僕だけのヒーローU 第23話(最終話)

 

 僕を取り囲むようにして立っている、タイムレッドにクロノチェンジした竜也さん、タイムイエローにクロノチェンジしたドモンさん、そして、タイムファイヤーにクロノチェンジした直人さん。

「…シ、…シオン…様…。…な、…何を…?」

 竜也さんがやや声を震わせながら僕に尋ねます。

「だから言ってるでしょう?3人の奴隷の処刑だと…!」

 タイムグリーンにクロノチェンジしている僕。そのきらきらと輝く上半身と打って変わり、僕の下半身、特に僕の男の子としての象徴であるペニスが納められたところには大きな染みが出来ていたのです。そして、そこには僕のペニスが勃起してクッキリと浮かび上がっていたのでした。

 そして、竜也さん、ドモンさん、直人さんのペニス。

「…あ…あぁ…!!

 ドモンさんが声を震わせます。

 それらもそれぞれのクロノスーツから飛び出し、大きく勃起していました。竜也さんのは長く、ドモンさんのは太く、そして、直人さんのは全体的にボリュームがありました。そんなそれぞれの先端には、Y字になったものが取り付けられていたのです。

「…シ、…シオン…様…ッ!!…許して…下さい…!!…俺達が、…何をしたと言うんですか…ッ!?

 直人さんが僕をじっと見つめます。

「別に何もしていませんよ。ただ、僕が開発した新型エビル・サンダーの実験台になってもらいたいんですよ」

 今までのエビル・サンダーはI字型の1本の棒状になったもので、その先端が高周波で振動し、そこを直人さん達のペニスの先端に当てて刺激を与えていました。でも今回、僕が開発したY字型のものは、Yの字の上のV字になったところにペニスを挟み込み、ペニスを包み込むようにして刺激を与えるのです。つまり、当て方によっては括れの部分と裏筋、または両側面から高周波の刺激を受けることとなり、相当の刺激となるはずです。

「だって、気持ちいいこと、いっぱいして欲しいでしょう?」

 と僕が聞くと、

「当然ッ!!!!

 と竜也さん達は真顔で頷きます。

「…ったく…」

 僕は苦笑すると、

「…じゃあ、…処刑開始しますね!」

 と言い、それぞれのエビル・サンダーのスイッチを入れました。

 ブゥゥゥゥンンンン、と言う高周波の振動音が聞こえ始めたと同時に、

「んんッ!?んあッ!?ああッ!?ああッ!!ああああッッッッ!!!!

 と言う竜也さんの悲鳴が真っ先に聞こえ始め

「うおッ!?おおお…!!うおおおおおおおおッッッッッッッッ!!!!!!!!

 と言うドモンさんの雄叫びがその次。そして、

「んんんんッッッッ!!!!…く…ッ!!…くうううう…ッッッッ!!!!

 と言う直人さんの懸命に耐える呻き声がその次に聞こえ始め、三者三様の声が淫猥なハーモニーを奏でます。

「フフフ…!」

 僕は低く笑うと、

「さぁて、どんな感じですかねぇ?」

 と言いながら3人の間に座り込みました。

「…フフフ…。…どのおチンチンも、ブルブルと震えていますね…!…先端が高周波でブルブルと波打ってますよぉ…!…どのおチンチンもとってもいやらしいです…!」

「…や、…止めて…下さい…ッ!!…シオン…様…ぁ…ッ!!

 顔を真っ赤にした竜也さんが、足をガクガクさせながら懸命に快楽に耐えようとしています。

「…く…ッ!!…体…さえ、…動かせ…たら…ッ!!

 そんな竜也さんの声に反応するかのように、直人さんが歯を食い縛りながら言います。こちらも顔が真っ赤で、足をガクガクとさせています。それに対して、

「うおおおおおおおおッッッッッッッッ!!!!!!!!うおおおおおおおおッッッッッッッッ!!!!!!!!

 とバカみたいに叫び続けているのがドモンさん。

「…きッ、…気持ちいいッ!!…気持ちいいですッ、シオン様ああああッッッッ!!!!

 ドモンさんが叫ぶと同時に、

 グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!

 と言う淫猥な音まで聞こえて来ます。

「ちょっと、ドモンさぁん!いやらしい液体がいっぱい溢れて来ているじゃないですかぁッ!!

 そうなんです。ブルブルと高振動に震えるドモンさんの真っ赤に腫れ上がったペニスの先端からはトロトロと淫猥な液体が溢れ出し、それがポタポタと床へ伝っていたのです。

「…そうだ…!」

 僕はそう言うと、その場を離れ、代わりにバケツを1つ、3人の間に置きました。

「さぁ、皆さん!ここへ出しちゃって下さい!」

 言うが早いか、僕はまず、ドモンさんの背後へ回り、筋肉質な上半身へ腕を回しました。

「…シッ、…シオン様ッ!?…何を…ッ!?

 ドモンさんが驚いて声を上げます。

「…さぁ、…ドモンさんの処刑です…!」

 そう言うと僕は、ドモンさんの厚い胸板の上にある小さな突起をキュッと摘まみました。その途端、

「はうッ!?

 とドモンさんは声を上げたかと思うと、

「…あ…あ…あ…あ…!!

