大義名分 第13話

 

 バキイイイイイイイインンンンンンンンッッッッッッッッ!!!!!!!!

 何とも言えない乾いた衝撃音が聞こえた時、沢村の周りには無数の銀色の欠片が宙を舞っていた。

「…あ…あ…あ…あ…!!

 それはまるでスローモーションのように、キラキラと輝きながら宙をくるくると回転し、ゴトゴトと言う音を立てて床の上に転がって行く。と同時に、

「おおおおおおおおッッッッッッッッ!!!!!!!!

 と言うフーマ5戦士の歓声が聞こえ、

「…おお…」

 と、神官ポーはウットリとした視線を投げ掛けた。

「…うわ…!!

 破壊されたコンバットスーツの下半身部分を見た時、沢村は顔を真っ赤にし、体をワナワナと震わせ始める。そして、

「…うう…ッ、…うぅわああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 と絶叫した。

「…みッ、…見るなああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!見ないでくれええええええええええええええええッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!

 光沢のある銀色のコンバットスーツ。その下に纏っている黒色のアンダーウェア。沢村のガッシリとした両足を包み込んだそれの付け根部分。そこに出来上がっている大きな山。その瞬間、周りに火が付いたような笑い声が響き渡った。

「…す…ッ、…スッゲエエエエッッッッ!!!!…シャッ、シャイダーのヤツ、やっぱり感じてやがった…!!

 ダンが顔を真っ赤にし、涙を流して笑い転げている。捩れそうになる腹を抱え、ヒーヒーと荒い呼吸をしながら床の上をゴロゴロと転げ回っている。

 沢村のガッシリとした2本の足の付け根部分。そこに息づく、沢村の男としての象徴・ペニス。それが今、漆黒のアンダーウェアの下で臍へ向かって大きく勃起していた。

「…へぇぇ…」

 ボーイがウットリとした眼差しで再び沢村の股の間に座り込むと、その先で大きな山を作り出しているそれを右手で優しく包み込んだ。その刺激に、

「…ッッッッ!!!!

 と、沢村はビクリと体を跳ねらせる。

「…凄い…!!

 目を輝かせ、ホウと溜め息を吐くボーイ。

「…シャイダーのチンポ、凄く熱い…。…それに、太くて長い…。…おまけに物凄く硬い…!!

 そう言いながら、左手は自身の大きく勃起したペニスを揉みしだいている。

「…こんなのに突かれたら、気絶しちゃうだろうなぁ…!!

「…き…ッ、…気持ち悪いことを言うなああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!

 思わず顔を真っ赤にし、怒鳴っていた。すると、今度はダイがボーイの傍にやって来て、

「おい、ボーイ。いつまで触ってんだよッ!!

 と言いながら、ボーイの肩をポンと叩く。

「交代だ!!

 視線をチラリと動かす。その先にはポーの姿があった。すると、ボーイは、

「…あ…、…う、うん…」

 と、後ろ髪を引かれる思いで沢村のもとを離れる。代わりにダイが拘束されている沢村の台の上に飛び乗った。そして、

「…ククク…!!

 と目をギラギラさせ、不気味な笑みを浮かべた。

「…な…ッ、…何をする気だ…ッ!?

 沢村が声を上げる。するとダイは、

「こうするんだよッ!!

 と言いながら右足を上げる。そして、それを沢村の大きく勃起したペニスの上に一気に振り下ろしたのだ、

 ドゴオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!

 鈍い音が聞こえたその瞬間、

「うがああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!

 と、沢村が絶叫なのか、悲鳴なのか分からないような声を上げる。

「おっと…。…ちょっと刺激が強すぎたかなァ?」

 ダイはそう言いながら、沢村のペニスとその下に息づく2つの球体を踏み躙るように右足をぐりぐりと動かす。

「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!

 男にしか分からない鈍痛と不快感が沢村のそこを襲う。手でその部分を覆いたくても覆うことが出来ず、跳ね除けようと思っても体が動かない。そんな沢村を侮蔑するような眼差しでダイは見下ろすと、

「じゃあ、もっと感じさせてやるよ!!

 と言い、その右足を小刻みに動かし始めたのだ。

「うわッ!?ああッ!?ああッ!!ああッ!!

 沢村は目を見開き、上半身をビクビクと跳ね上げる。

「…止めろ…ッ!!…止めろオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!

 沢村のペニスに小刻みな振動が加えられ、ビリビリとした何とも言えない感覚が押し寄せて来る。

 ドクンッ!!ドクンッ!!

 その刺激に反応するかのように、ペニスがビクビクと脈打つ。当然のことながら、ダイがそれを見逃がすはずがない。

「…ククク…!!

 ダイはニヤニヤと笑いながら、

「おい、シャイダー。お前のチンポがオレの足の下でビクビクしてやがるぜ?」

 と言いながら、なおも右足を動かし続ける。

「…や…、…めろ…ッ!!…止めろ…おおおお…ッッッッ!!!!

 刺激されるたびにペニスが前後左右に動く。

「…ククク…!!

 ダイは腕を組み、余裕の笑みを浮かべて沢村のペニスを刺激し続ける。その呼吸に一切の乱れがない。

(…ま…、…ずい…ッ!!

 ガチャガチャと言う鎖が動く音だけが聞こえる。

 ドクンッ!!ドクンッ!!

 ペニスがビクビクと脈打ち続ける。そんな沢村の下半身の奥底からはじんじんとした疼きのようなものが込み上げて来ているのが分かった。

「…止めろ…ッ!!…止めろオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!

「…ククク…!!…どうした、シャイダー?…そろそろ、エネルギーが溢れて来てしまうのか?」

「…ぐ…ッ、…うう…ッ!!…うううう…ッッッッ!!!!

 その頃になると、沢村は苦悶の表情を浮かべていた。真っ赤な顔、目は硬く閉じられ、眉間に深い皺が刻み込まれている。歯を必死に食い縛り、ギリギリと軋み音を立てていた。

「オラオラ、どうだよ、シャイダーさんよオオオオッッッッ!!!!

 そう言った時、ダイは右足の動きを更に速めた。その動きに、

「うがああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 と、沢村が再び絶叫する。

 ドクンッ!!ドクンッ!!

 下半身の疼きが一気に込み上げて来る。

「止めろッ!!止めろッ!!止めろオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」 その時だった。

 ダイの足の下で何度も脈打ち続けていた沢村のペニスが、不意にビクビクと大きく小刻みに脈打った。と、次の瞬間、

 …グジュッ!!…グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!

 と言う淫猥な音が聞こえ始めた。そして、

「うわッ!!ああッ!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!

 と言う喘ぎ声を上げて、沢村の体がビクビクと何度も跳ね上がった。

「…ククク…!!

 その時、ダイはようやく右足の動きを止めた。そして、ゆっくりとその右足を上げて行く。

 …グジュッ!!…グジュッ!!

 鈍い音が聞こえたと同時に、そこに息づく沢村のペニスが脈打つ。

「…あ…あ…あ…あ…!!

 シャイダーの漆黒のアンダーウェア。そこに浮き出た沢村のペニス。そのきれいなフォルムを形成している先端部分がぐっしょりと濡れ、てらてらと照り輝く淫猥な液体が染み出していたのだった。

 

第14話へ