歪んだ友情V 第14話(最終話)

 

 …ジュブッ!!…ジュボッ!!

 薄暗い部屋から聞こえる淫猥な音。同時に、

「…ん…、…んん…ッ!!

 と言う少年なのか、大人なのか分からないような声も聞こえて来る。

 薄暗い部屋の中央に置かれたソファの上に1人の男がどっしりと腰掛けている。光沢のある鮮やかな白と黒の、体にぴったりと密着するスーツのようなものを着込んでいる。

「…ああ…」

 恍惚な表情を浮かべ、うっとりとしているブラックバイソン・矢野鉄也。

「…気持…ち…いい…!!

 そんな鉄也の、大きく広げられたがっしりとした両足の間には、同じように光沢のある鮮やかな白と緑色の、こちらも体にぴったりと密着するスーツのようなものを着込んだグリーンサイ・相川純一がいた。

 …ジュブッ!!…ジュボジュボッ!!

 純一の口には、鉄也のブラックバイソンのスーツを突き破って飛び出した、鉄也の男としての象徴であるペニスが含まれ、そこから淫猥な音が聞こえていた。

 そんな純一の目は精気を失い、虚ろな表情を見せ、大きく勃起した鉄也のペニスを咥え込んでいる口元からはポタポタと涎が溢れていた。

 

「…」

 イエローライオン・大原丈とドクターオブラー・尾村豪の目の前で、鉄也に、そして、鉄也だけではなく丈と鉄也の淫猥な液体で作り出された頭脳獣・ジョウヅノーにまで射精させられた純一は、既に戦意を失っていた。

(…やっぱり、…僕一人の力じゃ…)

 短時間に何度も何度も射精させられ、体が思うように動かない。もちろん、両手を後ろ手に縛られているのもあったが、それよりも、仲間である丈や鉄也を操られ、豪の目の前で鉄也によって屈辱を受け、自身が放出した淫猥な液体がジョウヅノーのエネルギーに変わったと言う心の痛みの方が大きかった。

 …ジュブッ!!…ゴクンッ!!

 目の前の、イエローライオンの光沢のある鮮やかな白と黄色のスーツを身に纏ったジョウヅノーの喉が大きく動き、純一の淫猥な液体を飲み込んだのが分かった。そして、グリーンサイのスーツに包まれた純一の大きく勃起したペニスを口から離すと、

「…ふぅ…!!

 と大きく溜め息を吐いた。

「…あぁ…、…美味かったぁ…ッ!!

「…う…、…あぁぁ…!!

 純一の声が震えたのも無理はない。ジョウヅノーの精気が、さっきよりも漲っているように思えたからだ。

 いや、それだけではない。

 純一のグリーンサイのスーツ。ジョウヅノーが咥え込んでいた部分のスーツが溶けており、そこから淡いピンク色の純一のペニスが突き出していたのだ。

「フフッ!!ジョウヅノーったら、丈や鉄也だけでは満足出来なかったようだね!まさか、純一の分まで吸い取っちゃうなんて…!!

 豪が目をギラギラさせながら、不気味な笑みを浮かべる。

「でも、これでライブマンは終わりだね!パワーファイター系の3人のエネルギーを吸い取ったと言うことは、そいつの能力まで吸い取ったと言うことになるのだから…!」

「…じゃあ…」

 その時、ジョウヅノーがすっくと立ち上がると、

「…行って来るぜ…?」

 と言った。

「…残りの2人をやりに…!!

 そう言うと、ジョウヅノーは薄暗いその部屋を出て行った。

「おい、鉄也!」

 豪を背後から抱き締めていた丈が声を掛ける。その声に、鉄也がゆっくりと振り向く。

「純一はお前が楽しませてやれよ!…オレは…!」

 そう言いながら丈は、豪をお姫様だっこすると、

「…豪様を楽しませるからよ…!」

 と言った。

「…あぁ…、…丈…ッ!!

 顔を赤らめ、うっとりとした表情を浮かべる豪。そして、そのまま2人はその部屋を出て行った。

「…分かった…!」

 鉄也はニヤリとし、

「たぁっぷりとかわいがってやるからな、純一!」

 と言いながら、純一のペニスを握る。

「…て…っちゃ…ん…」

 ブラックバイソンのスーツを突き破らん勢いで大きく勃起している鉄也のペニスを見て、純一が小さく声を上げる。心なしか、純一のそれが硬くなったように思えた。それに気付いたのか、鉄也はニヤリとすると、

「おい、純一!コイツが欲しいのか?」

 と言いながら純一のペニスを離し、立ち上がると、ブラックバイソンの光沢のある鮮やかな白色のスーツのズボン部分に手を掛けた。そして、

 …ビッ!!…ビィィィィッッッッ!!!!

 と言う鈍い音と同時に、その部分を引き裂いたのである。その瞬間、

 …グチュッ!!

 と言う淫猥な音を立てて、そこから真っ赤に腫れ上がった鉄也の大きなペニスが飛び出して来た。

「…うぁぁ…!!

 純一は顔を真っ赤にしてそれを見つめる。

「…フン…!」

 鉄也は鼻で笑うと、近くにあったソファに腰掛け、足を大きく開くと、

「…こっちに来て舐めろよ…!」

 と純一へ呼びかけた。

「…」

 すると純一は、まるで見えない糸に操られるかのように立ち上がったかと思うと、鉄也の目の前まで行き、再び跪いて鉄也のそれを握った。

「…てっちゃんの、…太くて大きい…」

 それだけ言うと、純一は鉄也のそれをゆっくりと口の中に含んだ。

「んくッ!!

 その瞬間、鉄也がビクリと体を跳ねらせ、顔を天井へ向ける。

 …チュブッ!!…チュッ!!…チュブ…ッ!!

 ぎこちないながらも、懸命に頭を前後に動かし、鉄也のペニスを刺激する純一。

「おいおい、純一ぃ!お前のオチンチン、また大きくなっちまってるじゃねえかよッ!?

 鉄也が声を上げる。

「…相変わらず、きれいな色してんだな、純一のそれって。物凄くきれいなピンク色だ…!」

 先端が少しだけ見えている純一の勃起したペニス。まだ使い込んでいないと思われるそれは淡いピンク色で、そこからトロトロと淫猥な液体を滴らせ続けていた。

 …ジュブッ!!…ジュブッ!!

 淫猥な音が大きくなって行く。

「…お前は、…俺のものだ…!!

 鉄也はそう言うと、純一の頭を静かに撫でた。そんな鉄也の言葉を、虚ろな表情で聞き続ける純一がそこにはいた。

 

 レッドファルコン・天宮勇介と、ブルードルフィン・岬めぐみがジョウヅノーによって呆気ないほどに倒されたことを聞いたのは、それから間もなくのことだった。丈、鉄也、純一を取り返そうと我を忘れて突っ込んで行き、ダメージを負った勇介を庇ってめぐみが呆気ないほどに散り、勇介はジョウヅノーにじわじわと甚振られ、嬲られ、丈や鉄也、純一と同じように男に男としての象徴であるペニスを刺激され、何度も射精させられ、エネルギーを奪われ、果てた。

 ライブマン5人の力を吸い取ったジョウヅノーは最強頭脳獣と化し、その功績を讃えられた豪は大教授ビアスの片腕となり、彼を見下していたドクターケンプとドクターマゼンダ、ドクターアシュラは役立たずとして処刑され、名実ともに、豪の支配する世界が作られた。

 

 そして。

 ヅノーベースとは別に与えられた、豪専用の新たな宇宙船の中では、毎夜、男達の淫らな宴が繰り広げられたのだった。

 

歪んだ友情V 完