ココロガハリ 第31話
「…あ…あぁ…、…あぁぁ…!!」
両足を持ち上げられた格好で、ブルブルと震えるアカニンジャーにシュリケン変化している天晴。
「…あ…あ…あ…!!」
ビクン、ビクンと体が痙攣を起こす。
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
そんな天晴の目の前には、膝立ちになったスターニンジャーにシュリケンチェンジしているキンジが顔を真っ赤にし、荒々しい呼吸を続けていた。
「…ククク…!!」
ニタニタと不気味に笑うその目は野獣のようにギラギラと輝き、顔を真っ赤にしていた。
「…天晴の坊ちゃんのvirgin、御馳走様でございやした…!」
何かと英語発音をするキンジ。そんなキンジの男としての象徴は、未だにその大きさを衰えさせず、ビクンビクンと脈打ちながら天晴の筋肉質な双丘の秘門の奥に突き刺さっていた。そしてそこは真っ赤に腫れ上がり、その隙間からはキンジが放った濃白色な、強烈な異臭を放つ液体がトロトロと溢れていた。
「…ふぅ…!!」
その時、キンジは大きく息を吐いた。そして、天晴の両足をグッと持ったかと思うと、
「ヒャーッハーァッ!!」
と言う掛け声と共に、腰を一気に引いた。その途端、
グジュウウウウウウウウッッッッッッッッ!!!!!!!!
と言う淫猥な音と共に、
「ふああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と言う天晴の情けない声。そして、
ブシュッ!!ブシュブシュブジュブジュ…!!
と言う空気が抜ける音が聞こえたのだった。
「アハハハハ…!!!!」
その音を聞いた九衛門は両手をパンパンと叩きながら大笑いする。
「ラストニンジャの孫ともあろう者が、いやらしい場所からいやらしい音を立てるなんて…!!」
その声が聞こえたのか、天晴が顔をゆっくりと起こし、
「…うる…っせえ…ッ!!」
と声を上げる。だがその顔はさっきよりも真っ赤になり、その目には涙が溜まっていた。
その時だった。
「ん?」
九衛門が戸惑う。
アオニンジャーにシュリケン変化している八雲がゆっくりと歩き始めたかと思うと、静かに天晴のもとへ歩み寄ったのだ。
「…や…く…も…!!」
「…八雲坊ちゃん…!!」
天晴は悲愴な、そしてキンジはニヤニヤと不気味な笑みを浮かべて八雲を見つめている。
「…タカ…兄ィ…」
その顔が紅潮し、心なしか、荒い呼吸をしている八雲。
「…タカ…兄ィ…!!」
そんな八雲の男としての象徴がアオニンジャーのスーツの中でぐっしょりと濡れ光っている。そこに八雲が手を掛けたかと思うと、
「…ん…ッ!!」
と一瞬、呻き声を上げた。その瞬間、
ビッ!!ビィィィィッッッッ!!!!
と言う鈍い音と共に光沢のある鮮やかな青いスーツが破れた。
「…やれやれ…」
その時、九衛門が呟くように声を上げた。
「…んんんん…ッッッッ!!!!」
八雲のアオニンジャーのスーツの裂け目は、八雲の男としての象徴を包み込んでいるその部分を更に通り越し、八雲の背後、八雲のぷりんとした真っ白な双丘まで見えていたのだ。
「…や…、…八雲…ッ!?…お前…ッ!?」
八雲が何をするのか気付いたのか、天晴が声を上げる。すると八雲はニッコリと寂しそうに微笑むと、
「…タカ兄ィ…。…俺を、…犯してくれ…!」
と言い、その目から涙を伝わらせた。
「…俺は、…取り返しの付かないことをした…。…タカ兄ィを傷付け、犯しただけでなく、…凪も、…そして、キンジも…。…全て、…俺の中の闇が招いた結果だ。…俺が、…自分の気持ちをもっと素直に曝け出していれば、…こんなことには…、…ならなかったのに…!!」
そして、泣きじゃくりながら、
「…だから、…最後に、…タカ兄ィに犯されたい…!!…俺が、…一番、…大好きな、…憧れの、…タカ兄ィに…!!」
と言った。その時だった。
「バカ野郎オオオオッッッッ!!!!」
突然、天晴が怒鳴り声を上げた。
「…さっきから聞いてりゃ、…下らねぇことでウジウジしやがって…!!…誰にだってそんな闇はあるだろうが!!…特に、普通じゃ考えられないことを口に出すなんて、そんなに簡単に出来るわけねえだろうッ!?」
「…タカ兄ィ…」
これだけボロボロにされても、なおも八雲のことを思い、説得をしようとする天晴。と、その時だった。
「いいのかい、アオニンジャー?」
スゥッと現れた九衛門。その手には天晴を散々苦しめた催淫剤が入った、毒々しいほどに真っ赤な小瓶が握られている。
「キミはアカニンジャーを超えたいんじゃなかったのかい?そのためには、今、この目の前にいるアカニンジャーを徹底的に打ちのめさないといけないんだよ?そのためにキミはここまで頑張って来たんじゃないのかい?」
そう言ってニヤリと笑うと、天晴の男としての象徴が少しずつ小さくなり始めているのに気付き、
「そろそろアカニンジャーの薬の効力も切れて来たようだね」
と言った。そして、八雲の耳元に顔を寄せると、
「アカニンジャーをキミのものにしたいんだろう?」
と言い、そっと真っ赤な小瓶を差し出す。
「…やッ、…止めろオオオオッッッッ!!!!八雲オオオオッッッッ!!!!」
天晴が大声を上げる。だが八雲はその小瓶をじっと見つめていたが、ゆっくりと右手が動き、それを手に取った。
「やッ、八雲オオオオッッッッ!!!!」
「うるさいでございやすよッ、天晴坊ちゃんッ!!」
キンジの声が聞こえた次の瞬間、
ドボオオオオッッッッ!!!!
と言う鈍い音が聞こえ、天晴の体がお腹からV字に折れ曲がった。
「…ぐ…あ…が…!!」
天晴の腹部に、キンジの肘が減り込んでいる。
その時、意を決したかのように、八雲がその小瓶の蓋を開けた。そして次の瞬間、その中の液体をなんと、八雲自身が口に含んだのだ。
「…あ、…あぁぁぁ…!!」
キンジに肘打ちを食らい、まともに声が上げられない天晴。すると八雲は液体を口に含んだまま、素早く天晴に近付いたかと思うと天晴の顔を両手で掴み、唇に自身の唇を押し当てた。
「…ん…ッ!!」
天晴の目が大きく見開かれる。その口の中へ、八雲の口から例の液体が流れ込んで来た。
「んんんんーーーーッッッッ!!!!」
懸命に八雲を突き放そうとするが、キンジに食らった肘打ちのダメージが残っていて思うように体が動かせない。すると八雲は天晴の顎を持ち、前と同じように首をクイッと動かした。
ゴクンッ!!
天晴の喉が大きく動く。
「…あ…あ…あ…!!」
次の瞬間、天晴の体がブルブルと震え始め、
「…ぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と体を仰け反らせ、絶叫し始めた。そして、天晴の男としての象徴は再び勢いを盛り返し、大きく太く、真っ赤な先端を腫れ上がらせて体と垂直に勃ったのである。
「…ぁぁぁぁ…!!」
そして、異変は八雲にも起こっていた。
「…かッ、…体が…ッ!!…燃える…ッ!!…うわああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
叫び声を上げる八雲の男としての象徴も大きく勃起し、ドクンドクンと脈打ち、淫猥な液体を垂らしていたのだった。