逆転有罪 第２０話
「…あ…あ…あ…あ…!!」
その頃になると、ギラは短い声を上げ、ビクッ、ビクッ、と体を痙攣させるようになっていた。その体がビクッ、ビクッ、と跳ねるたびに、クワガタオージャーの光沢のある鮮やかな赤色のスーツがキラキラと輝く。
「…おいおい、タコメンチ…。…もう終わりかァ？」
目をギラギラさせ、口元には不気味な笑みを浮かべて苦笑するヤンマ。そんな彼の心の内を表すかのように、トンボオージャーの光沢のある鮮やかな青色のスーツがその青色を増したように見える。
「…てめえ…、…本当にお子ちゃまなんだな…」
「…な…、…んで…？」
「…あ？」
はぁはぁと荒い呼吸をしながら、ギラがヤンマを見つめている。そして、その両手がゆっくりと体を這い上がり、胸を覆う装甲の中へ入って行くと、
「…オレ…、…オレ…。…女じゃないのに…、…どうして…ここ…が…？」
と言った。
「…プッ!!」
その瞬間、ヤンマは俄かに表情を崩したかと思うと、
「ぶわーっはっはっはっは…ッッッッ!!!!」
と顔を真っ赤にし、大声で笑い始めた。
「…そ…ッ、…そんなことも分かんねえのかよ、タコメンチが…ッ!!」
「…そッ、…そんなに笑わなくても…!!」
ギラの顔も真っ赤になっている。
「…て…ッ、…てめえ…ッ!!…本当に初心なんだな…ッ!!…それとも、ただのムッツリか…!?」
目に涙を浮かべ、一頻り笑い転げた後、ヤンマは呼吸を整えると、
「何で胸をくすぐられただけでそんなに感じるのかってか？そんなん、オレらが赤ん坊の頃は女だったからに決まってんだろうが、このスカポンタヌキッ!!」
と言った。すると、ギラは、
「…お…、…女…？」
と、目をパチクリさせる。
「ああ。母親の胎内にいる時、最初は女の体が形成されるんだ。そして、遺伝子によって男になるか、女になるかが決まるらしい」
「…そう…、…なんだ…」
「…そして…!!」
その時、ヤンマの目がギラリと光った。そして、俄かに立ち上がったかと思うと、床にグッタリと倒れ込んでいるギラの両足首を掴み、そのまま持ち上げたのだ。
「なッ、何をッ!?」
突然のことに、ギラは目を大きく見開き、怯えた声を上げる。
「てめえが男である証拠。それがコイツだろッ!?」
そう言いながら、ヤンマはギラの２本の足の間に右足を捻じ込ませると、そこに出来上がった膨らみをツンツンと突くようにした。その途端、
「あッ!!あッ!!」
とギラが短く声を上げ、
「…な…ッ、…何をするッ!?」
と言った。だが、ヤンマは、
「…ククク…!!」
と低く笑うと、
「てめえが本当に男なら、こんなことをされたら滅茶苦茶よがるんだろうなァ…!!」
と言いながら、ギラの２本の足の間にある膨らみ、ギラの男としての象徴であるペニスをグリグリと躙り始めたのだ。
「…あ…ッ!!…んあ…ッ!!」
突然の刺激がギラのそこを襲う。
「…や…ッ、…止めて…ッ!!…酷いこと…、…しないで…ッ!!」
今にも泣きそうな表情でヤンマを見上げるギラ。そんなギラに対し、
「…フンッ!!」
とヤンマは鼻で笑うと、目をカッと見開き、
「オラよッ!!」
とだけ言うと、ギラのそこに載せていた右足を小刻みに動かし始めた。その途端、
「んあッ!?んあッ!?ああッ!?ああッ!?」
とギラが短い喘ぎ声を上げ始め、
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と、体をビクビクと痙攣させ始めたのだ。
「…んな…ッ、…何…ッ、…これ…ッ!?」
「あ゛あ゛ッ!?てめえッ、こんなのも知らねぇのかよッ!?」
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!」
ギラは顔を真っ赤にし、目をギュッと閉じて顔を左右にぶんぶんと大きく振っている。
「電気アンマに決まってんだろうがッ!!てめえッ、養護施設でやり合ったりしてねえのかよッ!?」
「…す…ッ、…するわけないよ…ッ!!…だ…ッ、…だって…ッ!!…オレ以外の男の子はみんな年下だもん…ッ!!」
「…へぇぇ…」
ギラの今にも泣きそうな声にヤンマはニヤリと笑うと、
「じゃあ、たぁっぷり味わいなッ!!」
と言うと、ギラのそこに刺激を与えている右足の動きを更に速めたのだ。
「うぐわああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギラが体を仰け反らせて悲鳴を上げる。
「…や…ッ、…止めろオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!ヤンマああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
「止めろって言いながら、てめえのチンポ、硬くなって来てるじゃねえかよッ!!」
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザワザワと言う擦れ合う音が聞こえる。
その時だった。
「…ヤ…ッ、…ヤンマ…ッ!!…ヤンマああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
突然、ギラが叫び声を上げ始めた。
「…何だよ、タコメンチ…？」
ニヤニヤしながらギラを見下ろすヤンマ。
ヤンマには全てが分かっていた。自身の右足の下にあるギラの男としての象徴・ペニス。それがさっきからビクッ、ビクッ、と大きく脈打っているのだ。
「…で…、…ちゃう…ッ!!」
「…ああ？」
はぁはぁと荒い呼吸をし、虚ろになった目から涙を零すギラ。
「…で…、…ちゃう…ッ!!…イッ…ちゃう…ッ!!…イッちゃうッ!!イッちゃうッ!!」
と言いながら体を強張らせる。そして、
「…イッ、…イクウウウウウウウウウウウウウウウウッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と呻くように言ったその瞬間、ギラの体がビクビクと激しく痙攣し始めた。そして、
ドビュッ!!ドビュッ!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!ビュウウウウッッッッ!!!!ビュウウウウッッッッ!!!!ビュクビュクビュクビュクッッッッ!!!!
と言う音と共に、ヤンマの足元から大量の濃白色な、強烈な臭いを放つ淫猥な液体が物凄い勢いで飛び出した。
ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!」
ギラの叫び声に合わせるかのように飛び出す淫猥な液体。それはギラのクワガタオージャーのスーツを次々に汚して行ったのだった。