おばあちゃんの悪知恵袋 第15話
「…そうだよ…。…ダンはあのビデオの女の子のようになるのさ…!!」
ボーイの目が妖しくギラギラと輝き、口元には不気味な笑みが浮かんでいた。
タイガーレンジャーの光沢のある鮮やかな黄色のスーツに包まれたボーイの体。少年と大人の中間くらいだろうか、中途半端に伸びた両手、両足がやけに長く見える。
そんなボーイの2本の足の付け根部分に息づく、ボーイの男としての象徴・ペニス。それは今、タイガーレンジャーの光沢のある鮮やかな黄色のスーツの中で突き出すようにテントを張り、その先端部分をぐっしょりと濡らしていた。そして、それは後から後からスーツから滲み出し、てらてらと淫猥な輝きを放っていたのだった。
「…や…、…めろ…!!」
ボーイに念じられているのか、それとも、自分の意思なのか。ボーイの目の前で漢字の「人」と言う文字のように両足をやや広めに広げて立っているトリケラレンジャー・ダン。
「…たッ、…頼む…から…!!…止めて…、…くれ…!!…な…?」
その声が震えている。そんなダンの2本の足の付け根部分に息づく、ダンの男としての象徴であるペニスも大きく勃起し、トリケラレンジャーの光沢のある鮮やかな青色のスーツの中で臍へ向かって真っ直ぐに伸びていた。
「…ククク…!!」
そんなダンの屈辱を心底楽しむかのように、じりじりとにじり寄って行くボーイ。
「…さぁ、…ダンん…。…覚悟はいい…?」
「じょッ、冗談じゃねえよッ!!」
顔を真っ赤にして大声を上げるダン。
「…たッ、…頼むよぉ、ボーイぃ…。…ほ、…本当に…、…こ、…こんなこと、…止めようぜ…!?」
かと思えば、今度は情けない声を出す。
「でも、気持ち良くなりたいんでしょ?自分からそう言ったよね?」
「…ッ!!」
勝ち誇った笑みを浮かべるボーイが妙に癪に障る。
「…たッ、…確かに言った…。…き、…気持ち良くなりたいとも言った!!…で、…でも、…こんなの…、…ねえよ…ッ!!…つーか、そもそも、男にやられるなんざ、絶対に嫌だねッ!!」
「でも、ダンは僕には逆らえないよね?気持ち良くなりたいから、最近、急に行儀良くなったんだよね?」
「…く…ッ!!」
「…フフッ!!」
ボーイはその時、ダンの背後へゆっくりと回り始めた。
「心配しなくてもいいよ、ダンん。別に、ダンが痛い思いをするわけじゃないんだし…」
そう言いながら、両手をダンの前へ回すボーイ。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
タイガーレンジャーの真っ白なグローブがダンの体を腹の方から胸へと這い上がって来る。
「…あ…」
そして、両胸の突起に触れるか触れないかの絶妙な位置で折り返すようにし、今度はその両手が腹の方へ下りて行く。それを何度も何度も繰り返すボーイ。
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
暫くすると、ダンの呼吸が少しずつ荒くなって行くのが分かった。それと同時に、
「…ん…ッ!!…んく…ッ!!…んん…ッ!!」
と、時折、体をピクッ、ピクッ、と痙攣させて呻く。
「…フフッ!!…どうしたの、ダンん?」
「…ッ!!」
ダンの心の中に蠢くおぞましい感情を感じ取っているはずなのに、わざとそれに触れないようにしているボーイ。
「…く…ッ!!」
ダンの両手の真っ白なグローブがギリギリと音を立てる。
「…く…っそ…オオオオオオオオオオオオオオオオ…ッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
「どうしたんだい、ダンん?」
相変わらず、ダンの胸と腹を手で行ったり来たりを繰り返す。
「…って…」
「え?」
「…ッ!!」
その時、ダンは顔を真っ赤にし、目をギュッと閉じて呻くように言った。
「…オレの…、…乳首…。…触って…くれよ…!!」
「…触るだけでいいの?」
「うああああッッッッ!!!!」
怒り、屈辱、そして、快楽を貪りたいと言うおぞましい感覚。今のダンはその感情に流されそうになっていた。
「…ちゃんと言えよ、ダンん!!言わないと、乳首だけじゃなくて、その先も気持ち良くしてあげないよ?」
ドクンッ!!
ダンの心臓が大きく高鳴る。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
体中が熱くなる。それが自分の意思によるものなのか、バンドーラが作った薬のせいなのか、ダンには分からないでいた。
「…た…のむ…」
「…え?」
「…オレの…、…乳首…。…気持ち良く…して…くれ…!!」
その目からつつっと涙が零れ落ちた。
「フフッ!!」
その時だった。
「んはああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビクッ、とダンの体が大きく跳ね、グインと大きくグラインドした。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
ダンの両胸の2つの突起を摘んでいるボーイの指。
「…ククク…!!」
その指がダンのそれらを摘んだまま、クリクリと抓るように動いたり、引っ張るように持ち上げたりする。
「…あ…ッ!!…ああ…ッ!!…く…うううう…ッッッッ!!!!」
ピリッとした痛みがダンを襲う。だが次の瞬間、ボーイの指がそれらを離したかと思うと、今度は小刻みにくすぐり始めたのだ。
「ああッ!!ああッ!!ああッ!!ああッ!!」
ゾクゾクとする甘い感覚にダンは短い声を上げ続ける。
「フフッ!!どう、ダンん?気持ちいい?」
「…あ…あ…あ…あ…!!」
その目が虚ろになり、熱い吐息が零れる。
「…気持ち…、…いい…!!」
「もっと気持ち良くなりたい?」
ボーイの声が、甘い囁きのように聞こえる。
「…なり…、…たい…!!」
「しょうがないなあ!!」
その時、ダンの右横からボーイがひょっこりと顔を出した。
「…あ…?」
ボーイの顔を視線で追うダン。
「…フフッ!!」
ボーイが笑い、目をギラリと光らせた。そして、
…チュッ!!
と言う音を立てて、ダンの右胸の突起に口付けをしたのだ。その瞬間、
「んはああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と、ダンは大声を上げ、体をビクリと跳ね上げたのだった。