アカニンジャー消滅! 第8話
…ジュップ…!!…ジュッ…!!
ぎこちない、鈍い音が小さく聞こえる。と同時に、
「…ふんぬ…ッ!!…んんんん…ッッッッ!!!!…く…ッ、…ああああ…ッッッッ!!!!」
と言う男性の掠れ声が聞こえる。
「…やッ、…止めて…ッ、…くれええええ…ッッッッ!!!!」
光沢のある鮮やかな赤色のスーツを身に纏ったアカニンジャー・伊賀崎天晴が必死に体を捩じらせる。そして、天晴の体の上に伸しかかっている小太りの男を懸命に退けようと体を動かす。だが、そんな天晴の抵抗を封じ込めるかのように、その小太りの男・闇博士マーブロは体の全体重を天晴の下半身に掛けるようにし、その口には天晴の大きく勃起したペニスを含んでいたのだ。
…ジュッ!!…ジュクッ!!…ジュボッ!!
マーブロの口から溢れ出す唾液がそこを濡らして行き、淫猥な音を立てる。
「…ふ…んんんん…ッッッッ!!!!…んんんん…ッッッッ!!!!」
アカニンジャーのマスクが大きく左右に動き、時折、体を仰け反らせる。そのマスクの中で、天晴は目を硬く閉じ、体の奥底から湧き上がって来る衝動に懸命に耐えようとしていた。
「…ンフフフ…!!」
暫くして、マーブロがようやくその口を天晴のそこから離した。
「…ッ!?…ッ、…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
一瞬、体をビクリと跳ねらせ、脱力したかと思うと、天晴は大きく呼吸を繰り返した。きらきらと光る鮮やかな赤と黒のスーツが、天晴の呼吸に合わせて大きく動く。
「イイネイイネイイネエエエエッッッッ!!!!」
子供のように目を輝かせ、嬉しそうに声を上げるマーブロ。
「キミの大切なところ、なんて美味しいんだろう!硬さも熱さも、太さも本当に申し分ないよ!ここからキミ達の精神力、忍タリティって言うんだっけ?それが出て来るんだよねエエエエッッッッ!!!!」
「…んな…!?」
マーブロが突然発した言葉に、目が点になる天晴。だがすぐに、
「…なッ、何言ってんだよッ!?…こ、…こんなところからニンタリティーなんか出て来るかッ!!」
と声を荒げた。だがマーブロはフン、と笑って、
「これだからおバカさんは困る…!」
と言った。
「いいかい?ここからは体に吸収した栄養分の残り、いわゆる、出涸らしと一緒に体内に入り込んだ余計なものが排泄物として出されるだけじゃないんだよ?ここからはその他に何が出るのさ?」
「…う…!」
突然、答えにくい質問を投げかけられて天晴は口籠る。
「キミ達、いや、ボク達に欠かせないもの。ボク達を本能の赴くままにさせるものが飛び出すんだろう?」
するとマーブロはニヤリと笑い、
「つまり、本能の赴くままにさせると言うことは、体中から溢れ出すエネルギーみたいなものじゃないか!だからそれはつまり、キミ達で言うところの忍タリティじゃないか!」
と目をキラキラさせて言った。
「…だッ、だからッ、それとこれを一緒にすんなッ!!」
天晴は最初は呆気に取られていたが、まるで天晴自身の大好きな祖父・伊賀崎好天をバカにされたかのような気分になり、再び声を荒げた。
「ああ、もう、どうでもいいや、別にそんなこと!」
するとマーブロは天晴の言葉を遮るかのように、突然、ぶっきらぼうにそう言った。そして、
「キミの大切なところから溢れ出る忍タリティをこのボクが奪っちゃおう!そして、キミには本当に“出涸らし”になってもらうよ?」
と言ったかと思うと、右手を差し出した。その時、マーブロの右手がポウと妖しく光ったかと思うと、
ヴウウウウウウ…!!
と言う低い振動音が聞こえ始めたのだ。
「…な、…何をする気だよ…ッ!?」
マーブロの右手を見た瞬間、天晴は顔を真っ青にした。その目に、小さく小刻みに振動するマーブロの右手の5本指が映っていた。
「ンフフフ…!!」
目をギラギラと輝かせて、その右手をゆっくりと天晴の2本の足の付け根、天晴の男としての象徴であるペニスに伸ばして来る。
「…や、…止め…ろ…!」
天晴の声が俄かに震え出す。
「だぁいじょおぶだよぉ、アカニンジャー。キミはこれからもっと素敵な快楽を得られるんだからさ!」
ヴウウウウウウ…!!
その右手が、アカニンジャーのスーツの、光沢を失った部分で横たわっている天晴のペニスの裏筋に触れたその瞬間、
「んああああッッッッ!!!!!!??」
と天晴が素っ頓狂な声を上げ、ビクリと体を起き上らせた。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
天晴の上半身が跳ね上がったことで、天晴の体とペニスの間に僅かな空間が出来た。その隙を狙って、マーブロは天晴のペニスをその右手で素早く握った。
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!
鈍い音が聞こえたその瞬間、
「ふああああああああああああッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」
と言う天晴の掠れた絶叫がマーブロの耳を劈いた。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああああああッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」
天晴のペニスを、マーブロの右手の振動が刺激する。その強烈な刺激に天晴はただ頭を左右に振り続けることしか出来ないでいた。そして、体の奥底からじんじんとした熱いものが込み上げて来たと思った次の瞬間、マーブロの右手に握られている天晴のペニスがビクビクと跳ねた。そして、
…グチュッ!!…グジュグジュグジュ…ッッッッ!!!!
と言う淫猥な音が聞こえ、アカニンジャーのスーツの、光沢を失ったその部分が更に光沢を失い、黒ずんだ。それを目ざとく見つけたマーブロは、目を大きく見開き、
「…ィィィィイイネイイネイイネエエエエエエエエッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と嬌声を上げる。
「イイネエエエエッッッッ!!!! 忍タリティが溢れて来るよ!!キミはもうすぐ、出涸らしになっちゃうんだねエエエエッッッッ!!!!」
「…ぐ…ッ!!…く…ああああ…ッッッッ!!!!」
懸命にその刺激に耐えようとする天晴。だが体は正直で、天晴のペニスの大きく割れた先端部分からはドクドクと淫猥な、てらてらと濡れ光る液体が溢れ出す。
「ンフフフ!さぁ、もうすぐだよ!もうすぐ、キミの忍タリティをボクが頂くのさ!」
マーブロが勝ち誇った笑みを浮かべる。
「…く…っそおおおお…ッッッッ!!!!」
両腕を背後に着き、ぶんぶんと首を左右に振る天晴。だがその下半身はガクガクと小刻みに震え、マーブロの手に握られているペニスはビクビクと脈打つことを止めない。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
やがて、天晴の声が、女性の悲鳴のように上ずり始めた。そして、
「ああああイイイイクッ!!イクッ!!イクイクイクイクッッッッ!!!!くっそおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と絶叫した。その瞬間、天晴の下半身がビクビクと小刻みに跳ねたかと思うと、
ドビュッ!!ドビュッ!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!ビュウウウウッッッッ!!!!ビュウウウウッッッッ!!!!ビュクビュクビュクビュクッッッッ!!!!
と言う物凄い音を立てて、濃白色な強烈な臭いを放つ長い塊が天晴のペニスの先端からアカニンジャーのスーツを突き破るように飛び出したのだった。