処刑!メガレッド 第10話
「止めろオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!もうッ、止めてくれええええええええええええええええッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
健太の絶叫が響き渡る。
「止めろったらああああッッッッ!!!!瞬ンンンンッッッッ!!!!」
自身の体の上に跨っている瞬に怒鳴る健太。だが瞬は、
「…ククク…!!」
と笑いながら、その手にキラキラと光る冷たいナイフを持ち、
…ビッ!!…ビリッ!!…ビィィィィ…ッッッッ!!!!
と言う鈍い音を立てている。
「…フフ…ッ!!…もう少しだよ、健太。…もうすぐ、お前は全裸になるのさ!!ちょっと残念なのは、ここに女の子がいないってことかな!!」
「…なッ、…何を訳の分かんねえことを…!!」
健太は瞬の腕を掴む。だがすぐに、
「…う…あ…!!」
と呻いたかと思うと、その腕をバタンと床の上に投げ出した。
「…く…っそ…オオオオオオオオ…ッッッッッッッッ!!!!!!!!」
メガレッドにインストールし、ネジレジアの残党と戦っていた時に浴びた超高圧電流と、メガブルーにインストールした親友の瞬が健太を拘束し、健太の男としての象徴、健太のプライドとも言えるべきペニスを刺激し、2度も短時間に絶頂へと導いた。それだけじゃない。瞬は自分達が敵としていたネジレジアの王・ジャビウス1世を『我らが主』と呼んだ。
そして。
捕らえられ、2度の絶頂へ導かれた健太の目の前に現れた覆面の男。その男の怪力によって健太のペニスとその下に息づく2つの球体に、人間の力とは思えないほどの強い力が加えられ、体中の力が抜けていたのだ。
「…ククク…!!」
瞬は目をギラギラと輝かせ、手にしているナイフをゆっくりと動かす。
…ビッ!!…ビリッ!!…ビィィィィ…ッッッッ!!!!
健太の体を死に至るほどのダメージから防御しているメガレッドの光沢のある真っ赤なスーツが、瞬によって少しずつ切り裂かれて行く。そのスーツは最早、体をどんな攻撃からも守るものではなく、ただのぼろきれ同然と化していた。
「…止めろ…!!」
その頃には、メガレッドのスーツの中から健太の逞しい体が見え隠れしていた。
「…ククク…!!…健太ぁ…、…行くよ…!!」
メガレッドのスーツを切り裂いていた瞬。そのナイフの切っ先が健太の胸を越え、腹筋の辺りで止まった。そして、その部分を両手でグッと掴んだのだ。
「…止めろ…!!」
健太の顔が恐怖に歪む。同時に、声をも震わせた。その時、瞬の目がカッと見開かれたかと思うと、
「せえのオオオオッッッッ!!!!」
と大声を上げ、健太のメガレッドのスーツを左右に引っ張ったのだ。
「止めろオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
健太の絶叫と同時に、
ビイイイイイイイイイイイイイイイイッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
と言う鈍い音が響き渡った。
「うぅわああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
健太が絶叫する。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
健太の上半身が完全にスーツを失い、瞬の目の前に曝されていた。
「…へぇぇ…!!」
瞬がホゥと溜め息を吐き、健太の体に手を這わせる。
「…健太ぁ…」
ウットリとした表情。その手がサワサワと健太の体を撫で続ける。
「…しゅ…、…瞬…!?」
まるで恋する少女のように目を潤ませ、艶かしい表情をしている瞬に、健太はドキッとしていた。
「…健太…。…大学生になっても鍛えてたんだな…?…凄く…、…逞しい…!!」
その時だった。
…ゴツッ!!…ゴツッ!!