 と声を震わせていましたが、

「…ぁぁぁぁああああッッッッ!!!!

 と叫んだその瞬間、

「イクッ!!イクッ!!イクイクイクイクッッッッ!!!!イクウウウウッッッッ!!!!

 と叫んだかと思うと、

 ドビュッ!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!ビュクビュクビュクビュクッッッッ!!!!

 と白濁の液体をバケツの中に一気に叩き落としたのです。

「フフフ…!…ドモンさぁん、…射精してしまいましたねぇ…!」

 僕はそう言うと、まず、ドモンさんのエビル・サンダーのスイッチを切りました。

「…じゃあ、…次はぁ…!」

 そう言うと僕は、今度は竜也さんの背後に回りました。

「…ちょ、…ちょっと…ッ!!…シオン…様ぁ…ッ!?

 竜也さんが声を上げます。

「…い、…嫌だ…!!

「フフフ…。…さぁ、竜也さん。…今度はあなたの処刑の時間です…!」

 僕はそう言うと、竜也さんの腰を持ちました。

「…え?」

 竜也さんが後ろを振り返ります。

「フフフ…!」

 僕は笑うと、未だに勃起している僕のペニスを、タイムグリーンのクロノスーツ越しに竜也さんの筋肉質な双丘の窪みへグイッと押し込み、そのまま腰をグリグリと動かし始めたのです。その途端、

「んあッ!?ああッ!?ああッ!!ああッ!!ああああッッッッ!!!!

 と竜也さんが叫んだかと思うと、

「だッ、ダメだああああッッッッ!!!!

 と言いました。そして、

「イクッ!!イクッ!!イクイクイクイクッッッッ!!!!イクウウウウッッッッ!!!!

 と叫んだかと思うと、

 ドビュッ!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!ビュクビュクビュクビュクッッッッ!!!!

 とドモンさんと同じように白濁の液体をバケツの中に一気に叩き落としたのです。

「…ククク…!!

 僕の顔は恐らく、悪魔の笑みを浮かべていたことでしょう。

「…最後は、あなたですよ、…直人さん…!」

 竜也さんに付いていたエビル・サンダーのスイッチを切ると、僕はゆっくりと直人さんと向かい合いました。

「…オレは…ッ!!…そんなに簡単には、…イカされんぞ…ッ!!

 顔を真っ赤にし、懸命に歯を食い縛っている直人さん。そんな直人さんを見下すように僕はフフンと笑い、

「これでも耐えられますか?」

 と言い、Y字になったエビル・サンダーの柄を片手で握りました。そして振動を繰り返しているV字になった部分を、直人さんのペニスも包み込むようにしてグッと握ったのです。その途端、

「うおッ!?ああッ!?ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!

 と直人さんが体を弓なりにして叫び始めたのです。

「ううううううおおおおおおおおッッッッッッッッ!!!!!!!!

 懸命に堪えていた直人さんでしたが、

「くっそおおおおおおおおッッッッッッッッ!!!!!!!!イクウウウウウウウウッッッッッッッッ!!!!!!!!

 と叫んだ次の瞬間、

 ドビュッ!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!ビュクビュクビュクビュクッッッッ!!!!

 と白濁の液体をバケツの中に一気に叩き落としました。

「…凄い…!」

 僕も興奮の極限状態で、自分のペニスから白濁の液体がポタポタと零れていることすら、気付かないほどでした。

「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!

「…う…、…あああ…ッ!!

「…あ…、…あひゃ…!!

 直人さん、竜也さん、ドモンさんがそれぞれに呼吸をしたり、白目を剥きそうになったりしています。僕が重力制御装置を切った瞬間、

「う…ッ!!

 と言ったかと思うと、同じタイミングで3人ともそれぞれひっくり返ったのでした。

「…どうでしたか、皆さん?」

 なみなみになったバケツを抱えながら、僕は尋ねます。

「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!

 直人さんは相変わらず荒々しい呼吸を繰り返し、

「…や、…やべえよぉ、…シオンん…!」

 と竜也さんは笑みを浮かべています。

「…超…、…気持ち良かった…!!

 ドモンさんがそう言ったかと思うと、ゆっくりと起き上がりました。そりゃ、そうですよね。一番最初に射精したので、回復も一番早いわけです。

「…これは、…ますます癖になりそう…♪」

「…ったく…」

 直人さんが声を上げます。それに釣られるかのように、竜也さんも起き上がりました。

「あ、皆さんのこの精液を飲んだら、僕は強くなれますかね?」

 僕がそう聞いてみると、

「それはないから!!!!

 と竜也さん、ドモンさん、直人さんに即答されてしまいました。

「…敵わないなぁ、…シオン様には…!」

 直人さんが苦笑します。そして僕達は、お互いのペニスをまだ勃起させたまま、いつまでも笑い合ったのでした。

 

 いずれ、僕とドモンさんは30世紀の未来へ帰って行くことになるでしょう。その時が来なければいいのに、とさえ思うこともあります。でも、いつまでも20世紀に留まっていたら、僕達の歴史が変わってしまいます。

 いずれ、さよならが来る時まで、竜也さん、直人さん、ドモンさんにはずっと「僕だけのヒーロー」でいて欲しいと思っています。

 

僕だけのヒーローU 完