おにぃさんの性教育 第23話(最終話)
それから数日が経った。
ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!
相変わらず聞こえて来る淫猥な音。それと同時に、
「…あぁ…。…あぁぁ…!!」
と言う低い声。
「…随分と…、…上手に…、…なった…じゃないか…!!」
部屋の真ん中に椅子を置き、大股を開いて座っている男・飛羽高之。バルイーグルに変身し、光沢のある鮮やかな赤色のスーツをキラキラと煌めかせている。そして、彼のガッシリとした2本の足の付け根部分に息づく、彼の男としての象徴であるペニスはそのスーツから引っ張り出され、それを飛羽の目の前で屈み込む男性が口に含み、頭を前後に動かしていた。
ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!
淫猥な音が部屋の中に響き渡る。
「…フフッ!!」
飛羽が静かに笑う。
「…お前も、やっぱりこう言う素質があったじゃないのか?」
そう言うと、
「なぁ、大鷲ぃ」
と言った。すると、
「…ん…ッ、…んん…!!」
と、大鷲は顔を真っ赤にし、目に涙をいっぱい溜めてブルブルと首を左右に振った。
「でも、たった数日でお前のテクニックは随分上達したじゃないか!!」
「んんんんッッッッ!!!!」
飛羽の言葉に、大鷲は目を大きく見開き、懸命に首を左右に振る。
その時だった。
「そんなにいじめてやるなよ、飛羽ぁ」
少し離れたところで、ベッドの上に上半身を少しだけ起こして横たわっている鮫島が声を上げた。
「大鷲だって、まだこんなことをやり始めてそんなに経ってないんだ。それなのにそんなふうに言われちゃ、ましてや、お前に無理矢理やらされてるんだから、それはかわいそうってもんだろ?」
「そうかぁ?」
そう言いながら飛羽は大鷲の頭を撫でると、
「でも、久しぶりにこうやってオレ達が再会出来たんだ。少しは楽しもうぜ?」
と言うと、
「ほらッ、大鷲ッ!!ちゃんと気持ち良くしろよッ!!」
と言うと、腰をグイグイと突き上げ始めたのだ。その途端、
「んんんんんんんんッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と大鷲が呻き声を上げ、目をギュッと閉じる。そして、
ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!
と言う淫猥な音を更に大きくした。
「…あぁ…。…気持ち…、…いい…!!」
飛羽が恍惚な表情を浮かべる。そして、
「…さすがだな、大鷲。…昔から、…呑み込みの早さはずば抜けてる…」
と言うと目を閉じ、大鷲が与えて来る快楽に浸っていた。
「…やれやれ…」
そんな光景を見ながら、鮫島が溜め息を吐く。
「…相変わらず、悪魔だな、アイツは…」
その時だった。
ジュボジュボジュルルルルッッッッ!!!!ジュルルルルルルルル…ッッッッッッッッ!!!!!!!!
不意に強烈な淫猥な音が聞こえ、
「うああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と、鮫島が悲鳴を上げ、体をビクビクと痙攣させ始めた。
ジュルルルルルルルルッッッッッッッッ!!!!!!!!ジュルルルルルルルルッッッッッッッッ!!!!!!!!
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
鮫島の開かれた両足の間には、バルパンサーに変身し、光沢のある鮮やかな黄色のスーツを身に纏った豹が屈み込んでいる。そして、バルシャークに変身している鮫島の光沢のある鮮やかな青色のスーツを引き裂いて飛び出した、鮫島の男としての象徴であるペニスをこれでもかと言うほどに小刻みに刺激していたのだった。
「…ひょ…ッ、…豹オオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!」
あまりに突然の強烈な刺激に、鮫島が素っ頓狂な声を上げる。すると、
「…ぶは…ッ!!」
と言う音と共に、豹が鮫島のペニスを口から出した。そして、鮫島を睨み付け、
「お兄ちゃまがオレのご奉仕に感じてくれないからだろッ!?」
と、ぷっと頬を膨らませたのだ。
「かッ、感じてたよッ!!」
顔を真っ赤にした鮫島がそう言うと、
「だってお兄ちゃま、オレがお兄ちゃまのオチンチンを刺激しても、飛羽の方をよそ見して…!!」
と豹は言い、目に涙を溜め始めた。
「…悪かった…」
鮫島は苦笑して、豹の頭をぽんぽんと優しく撫でた。
「ちゃんと感じてるよ。豹のテクニック、本当に気持ちいいよ?」
「本当?」
「ああ、本当だ」
「…お兄ちゃま…!!」
鮫島苦笑。豹は涙目で嬉しそうに微笑む。
「…さぁ、続きだ。オレをもっと気持ち良くしてくれ…」
「うんッ!!」
鮫島の優しい笑みに、豹の顔がぱっと輝く。そして、
ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!