「…しゅ…ん…?」
曝け出された腹部。クッキリと割れた腹筋の辺りにゴツゴツと当たるもの。
「…うう…ッ!?…うぅわああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
それを目の当たりにした途端、健太の表情が変わった。
「…なッ、…何やってんだよオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!??瞬ンンンンンンンンッッッッッッッッ!!!!!!!!」
「…ああ…。…健太…。…健太ああああ…ッッッッ!!!!」
瞬のメガブルーの光沢のある鮮やかな青色のスーツ。その股間部分が引き裂かれ、そこから瞬の男としての象徴であるペニスがにゅっと突き出ていた。そして、それを健太のクッキリと割れた腹筋に擦り付けていたのだ。
「…やッ、…止めろよッ!!…瞬…ッ!!」
初めて見る親友のペニス。それは大きく太く、そしてどす黒い光を放っていた。そして、その先からは先走りがドロドロと溢れ出し、淫猥な糸を引いていたのだ。
「止めろってばッ、瞬ンンンンッッッッ!!!!」
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
瞬は顔を真っ赤にし、はぁはぁと荒い呼吸をしながら笑みを湛えていた。
「…凄い…よ…、…健太…、…の…、…腹筋…。…俺…、…俺…ッ!!…物凄く…、…感じちゃうよ…!!」
「瞬ンンンンッッッッ!!!!いい加減にしろオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!」
それでも瞬はその行動を止めない。その表情は恍惚となり、健太の声は届いていないようだった。
やがて。
「…イィクッ!!」
瞬が短く呻き、体をビクビクと跳ねらせた時だった。
ドビュッ!!ドビュッ!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!
鈍い音が聞こえ、瞬のペニスから真っ白な淫猥な液体が溢れ出した。そして、それは健太の腹筋の割れ目に真っ白な水溜りを作った。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
健太はそれを信じられない思いで見つめている。
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
瞬は肩で大きく呼吸を繰り返す。その顔には笑みを浮かべて。と次の瞬間、
「…け、…健太…ぁ…ッ!!」
と言いながら、瞬が健太の胸へ倒れ込んで来たのだ。
「おッ、おいッ、瞬ッ!!」
思わず瞬を抱き止める健太。
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
瞬は相変わらず大きな呼吸を繰り返したまま、健太の体の上で動かない。
「…はッ、…離れろよオオオオッッッッ!!!!変態イイイイッッッッ!!!!」
健太は体を捩ろうと必死に動かす。だが、やはり、思うように力が出ない。
健太と瞬は今、抱き合うような形で床に寝ていた。
…グジュッ!!…グチュッ!!
2人が体を動かすたびに、瞬の放った淫猥な液体が擦れ、淫猥な音を立てる。そして、独特の強烈な匂いが2人の鼻を掠めた。
「…ふぅ…!!」
どれくらい経っただろう。
瞬が大きく溜め息を吐いたかと思うと、ゆっくりと起き上がった。と同時に、
…グジュッ!!…グチャ…!!
と言う音を立てて、その胸から淫猥な糸が垂れた。
「…しゅ、…瞬…?」
呆然と瞬を見つめる健太。すると瞬はニッコリと笑い、
「…健太も気持ち良くしてやるよ…」
と言うと、倒れ込んだ拍子に自身の腹部にべっとりと付いた淫猥な液体を掬い、それを健太の胸に塗りたくり始めた。
「…な…ッ!?」
健太が驚いている間にも、
…グチュッ!!…グチュッ!!
と言う淫猥な音を立てながら、健太の腹部にその液体が塗り込まれて行く。
「…やッ…、…止めろオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!瞬ンンンンンンンンンンンンンンンンッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
健太が悲鳴を上げる。
その時だった。
不意に瞬が体を屈めたかと思うと、健太の右胸の突起に近付き、そっと舌を這わせのだ。
…チュッ…!!
くすぐったい音が聞こえたその瞬間、
「はうあッ!?」
と、健太が目をカッと見開き、体をビクリと跳ねらせた。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
健太の体に強烈な電流が流れた。
「…ククク…!!」
瞬が低く笑う。
「…健太も何だかんだ言いながら感じてるんだ?」
「…あ…あ…あ…あ…!!(…気持ち…、…いい…!!)」
健太はその時、呆然としていた。
かつて仲間だった瞬の目の前で醜態を晒していると言うのに、体は快楽を求めている。そして、瞬が与えて来る刺激を気持ち良いと甘受してしまっている。
「(…オレは…、…一体…?)…く…っそ…オオオオオオオオ…ッッッッッッッッ!!!!!!!!」
顔を真っ赤にし、健太は目をギュッと閉じると、
「…オッ、…オレはああああッッッッ!!!!…絶対に、…負けねえぞオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と叫んだ。
だが、同時に、健太は自身の男としての象徴であるペニスがまたビクビクと疼き始めているのを感じていたのだった。