毒牙 第18話
クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!
外はすっかり暗くなり、沈み行く夕陽はすっかり鋭角になっている。校舎からも少しずつ人の気配が消えて行き、辺りがしんと静まり返り始めていた。そんな校舎の最奥部にある小さな準備室ではほんのりと薄明かりが灯り、クチュクチュと言う音が聞こえて来る。
「…ん…ッ、…んふ…ッ!!」
「…んは…ッ、…あ…ッ、…ああああ…ッッッッ!!!!」
小さな間取りの準備室。その中央で洋平と引間はしっかりと抱き合い、クチュクチュと言うくすぐったい音を立ててキスを繰り返していた。そして、ブルーターボに変身している洋平が艶かしい声を上げ続ける。
「…せ…ッ、…せん…、…せ…ぇ…」
クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!
「はああああああああ…ッッッッッッッッ!!!!!!!!」
顔を真っ赤にし、目を虚ろにさせ、されるがままの洋平。そんな洋平の口の中へ自身の舌を侵入させ、洋平の口の中を蹂躙する引間。
「…どうしたの、洋平君?」
引間が囁くように言う。その目はニヤニヤと意地悪く笑っている。
「…僕がこうやって洋平君にキスをしたり、洋平君のエッチなチンポを刺激しただけで、洋平君はコロッと堕ちちゃったよね…?…子供はどっちだろうね?」
「…ご…、…ごめん…、…なさい…」
口を開けたまま、引間の舌を必死に絡め取ろうとする洋平。その目尻には涙が浮かんでいる。引間はニヤリと笑うと、
「…じゃあ、お仕置きだね…?」
と言うと、洋平をグイグイと押し始めた。
「…え?…え?」
引間のその勢いに、洋平は後ずさる格好になる。そして、準備室の奥にあったベッドにゴロンと横たえられた。その時だった。
ガチャンッ!!ガチャンッ!!
突然、金属がぶつかるような軽やかな音が聞こえ、
「…んなッ、何だッ、これッ!?」
と、洋平が驚いて声を上げていた。そして、引間を呆然と見つめ、
「せッ、先生ッ!?」
と声を大きくした。洋平の両手首と両足首には金属の拘束具のようなものが取り付けられ、洋平は今、ベッドの上にX字に拘束されていたのだ。
「大丈夫だよ、洋平君」
ニコニコと微笑む、いや、意地悪く微笑んでいる引間はそう言うと洋平の体の上にゆっくりと伸し掛かった。
「…ちょ…ッ、…先生…ッ!?」
顔を真っ赤にした洋平。その至近距離のところに引間の同じように赤らんだ、だが、ウットリとした表情があった。そして、引間の右手がゆっくりと洋平の筋肉質な体を撫で始める。その細くしなやかな指が洋平の筋肉質な両胸の突起に触れた時、
「…んん…ッ!!」
と、洋平は顔をしかめ、体をビクリと跳ねらせた。
「…フフッ!!…ターボレンジャーのスーツは感度も上げちゃうのかな?」
「…あ…ッ!!…あ…ッ!!」
引間の指が洋平のそれらを弾くようにすると、それに合わせるかのように、洋平は短く声を上げ、体をビクッ、ビクッ、と跳ねらせた。
「…じゃあ…、…行くよ?」
そう言うと、引間は今度は洋平の右胸の突起に顔を近付ける。
「…や…、…止め…て…!!」
洋平が声を震わせたその時だった。
…チュッ!!
くすぐったい音が聞こえたその途端、
「んはああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と、引間が伸し掛かっているにも関わらず、洋平は体を仰け反らせていた。
…クチュクチュ…ッッッッ!!!!…クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!
キスとはまた違うくすぐったい音が聞こえて来る。
「…んはッ!!…あ…ッ、…あふ…ッ!!…ああああ…ッッッッ!!!!」
ビクッ、ビクッ、と体を痙攣させ、引間の愛撫に身悶える洋平。
「…気持ちいい?」
引間が尋ねると、洋平はガクガクと首を縦に振り、
「…気持ち…、…いい…ッ!!」
と答えた。
「だよね。洋平君のチンポが僕のチンポにゴツゴツとぶつかっているんだ」
「…うう…ッ!!…うぅわああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
その光景を見た時、洋平は思わず叫んでいた。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
ブルーターボの光沢のある鮮やかな青色のスーツ。そのガッシリとした2本の足の付け根部分に息づく、洋平の男としての象徴・ペニス。それは今、そのスーツの中で存在感を際立たせ、光沢のある鮮やかな青色のスーツの中で大きな山を作り出していた。そこに、洋平より背が低い引間の2本の足の付け根部分が重なるようになっており、ジャージ越しに引間のそこが大きくテントを張っているのが分かったのだ。
「…フフッ!!…洋平君のエッチな姿を見ていたら、僕まで大きくなっちゃった…」
「ふああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
その時だった。
ビクンッ!!ビクビクッッッッ!!!!
突然、洋平のペニスがブルーターボのスーツの中で大きく脈打ったかと思うと、
…グジュッ!!…グジュウウウウウウウウッッッッッッッッ!!!!!!!!
と言う鈍い音が聞こえた。
「…え…?」
その音の出所を見た途端、引間は呆然となり、洋平は顔を真っ赤にしていた。
洋平の大きく勃起したペニス。そのきれいなフォルムを形成している先端部分がぐっしょりと濡れ、光沢を失わせていた。
「…洋平君…?…もしかして、イッちゃったのかい?」
引間はそう尋ねながら、洋平の大きく勃起したペニスをギュッと握る。その途端、
「んああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と洋平が大声を上げる。そして、
グジュッ!!グジュグジュウウウウウウウウッッッッッッッッ!!!!!!!!
と言う音と共に、洋平のペニスの先端からトロトロとした粘着質な淫猥な液体が溢れ出し、染みを広がらせていたのだ。
「…フフッ!!」
引間は静かに笑うと、
「…本当に変態になっちゃったね、洋平君は…!!」
と言うとデスクの引き出しを開け、その手に棒状のものを2本握っていた。
「これでお仕置きしようか!!」
引間が手にしているものを見た途端、洋平は俄かに顔を真っ赤にした。
「…フフッ!!…洋平君ったら、これが何なのか、知っているようだねぇ。…そっかぁ、洋平君もこれでオナニーをするんだね?」
引間が手にしている棒状のもの。その先端部分は丸みを帯び、マイクのような形をしている。そして、その柄の部分には小さなスイッチが1つ。その先はコードが延び、コンセントプラグと繋がっていた。
「まずは1本から始めようか」
「…いッ、…嫌だ…ッ!!」
洋平が必死に体を捩らせようとする。だが、その間にも引間は手にした棒状のものを洋平のペニスの先端に宛がった。
「…たッ、…頼むッ、先生ッ!!…それだけは…。…それだけは…!!」
洋平の声が震えたその時だった。
カチッ!!
スイッチが入れられる乾いた音が聞こえたその瞬間、
ヴウウウウウウウウンンンンンンンンッッッッッッッッ!!!!!!!!
と言う強烈な低い振動音が響き渡った。そして、
「うあッ!?うあッ!?ああッ!?ああッ!?ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!うぅわああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と言う甲高い悲鳴が響き渡ったのだった。