処刑！メガレッドⅡ 第１４話
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
自分の家とは雲泥の差の、だだっ広いリビングに通されてその真ん中に立ち、荒い呼吸をしている健太。
「…う、…あぁぁ…!!」
自分の姿を改めてまじまじと見つめ、顔を真っ赤にする。そして、
「…も、…もう、…止めて…下さい…。…許して、…下さい、…巧…様…!!」
と、目の前でニヤニヤと笑っている少年に声をかけた。
筋肉質な体にぴっちりとくっ付くほど小さな真っ白なＴシャツ。そのふっくらと膨らんだ胸板の中心部分にある２つの突起がぷっくりと浮き上がり、淫猥な形を作っていた。
そして、その下にある光沢のある真っ赤なスパッツ。その、健太の２本の足の付け根、健太の男としての象徴であるペニスが息づいているその中心部分が今、大きく盛り上がり、健太のペニスの形をクッキリと浮かび上がらせていた。
「…凄い…！」
健太の目の前にいる巧が顔を赤らめ、ほうと大きく溜め息を吐く。そして、ゆっくりと歩きながら、
「…凄いよ、健太ぁ…！…お前のオチンチン、…本当にデッケェんだな…!!」
と言い、
「…メガレッドに変身しながらオチンチンを大きくしたら、どうなっちゃうのかな…？」
とヒャッヒャと下衆な笑いをした。
「…う、…うぅ…ッ!!」
顔を真っ赤にし、目に涙を溜めて健太はブルブルと体を震わせた。
何も抵抗出来ないことは既に分かり切っていた。ここで下手に巧を殴ったりでもしたら、自分の家どころか、他のメガレンジャーのメンバー、メガブラックの遠藤耕一郎、メガブルーの並木瞬、メガイエローの城ケ崎千里、そして、メガピンクの今村みくにも迷惑を掛けることになる。それこそ、彼らの人生を滅茶苦茶にしかねなかった。
（…オレが、…ガマン、…するしか…ない…！）
ある意味、絶望的な状況に健太は置かれていたのである。
「…フフフ…ッ!!」
巧が顔を赤らめたまま、ニヤニヤとしながら健太の目の前へやって来る。ブリーフ姿の巧。その、巧の２本の足の付け根の中心部分がぐっしょりと濡れ、強烈な異臭を放っていた。そして、そこに息づく巧の男としての象徴は、勃起していてもその大きさは健太のそれの普段の大きさとさほど、変わりはなかった。
巧は健太の目の前でゆっくりと屈み込むと、未だに大きく勃起したままの健太のペニスに優しく手を掛けた。
「んくッ!!」
その刺激に、健太はビクリと体を反応させる。
「…いいなぁ…」
うっとりとした眼差しで、健太のそれを見つめる巧。そして、右手の親指、人差し指、中指で健太のそれの側面をゆっくりと擦ったり上下したりする。そして、巧の手のひらは健太のペニスの下に息づく２つの球体を優しく揉み上げたりしていた。その刺激に健太は、
「…ん…ッ、…んん…ッ!!」
と時折、呻き声を上げるかのようにして、懸命にその羞恥に耐えようとしていたのである。
「…健太のオチンチン、凄く太いし、硬い…。…それに、…凄く熱い…!!」
巧はじっとそれを見つめながら、実況中継するように呟く。
「先端はしっかり剥け切っていて、きれいな亀の形をしてる…。割れ目もくっきりしてるね！それに括れた部分も物凄くいやらしい形をしてる…」
それだけ言うと巧は健太を見上げ、
「最高だよ、健太ぁ。やっぱり、僕の奴隷にしなきゃ、気が済まないよ…！」
と言ったかと思うと、顔を健太のそこへ埋めたのである。
「んなッ!?」
これには健太も素っ頓狂な声を上げた。
「…なッ、…何を、…されるんですか…ッ、…巧…様…ッ!!」
自分の大きく勃起したペニスに顔を埋め、スーハースーハーとその臭いを嗅いだり、顔を左右に動かしてゴツゴツとしたそれを味わうようにしている巧。そんな巧が、
「…臭せぇ…！」
と一言言った。
「…あッ、…当たり前じゃないですかッ!!…昨夜から風呂も入っていないわけですし、シャワーも浴びてない。…１日の汗やオレの小便の臭いや、いろんな雑菌がいっぱいなんですよ…ッ!?」
健太がそう言った途端、
「ぷっ!!」
と巧が吹き出した。そして、ゆっくりと健太を再び見上げたのである。
「…ひッ!?」
巧の顔を見た瞬間、健太は小さく悲鳴を上げた。ギラギラと輝く瞳、ニタニタと不気味に歪む顔。
（…こいつ、…正気じゃねえ…ッ!!）
いや、正気ではないのは今に始まったことではなかった。だが、ここまで壊れた顔を見たのは初めてだった。まるで薬物に手を出している者のような、そんな危険な目付きをしていたのである。
「…キミは何にも分かってないんだね、健太ぁ」
そう言いながら、ゆっくりと健太のペニスを握る巧。
「…この、いかにも青春してます、って言うような臭いがいいんじゃないか！…特に、…メガレッドなんて言う、正義のヒーローをやっている健太のこの臭いは、これ以上、最高のものはないよ！そんな臭いを、僕は独り占め出来るんだ！僕は何て幸運の持ち主なんだろうッ!!」
そう言った途端、巧みは健太のペニスの下に息づく２つの球体を包み込んでいる袋の部分と、股の付け根部分の間に顔を埋めたのである。
「んひゃッ!?」
あまりのくすぐったさに、健太は体を跳ねらせる。
「…ちょ、…ちょっと…ッ!!…たッ、…巧様…ッ!?」
「…あぁ…。…やっぱり…!!」
だが、そんな健太にはお構いなしに、巧は自分の世界に入り込んでいる。
「…ここは、やっぱり、…すえたような臭いだ…!!…凄い…、…酸っぱい臭い…!!…でも、…それが堪らない…ッ!!」
と、その時だった。
「…っあ…ッ!!」
健太が目を大きく見開き、ビクンと体を跳ねらせた。と同時に、
…ジュッ!!…ジュク…ッ!!…ジュブ…ッ!!
と言う淫猥な音が聞こえて来た。
「…あ…あ…あ…!!」
健太の体に、あの忌々しい感覚が沸き起こり始めていた。
ゆっくりとその音の出所に目をやる。
「…あぁぁ…!!」
光沢のある健太の真っ赤なスパッツ。その大きく勃起したペニスの先端を、巧の口がスッポリと覆っていた。いや、先端部分だけではなかった。健太のペニスをグイッと引っ張るようにしたかと思うと、口の中奥深くへそれを頬張り始めたのである。
「…や、…止めろ…!!」
ブルブルと震える体。それとは別に沸き起こる、おぞましい感覚。
…ジュブッ!!…ジュブジュブ…ッ!!…ジュク…ッ!!
健太のペニスの先端に、スパッツ越しに巧が舐め上げる舌の動きが分かる。
「…た、…頼むから…ッ!!」
ビクンビクンと体が反応する。
「…も、…もう…!!」
グンと体を仰け反らせた。そして、
「…もうッ、…止めてくれええええええええッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と健太は絶叫したのだった。