫猥な液体を放ったのだった。
強烈な異臭がサジタリアークのその一室に篭る。
「ハッハッハッハ…!!」
モニター越しにその行為を見守っていたジニスが、相変わらず冷めた笑い声を上げる。
「楽しかったよ、ザワールド。それにジュウオウライオン…」
と言うと、
「…どうやら、ジュウオウホエールは完全にダメになってしまったようだね…」
と、大和を一瞥する。
「…」
体中に傷を負い、胸は異様なほどに腫れ上がり、目を閉じている大和。ジュウオウホエールの光沢のある鮮やかな赤色のスーツは最早、原形を留めず、ただの布地と化していた。そして、大和の2本の足の付け根に息づいている大和の男としての象徴であるペニスはすっかり小さくなり、先端部分は裂けたのか、真っ赤に腫れ上がり、血が滲んでいた。そして、その双丘の奥からはトロトロと、赤みを帯びた白色の液体が溢れ出していたのである。
「…じゃあ、…君達にご褒美をあげよう…」
ジニスはそう言うと、
「ジュウオウライオン、ジュウオウエレファント、それにザワールド。…君達は今日からエクストラプレイヤーとして迎え入れてあげるよ」
と言ったのだ。
「「!!??」」
これにはクバルとナリアが驚いてジニスを見上げた。
「最早、ジュウオウホエールも再起不能だ。これだけ散々痛め付ければ、常にそのトラウマと戦うことになるだろうからね。それにジュウオウシャークもジュウオウタイガーも既に我々のもとに堕ちた。ジュウオウホエールは孤独以外の何者でもないからね…」
そう言った時だった。
「悪いが、僕は下りる」
それまでその部屋を出て行っていたジュウオウエレファントに本能覚醒しているタスクが言った。
「お、おいッ、タスクぅッ!?」
レオが慌てて声をかける。だがタスクは静かに、
「僕はエクストラプレイヤーになりたくてここに来たわけじゃない。それにセラやアム、地球をブラッドゲームのターゲットにすることにも興味はない。僕は、一人で生きて行く!」
と言うと、傷付き、意識を失っている大和を抱かかえた。
「タスクぅッ!!」
操も声を上げる。
「こいつは…」
タスクはチラリと大和を見て、
「こいつは真理夫叔父さんのアトリエに寝かせておく。そして、大和を置いて、僕は姿を消す」
と言った。
「…そうか…。…残念だよ、タスク…。…だが、君が決めたことに文句は言わないよ…」
ジニスはそう言うと、
「ナリア。送ってやってくれないか?」
とナリアを見つめた。するとナリアは、
「…はい…、…ジニス様…」
と渋々、頷き、モニターから消え、次の瞬間にはタスクの横にいた。
「…では…」
そして、ナリア、タスク、大和はコイン型の光に包まれ、そこから消えた。
「…よい…っしょ…」
大和の叔父である森真理夫のアトリエに戻って来たタスクと大和。ジュウオウホエールの本能覚醒を解除し、全裸の大和をタスクはベッドに寝かせると、
「…じゃあ、…本当にさよならだ、…大和…」
と言うと、入口まで歩いて行く。その時、何かに気付いたのか、タスクがゆっくりと振り返った。
「…こんなことになってしまって、…ごめん…」
そして、アトリエのドアがゆっくりと閉じられた。
「…」
目を閉じ、意識を失っている大和。その目から涙がぽろぽろと溢れていたのに気付く者は誰もいなかった。
本能覚醒! 完