歪んだ友情 第11話
「…ウ、…ウソ…だろ…!?」
目の前でニコニコしている豪。そんな豪が発した言葉を聞いたイエローライオン・丈は目をぱちくりさせ、絶句した。
「…もう一度、…出るよね?…僕、…もっと丈を気持ちよくしたいんだ…!!」
「…も、…もう一度…って…!!」
イエローライオンに変身し、豪の狡猾な罠にかかったと言うイメージプレイ的な設定で四肢を拘束され、豪の手によって久しぶりに射精させられた。ただでさえ、その余韻に浸っていたいのに、もう一度射精しろだなんて…。
「ねぇ、丈ぉッ!!いいだろうッ!?君の精力が絶倫なのは知っているんだしさぁ…!!」
豪が再び泣きそうな表情で言う。
そうだった。
科学アカデミアにいて、まだ豪と甘い時間を過ごしていた頃、丈は毎晩のように豪を犯し、泣かせていた。豪はそのことを言っているのだ。
あれから3年。3年しか経っていない。いや、3年しかと言うのか、3年もと言うのか、今の丈には分からなかった。
「…ダメ…、…なのかい…?」
豪の瞳が潤み始め、えぐえぐとしゃくり始めた。
「…ああッ、もううううッッッッ!!!!…わッ、分かったッ!!分かったってッッッッ!!!!」
丈はそう言って豪を宥める。
「…丈?」
「…豪の…、…好きに…、…しろよ…!!」
やや腑に落ちないものの、ここで豪にまた泣き喚かれては自身のプライドが許さない。顔を真っ赤にし、ぷいっと逸らした。
(…豪は、オレが守るんだ…!!…もう二度と、手放すもんか…!!)
その思いだけが、今の丈を動かしていた。
「…いいぜ、豪ッ!!…お前の気が済むように、何でもやってくれ!!…もっと、…オレをイカせてくれ…ッッッッ!!!!」
丈はそう言うと静かに目を閉じた。
「…うんッ!!」
豪は目を輝かせ、嬉しそうな顔をすると再び丈のペニスをイエローライオンのスーツ越しに静かに握った。
「んくッ!!」
丈がピクリと体を反応させる。
グジュッ!!
淫猥な音が聞こえた。豪は、そんな丈のペニス、豪の唾液と丈が放った淫猥な液体でぐっしょりと濡れ、真っ赤な先端が透けて見えるそれをしげしげと眺めていたが、
「…丈のペニスって、立派だよね。…凄くきれいな形をしてる。…それに、先端は物凄く黒っぽくなっているね。…フフッ!!…随分、使い込んでいるって言うことだよね!!」
と言った。
「んなッ!?」
思わずぎょっとして目を開けると、そこには悪戯っぽく、ニヤニヤと笑う豪がいた。
「あ〜あ、妬けちゃうなぁ!!丈には僕がいるって言うのに…!!」
「…な、…何言ってんだよッ、豪オッ!!」
顔を真っ赤にして声を大きくする丈。だが、豪はフフッと笑うと、
「別に?僕は使い込んでいると言っただけだよ?別に形振り構わずセックスしているとは言っていないじゃないか…!」
と言った。
「…あ…」
その瞬間、丈の顔が真っ赤になった。
「フフッ!!」
豪が笑う。そして、
「ねぇ、丈。こんなに黒くなったのは、自分でオナニーばかりしているからかい?」
と聞いて来たのだ。
「…う…、…ぐう…ッ!!」
丈は答えに困り、呻くことしか出来ない。目はきょときょとと忙しなく動き、必死に冷静を装おうとしている。だが、真っ赤になった顔からは大量の汗が噴き出していた。
「ねぇ、答えてよ、丈。…君は僕のナイトだろ?…僕を楽しませなきゃダメだろう?」
「…ンの野郎…ッ!!都合のいい時だけ、オレをナイト扱いしやがってええええ…ッッッッ!!!!」
意地悪く笑う丈。同じように豪も可笑しそうにケラケラ笑っている。
「…早く答えてよッッッッ!!!!」
そう言うと豪は、丈のペニスを握り直し、ゆるゆると上下し始めたのだ。
「あッ!!あッ!!ああッ!!ああッ!!」
快感の電流が再び流れ始め、思わず喘ぐ丈。
「…あぁ…ッ!!…ごッ、…豪…ぉッ…!!…気持ち…いい…ッ!!」
「…どうなんだよ、丈?…オナニーばかりしていたのかい?」
豪が再び尋ねる。
「…は、…はい…。…ずっと…、…独りで…、…オナニーばかり…、…していました…!!…恋人は…、…いませんでした…!!」
「そうなんだぁ!!」
その時、豪はホッとしたような表情を浮かべていた。そして、丈のペニスを上下する手を止めたのだ。
「…ッあ…ッ!!…ん…ッ!!…んく…ッ!!」
丈が目を見開き、思わず腰を捩じらせる。
「…ご、…豪…?」
目の前では豪が微笑んでいる。
「…丈…」
「…な、…何だよ…?」
どうやら完全に豪のペースに流されている、丈はそう感じていた。
「じゃあ、僕がたぁっくさん、もっともっと気持ち良くしてあげるからねッ!!」
そう言うと豪は、丈のイエローライオンのスーツのぐっしょりと濡れた股間部分の生地を持ち上げた。
「…行くよ?」
その瞬間、豪は目をカッと見開くと、そこを左右に思い切り引っ張ったのだ。
…ビッ!!…ビィィィィィィィィッッッッッッッッ!!!!!!!!
鈍い音が聞こえた瞬間、
「ううッ!?うぅわああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と言う丈の悲鳴が響き渡った。
「…なッ、何やってんだよッ、豪オオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!??」
イエローライオンのスーツのズボンの裂け目から、丈の大きく勃起し、先端をてらてらと淫猥に黒光りさせているペニスがぶるんと飛び出して来たのだった。
「…うわあ…!!」
豪がウットリとした表情を浮かべ、ほうと溜め息を吐く。
「…あ…、…あぁぁ…!!」
丈は顔が真っ赤になり、羞恥に歪む。
「…久しぶりに見たよ、丈のペニス。やっぱり大きくて、太くて長くて、凄いねッ!!」
嬉しそうに言う豪。
「…あ…ッ、…あんまり…、…見るなよぉ…ッッッッ!!!!」
情けない声を上げる丈。
「そのわりにはもっと大きくなったように思うけど?」
豪がニヤニヤしながら言う。
「…ふああああ…ッッッッ!!!!」
ゾクゾクとした感情が丈の体を駆け巡る。
「…さぁ、丈。…もっともっと、君のパワーを搾り出す時間だよ…!!」
豪のしなやかな指が、淫猥に光っている丈のペニスに絡み付く。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
その瞬間、体にあの快感の波が押し寄せ、丈は体を仰け反らせて喘いだ。