僕だけのヒーローU 第12話
「…じゃあ、…もっと恥ずかしいことをしてあげますね…!」
そう言った僕の心臓は、口から飛び出しそうなくらい、ドキドキと早鐘を打っていました。まるで、目の前にいる人を初めて犯した時のように…。
「…何を、…する気だ…ッ!?」
目の前にいる人。光沢のある深紅の、体にぴったりと密着するようなクロノスーツを身に纏っています。そしてそれは、その人の筋肉質な体付きをクッキリと現わし、赤と言う精神を興奮させる色と相まって、見ている僕をますます興奮させました。
タイムファイヤーにクロノチェンジしている直人さん。今、僕の目の前で両手を後ろ手に拘束され、まるで天井から吊るされているかのように足を大きく開いて立っています。
「…フフッ!」
僕は小さく笑うと、直人さんの目の前にゆっくりと跪きました。
「…なッ、…何を…ッ!?」
直人さんの低い声、でもどこか震えているような声が僕の頭上に降り注ぎます。僕はちらりと直人さんを見上げました。そして、
「…言ったでしょう?…もっと恥ずかしいことをしてあげます…って…!」
僕はそう言うと、直人さんの足の中心部、直人さんの男としての象徴に顔を近付けます。
「…や、…止めろ…ッ!!…ウソだろ…ッ!?」
何をされるのか分かったのか、直人さんが腰を瞬間的に引きました。その腰の動き1つを取っても、どことなく淫猥な雰囲気です。動きが素早く細かいと言うか、こんな腰使いで突かれたりしたらどうなるんだろうと、僕まで興奮してしまいました。
「…あ…」
不意に直人さんが声を上げました。
「…あはッ!…バレちゃいました?」
僕のジーンズのハーフパンツ。その股間部分が大きくテントを張っていたのです。すると直人さんは静かに微笑んで、
「…それだけ、シオン様が私の姿に興奮されているってことですよね?」
と言いました。僕は、
「ええ。とっても」
と言い、直人さんの尻へ手を回し、筋肉質のそれをぐっと掴みました。
「…や、…止めろ…ッ!!」
直人さんの足がブルブルと震えています。
「…たッ、…頼むッ!!…止めてくれ…ッ!!」
口ではそう言うものの、直人さんの体にはちゃんと異変が起こっていました。
「直人さぁん」
僕はそう言うと、直人さんの尻に回していた右手を、直人さんの2本の足の中心部分で大きな膨らみを作っている直人さんのペニスへ伸ばし、静かに包み込みました。
「んッ!!」
その瞬間、直人さんが体をビクリと反応させます。
「フフッ!直人さんったら、口では嫌がっているのに、ここは正直ですよね!」
僕はそう言いながら、直人さんの大きなペニスをゆっくりと上下に撫で始めます。
「…んッ!!…く…ッ、…うう…ッ!!」
体をゆっくりとくねらせて身悶える直人さん。
「…やッ、…止めて…ッ、…くれえ…ッ!!」
その体のくねらせ方がとにかく淫猥で、僕の心臓が更にドキドキと高鳴ります。
「…じゃあ、…行きますよ?」
そう言いながら、直人さんのペニスを右手に握ったまま、僕はゆっくりと顔を近付けます。
「…止め…ろ…!!」
直人さんの声が震えています。と言うか、物凄い演技力です。
僕は、直人さんのペニスに顔を近付けながら、ゆっくりと口を開きます。
「…止めろ…ッ!!止めろッ!!」
腰や尻をくねらせる直人さん。でも、それだけしかやろうとしません。わざとらしいくらいに腰を引いたり、自由な下半身を動かそうともしません。まぁ、当たり前なんですけどね。
そして、僕の顔は直人さんのペニスの先端に辿り着き、ゆっくりと舌を出し、ペロリと舐めたのです。その途端、
「うわああああッッッッ!!!!」
と直人さんが悲鳴を上げました。それを合図に、僕は直人さんのペニスの先端を、タイムファイヤーのクロノスーツごと、ゆっくりと口に含んだのです。そして、舌でゆっくりと直人さんのペニスの先端を突いたり、舐めたりし始めました。
「んあッ!?ああッ!!ああッ!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!」
直人さんの体が大きく弓なりになり、また、直人さんの野太い声が辺りに響き渡ります。同時に、
…チュッ!!…クチュッ!!…ジュッ!!…ジュク…ッ!!
と言う淫猥な音が聞こえ始めました。
「んんんッッッ!!!!…ッく…ッ、…くああああッッッッ!!!!」
その淫猥な音に合わせるかのように、直人さんが呻き声を上げます。
「…フフ…ッ!!」
僕はちょっとだけ、直人さんのペニスを口から出しました。タイムファイヤーの深紅のクロノスーツ、そのペニスの部分は僕の唾液でその光沢を失っていました。いえ、僕の唾液だけではありませんでした。
ジュクジュクッ!!ジュウウウウッッッッ!!!!
僕が頬をすぼめ、直人さんのペニスを思い切り吸い上げた時でした。
「んああああああッッッッッッ!!!!!!」
直人さんの体が急にグンと仰け反ったその瞬間、
ドクンッ!!
と言う音が聞こえるかのように、直人さんのペニスが跳ね上がり、そこからヌメヌメとしたものが出て来たのです。
「…んふ…ッ!!」
これには僕も驚いてしまいました。
「…直人…さん…?」
嬉しい半面、何故だか、まともに直人さんの顔が見られない、そんな感じ。すると直人さんも同じだったらしく、
「…すみません。…シオン…様…」
と顔を真っ赤にして、でも、視線は定まらないまま、辺りをキョロキョロとしています。
「…シオン様のお口の中が、…あまりに気持ち良くて…。…ガマン、…出来ませんでした…!」
「…じゃあ…!」
僕はそう言うと、直人さんのそれをギュッと握り、グイッと前面へ引き倒すようにしました。
「んぐッ!?」
突然の痛みに、顔をしかめる直人さん。でもすぐに、
「…よ、…止せ…!」
と言いました。
「もっともっと、たぁっぷり直人さんを味わわせて下さいよ」
僕はそう言うと、ドクンドクンと脈打っている直人さんのペニスをパクリと咥え込んだのです。
「はあああッッッ!?」
突然の刺激に喘ぐ直人さん。
…ジュボッ!!…ジュボジュボッッッ!!!!…ジュクジュクジュク…ッ!!!!
淫猥な音が大きくなって行きます。
「…あッ!!…は…ぁ…ッ!!…うう…ッ!!…あああッッッ!!!!」
直人さんは苦悶の表情を浮かべながら、いやらしい喘ぎ声を上げ続けます。
「…たッ、…頼むから…ッ!!…止めて…くれえええ…ッッッ!!!!」
淫らに喘ぐ直人さん。でも、その言葉とは裏腹に、直人さんのペニスからはドクドクといやらしい液体が後から後から溢れ、僕の口の中いっぱいに広がって行ったのでした。