大義名分 第19話
ドクンッ!!ドクンッ!!
体が火照り、心臓が大きく高鳴っている。
「…あ…ッ、…あ…、…あぁぁぁ…!!」
目の前がぼんやりとし、意識が遠退きかける。その体がブルブルと小刻みに震えていた。
「「「「「ぎゃはははははははは…ッッッッッッッッ!!!!!!!!」」」」」
遠くでフーマ5戦士の笑い声が聞こえる。
「…す…ッ、…すげえよッ!!シャイダーったら、胸を刺激されただけでエネルギーを放出しちまいやがった!!」
ダンが顔を真っ赤にし、涙を流して笑い転げる。
「無理もないでしょう」
ポーが静かに言う。その目は沢村を見下したような、冷たい眼差しをしていた。
「シャイダーは、我々フーマと戦うことに関しては超一流。…ですが…、…女性との付き合いは全くの奥手。そもそも、他人にこうやって刺激を与えられる快楽を知らない。それに関しては全くの初心なのですから…」
それを聞いた沢村は顔を真っ赤にし、
「…ポー…、…おおおおおおおおおお…ッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と、怒りに黒いグローブに包まれた両拳を強く握り、ギリギリと言う音を立てた。
「…フン…ッ!!」
そんな沢村を侮蔑するかのように、ポーはジャララララと言う音と共に手にしている杖を大きく振った。
ポウ…。
杖の先に取り付けられている水晶が眩く輝き始め、同時に沢村が吐き出した淫猥な液体も共鳴し始める。そして、先ほどのようにフワフワと宙に浮いたかと思うと、その水晶の中へ吸い込まれて行ったのだった。
「…う…ッ!!」
その時、沢村は一言呻くように言うと、そのまま体を台の上にグッタリと横たえた。
(…オレは…)
ぼんやりとする意識の中で考える。
(…オレは…。…どうなるんだ…?)
絶対絶命。シャイダーの光沢のる鮮やかな銀色のコンバットスーツを破壊され、黒いアンダーウェアだけの姿にされている。それは沢村の体を一切守ってくれず、ただ、沢村の筋肉質な体付きを浮き立たせているだけだった。
そして。
そんな沢村のガッシリとした2本の足の付け根部分に息づく沢村の男としての象徴・ペニス。それは今、黒いアンダーウェアを引き裂かれて表へ飛び出し、ポーの呪いによって常に体と垂直に勃起させられていた。
…ビクンッ!!…ビクンッ!!
太く、長いそれは沢村の地肌と同じ色をし、先端部分は淡いピンク色をしている。それはつまり、沢村のそれはあまり使い込まれていないことを意味していた。そんな先端部分は今、フーマが散々刺激したことによって真っ赤に腫れ上がり、鈴口からは白濁混じりの淫猥な液体がトロトロと溢れ出し、ペニスを伝い、腹の上へ流れ落ちていたのだった。
「おい、シャイダー!!」
その時、ダンが沢村を呼ぶ。だが、沢村はぼんやりとした視線を宙に投げ、どこを見ているのか分からないでいた。
「…あ〜あ…。…意識まで飛んぢまったか…?」
ダンはニヤリとすると、
「だったら、オレが正気に戻してやるよッ!!」
と言ったかと思うと、沢村が拘束されている台の上に乗った。そして、大きく広げられた沢村の両足の間に座り込むと、大きく勃起したままの沢村のペニスを左手でギュッと握る。その刺激に、
「んあッ!?」
と、沢村は我に返った。
「…こ…ッ、…今度は何をする気だッ!?」
その顔がどことなく恐怖に歪んでいる。そんな沢村を見つめるダンの目はギラギラと意地悪く輝き、口元はニヤニヤと不気味な笑みを浮かべていた。
「…覚悟はいいだろうなァ、シャイダアアアアッッッッ!!!!」
そう言ったダンの右手が沢村のペニスの先端、真っ赤に腫れ上がったその部分を覆うと、
…グリュッ!!…グリュグリュ…ッッッッ!!!!
と言う音を立てながらゆっくりと動き始めたのだ。その途端、
「ひぐッ!?」
と、沢村は目をカッと見開き、上半身をビクンと跳ねらせた。
…グリュッ!!…グリュグリュ…ッッッッ!!!!
「…あ…あ…あ…あ…!!」
さっきまで、いや、生まれてから今までずっと感じたことがなかった強烈な刺激に、沢村は顔を真っ赤にし、体を小刻みにブルブルと震わせる。
グリュグリュッッッッ!!!!グリュグリュグリュグリュッッッッ!!!!
ダンの右手は沢村のペニスの最も敏感な部分を時に強く、時に優しく撫でたり擦ったりを繰り返す。
「…ひ…ッ、…んぐ…ッ!!…ぐうううう…ッッッッ!!!!」
短時間に何度も絶頂に達したそこ。その真っ赤に腫れ上がった、じんじんとした疼きがあるその場所を刺激され、気絶しそうになるほどの刺激が沢村を襲う。
「…痛…、…たい…ッ!!」
顔を歪め、涙を浮かべてダンを見る。するとダンは、
「あん?痛てえか?」
とニヤニヤとした笑みを浮かべながら尋ねる。
「そりゃ、痛てえよなあッ!!だって、散々、エネルギーを出して敏感になってるんだもんなああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
そう言うと、今度は沢村のペニスのその部分を手のひらで小刻みに擦り始めた。
グリュグリュグリュグリュッッッッ!!!!グリュグリュグリュグリュッッッッ!!!!
その途端、
「うがああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と、沢村は目をカッと見開き、首筋に血管を浮き立たせて叫び始めた。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!」
上半身がビクンッ、ビクンッ、と何度も何度も跳ね上がる。
「…や…ッ、…止めろオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!痛てええええええええええええええええッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
沢村が体を激しく暴れさせる。そのたびに、彼の四肢を拘束している金属の拘束具がガチャガチャとけたたましい音を立てる。
「オラオラアアアアッッッッ!!!!もっと感じろよオオオオッッッッ!!!!」
ダンはますます調子に乗り、沢村のペニスの先端を更に強く刺激する。
グリュグリュグリュグリュッッッッ!!!!グリュグリュグリュグリュッッッッ!!!!
「ぐぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
沢村は金切り混じりの悲鳴を上げる。と同時に、沢村のペニスがビクビクと何度も何度も激しく脈打ち、
グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!
と言う淫猥な音も混じって聞こえるようになって来た。
「あはッ!!コイツ、相当変態だぜ!!先端を強く刺激されて、エネルギーを溢れさせていやがる!!」
ダンが顔を赤らめ、嬉しそうに言う。
「そんなに出したいのなら、また出させてやるよッ!!」
そう言ったダンの右手が更に激しく動く。
「オラアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
グリュグリュグリュグリュッッッッ!!!!グリュグリュグリュグリュッッッッ!!!!
グチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!グチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!
「ひぃぎぃやああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
沢村が今までにないほどに甲高い叫び声を上げたその瞬間、沢村のペニスがビクビクと激しく脈打った。そして、
ドビュッ!!ドビュッ!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!ブシュッ!!ブシュブシュ、シュワアアアアアアアアアアアアアアアア…!!
と言う何とも言えない音と共に、粘着質な白濁混じりの液体が飛び出した後、さらさらとした水のようなものが噴水のごとく噴き出した。
「おおおお…」
その光景を、ポーはウットリとした眼差しで見つめている。
「…美しい…。…屈強な、逞しい肉体を持つ若い男のペニスから溢れる聖水の、何と美しいことか…!!」
その時、ポーは思わず顔を赤らめ、舌舐めずりをしていたのだった。