歪んだ友情U 第14話(最終話)
「あ〜あ、随分とお楽しみだったようだねぇ…!」
部屋の入口にドクターオブラーこと尾村豪と、イエローライオンこと大原丈がニヤニヤとしながら立ち、部屋の中の光景を見ていた。
「これはこれは、豪様!それに丈様…!」
イエローライオンに変身している頭脳獣ジョウヅノーが目をギラギラさせて言った。その時、グシュッ、と言う淫猥な音が聞こえたかと思うと、
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!…うああ…!!」
と言う艶めかしい声がジョウヅノーの足元で聞こえた。
ブラックバイソンに変身している矢野鉄也。今の彼は戦士としてのプライドを毟り取られたばかりか、ジョウヅノーにより完全に洗脳されていたのだ。
「…やれやれ、…鉄也も所詮は男だったってことだな…!」
丈はそう言うとツカツカと鉄也に歩み寄り、その頭元にしゃがみ込んだ。とその時、
「…ああ…!!…うああ…!!」
と、鉄也が声を上げたかと思うと、黒いグローブに包まれた腕が伸びて来た。
「…何だよ、鉄也…!」
丈がニヤリと笑う。
「コイツが欲しいのか?」
そう言った丈の右手は、大きく勃起した自身のペニスを握っていた。しかもそれは、イエローライオンのスーツの股間部分を破り、大きく突き出していた。そして、真っ赤に大きく腫れ上がった先端がドクンドクンと脈打っている。すると、鉄也は体をブルブルと震わせながら、
「…欲しい…!…丈さんのペニスを…、…下さい…!!」
と言い、鉄也自身のペニスも大きく勃起させていた。
丈は豪の方を振り向き、
「いいかぁ、豪ぉ?」
と声をかけた。すると豪は、
「丈は僕の大事な人なのに…!」
とムッとした表情をしたものの、
「…でもまぁ、…そう言う淫乱な光景をライブマンに見せ付けるのもいいよね!それに、ビアス様への報告にもなる…!」
とニヤリとしたかと思うと、
「いいよ、丈!好きにしてやって!」
と言ったのだ。
「だとよ!」
丈はそう言うと、
「…舐めろよ…!」
と言い、鉄也に自身のペニスを差し出した。
「…うああ…!!」
すると、鉄也がゆっくりと体を起こしたかと思うと、丈の大きく勃起したペニスに物凄い勢いでむしゃぶり付いた。
「…あ…!!」
その刺激に、丈が思わず声を上げ、ピクリと体を反応させた。
…ジュッ!!…ジュプッ!!
暫くすると、鉄也の口から淫猥な音が聞こえ始めた。
「おいおい、鉄也ぁ!またオレを誘ってるのかぁ?」
鉄也の背後、丈と向かい合う形でジョウヅノーが腕組みをし、ニヤニヤと笑っている。その目の前には、鉄也が四つん這いになり、ビリビリに引き裂かれたブラックバイソンのスーツから尻を剥き出しにしていた。そして、大きく開かれた双丘の窪みはヒクヒクと開閉を繰り返し、ジョウヅノーが放った淫猥な液体をトロトロと滴らせ、淫猥な糸で床とを繋いでいた。
「フフッ!おい、ジョウヅノー。挿れてやれよ!」
丈がジョウヅノーに言うと、
「かしこまりました、丈様!」
とジョウヅノーがニヤニヤしながら言い、鉄也の両の腰をグッと掴んだ。そして、大きく開かれた双丘の窪みに、ジョウヅノーの大きく勃起したペニスを一気に突き刺したのである。その途端、
「んんんんッッッッ!!!!んんああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と、鉄也が悲鳴を上げた。
「おい、鉄也ッ!!今度はこっちが疎かだろうが!」
丈がそう言い、鉄也の頭を掴み、鉄也の喉の奥へ自身のペニスを突っ込む。
「んぐッ!?」
すると、鉄也が呻き声を上げ、ポロポロと涙を零した。丈の大きなペニスが喉の奥に突き刺さり、その刺激に思わずえづいてしまったのだろう。
「「じゃあ、行くぜ?」」
丈とジョウヅノーが同時に言った。そして、
ズチュッ!!ズチュッ!!グチュッ!!グチュッ!!