と言う音を立てて、再び鮫島のペニスを刺激し始めた。
「お〜い、鮫島ぁ」
飛羽がニヤニヤしながら鮫島を呼ぶ。
「そろそろ豹を貸せよ!!」
「バッ、バカ言うなよッ!!オレと豹は付き合ってるんだぜッ!?貸して堪るかッ!!」
そうなのだ。
大鷲と再会し、この数日で4人の距離が急速に縮まった。今ではこうして、4人が同じ場所で淫猥なこともしている。その中で、鮫島は豹と付き合うことにしたのだ。お互いの体の相性が抜群だったのと、根っから面倒見の良い鮫島にとって、豹は弟のような、いや、弟以上の存在に思えた。そして豹も、優しい鮫島に懐き、鮫島と一緒にいることを選んだのだった。まぁ、もとからこの2人はブルバルカンと言う同じマシンを操縦し、様々な部分で同じ時間、同じ空間を共有していたと言うのも、お互いの距離を縮めるきっかけになったのだろう。
「…お兄ちゃま…」
そんな鮫島を嬉しそうに見つめる豹。すると鮫島はニッコリと微笑んで、
「安心しろ、豹。お前のことは、オレが必ず守るから…!!」
と言った。そして、
「ほら、続き」
と言い、豹を促した。
「う゛んッ!!」
ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!
「…あぁ…。…あぁ…」
鮫島は目を虚ろにし、ベッドに体を沈める。そんな鮫島を見て、
「…あ〜あ…。…いいなぁ…」
と言うと、
「何か、オレ、外れくじを引いたような気がする…」
と呟いた。
その途端、
「おいッ、飛羽ああああッッッッ!!!!」
と突然、目の前の大鷲が目を大きく見開いて怒鳴った。
「そんな言い方ないだろうッ!?…オッ、…オレだって…ッ、…い…ッ、…一生懸命…ッ、…や…って…!!」
ピイイイイイイイイイイイイイイイイッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
その途端、大鷲の顔が真っ赤になり、再び蒸気が噴出した。そして、
「…ううううんんんん…ッッッッ!!!!」
と唸ったかと思うと白目を剥き、バタリと背後へ倒れてしまったのだ。
「おッ、おいッ、大鷲イイイイッッッッ!!!?」
これにはさすがの飛羽も慌てて起き上がると、大鷲を抱き起こす。
「大丈夫かッ、大鷲イイイイッッッッ!!!?」
「…あう…、…あう…ッ!!」
ぱくぱくと口を動かし、悶絶する大鷲。その鼻には、1本の赤い線が。
「…あちゃ〜…」
鮫島が苦笑する。
「…向こうはまだ暫く時間が掛かりそうだな…」
そう言うと、目の前で自身のペニスを刺激している豹を優しく見つめた。
「…ん?」
その視線に気付いた豹が鮫島を見上げる。そして、ニッコリと微笑むと、
「どったの、お兄ちゃま?」
と言った。
「いや、何でもない」
鮫島は豹の頭を優しく撫でる。
「豹が、かわいいなぁって思ってさ!!」
少し照れたように言うと、
「ひょ…」
と、豹も照れたように視線を泳がせる。
「ほら、続き続き!!」
「う゛んッ!!」
そして、豹は再び、鮫島のペニスを口に含んだ。
こうして、飛羽、鮫島、豹は、大鷲を加えた3人+1人の団結によって、次々にブラックマグマの悪事を阻止して行くのだった。
おにぃさんの性教育 完