と言う淫猥な音が再び聞こえ始めた。
「んんッ!!んんッ!!んんッ!!」
四つん這いになったままの鉄也。目を硬く閉じ、顔を真っ赤にし、その口には丈のペニスを受けている。
「…はッ!!…はッ…ッ!!」
丈が顔を赤らめて腰を前後に振る。鉄也の口の中にある黒光りするペニスが出し入れを繰り返される。
そんな鉄也の、光沢のある鮮やかな白色だったスーツの下半身部分はすっかり埃まみれになり、茶色く変色していた。そして、その体がゆさゆさと揺れる。鉄也の背後、双丘の窪みにはジョウヅノーのペニスが突き刺さり、ジョウヅノーが腰を前後することによって、鉄也の体も大きく前後に揺れていた。
「…ああ…、…気持ちいい…!!」
ジョウヅノーが恍惚な表情を浮かべる。
「…オレも、…気持ち…いい…!!」
顔を赤らめた丈が呟くように言う。
「…あぁ、…丈…様…!」
「…もう一人の…オレ…!」
同じ顔が少しずつ近付いて行く。そして、
…クチュッ!!…クチュクチュ…ッ!!…クチュクチュクチュクチュ…ッ!!
と言うくすぐったい音が聞こえ始めた。丈とジョウヅノーの唇が淫乱に混じり合う。
「…あ、…はぁ…ッ!!」
「…うああ…!!」
「…んんッ!!…んんんんッッッッ!!!!」
光沢のある黄色と黒のスーツを纏った男達が盛り合う。
「…フン…ッ!!」
その光景を見ていた豪が鼻で笑う。
「…愚かだ…。…実に愚かだよ…!!」
いつの間にか、豪の拳が握られ、ブルブルと震えている。
「…やはり人間は愚かな生き物だ…!…自らの欲望のままに生き、…その場凌ぎの快楽を求める…!…そんな愚かな人間がこの世界を支配するだと?…バカバカしい!」
そう言うと豪は、3人の男達が盛り合っている部屋を後にする。
「…我々、選ばれた人間だけが生き残れるのだ!…ビアス様を頂点とする、唯一無二の世界。…ビアス様こそが絶対なのだ!」
その時、豪はふと立ち止まった。
「…僕は、…ライブマンを2人も倒したことになるんだよな…?」
すると豪は、暫くその場で動くことがなかったが、
「…ククク…!!」
と肩を震わせて笑い始めた。そして、
「…フフフ…ッ!!…ヒャーッハハハハ…!!」
とあの下品な笑い声を上げ始めた。そして、
「ビアス様ッ!!ご覧下さいッ!!私はイエローライオン・大原丈だけではなく、ブラックバイソン・矢野鉄也も倒しました。ライブマンを2人も倒したのです!!これで証明されたでしょう?月形剣史よりも、仙田ルイよりも私の方が優秀であると!!」
豪の顔は少年のようだった。キラキラと輝く瞳、何かをやり遂げた達成感のある満足気な笑みを浮かべている。
「私はお約束致します!!私が作り上げた最高傑作の頭脳獣・ジョウヅノーと、イエローライオン・大原丈、そしてブラックバイソン・矢野鉄也と私で、必ずや、ライブマンを葬り去ってご覧に入れます!!」
一気にまくし立てるように言うと、豪は大きく息を吐いた。
「…これで、お前達にクズ扱いされる筋合いはなくなった…!!…剣史、…ルイ…!!…今度は、…僕がお前達をクズ扱いする番だ…!!」
それまで散々、自分を馬鹿にしていた、同じく武装頭脳集団ボルトに入った旧友であるドクターケンプこと月形剣史と、ドクターマゼンダこと仙田ルイの名前を呼びながら、豪の目は憎悪に満ちていた。
遠くでは、丈とジョウヅノー、鉄也の盛り合う嬌声が聞こえていた。
歪んだ友情U 完