毒牙 第20話
「…もうこのくらいでいいだろう…!!」
引間がそう言った時、洋平は、
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
と荒い呼吸を繰り返していた。その目はぼんやりとどこを見ているのかも分からず、全身を脱力させ、ぐったりとベッドの上に横たわっている。
「…ククク…!!」
「…せ…、…ん…せ…?」
引間の目付きがいつもと違う。妙な胸騒ぎを感じながらも、洋平はぼんやりとしたままだ。
「さすが、ターボレンジャーだ。普通の高校生とは違う。妖精の力を得た人間が、こんなにもエネルギーを差し出してくれるとは…!!…けれど、頭は少し弱いようだ…」
「…何…、…言って…?」
洋平はぼんやりとその言葉を聞いている。すると引間は、
「感謝するよ、洋平君。君のお陰で、僕は兄さん達を蘇らせることが出来るんだ」
と言ったかと思うと、みるみるうちに姿を変えて行く。その姿を見た途端、
「…あ…あ…あ…あ…!!」
と、洋平は俄かに声を震わせ始めた。
「…クカカカカ…!!」
おどおどとしていた、かわいらしいイメージの教師から一転、目は大きく吊り上がり、おぞましい表情になる。更にその体はゴツゴツとした、醜い化け物のような姿へと変貌を遂げたのだ。
「…僕は暴魔獣淫魔。お前達ターボレンジャーに殺された魔兄弟の弟だ!!」
そう言った時、淫魔の目がギラリと光った。すると、洋平の体の上や周りに飛び散っている、洋平が大量に放出した淫猥な液体が不気味な輝きを帯び、ふわふわと宙を舞い始めた。そして、それは淫魔が手にしている不気味な色をした壺の中へと吸い込まれて行った。
「…そ…、…んな…」
呆然とし、未だに目の前の状況を理解出来ていないような表情を浮かべる洋平。
「…先生…が…、…暴魔獣…!?」
「…フフッ!!」
その時、淫魔は再び引間の姿に戻ると、ベッドに拘束されたままの洋平に近付き、右足を振り上げた。そして、それを洋平のぐっしょりと濡れたその部分へ思い切り振り下ろしたのだ。
ドゴオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!
鈍い音が聞こえたその瞬間、
「ぐがああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と、洋平は目をカッと見開き、体をくの字に折り曲げて悲鳴を上げる。
「…ぐ…ッ、…う…ッ、…うううう…ッッッッ!!!!」
今までの快楽から一転、一気に地獄に落とされたような感覚。両手両足を拘束されているため、体が動かせない。
「…せ…、…先生…ぇッ!!」
「もう、先生じゃない。…僕は、暴魔獣淫魔だああああッッッッ!!!!」
そう言うと、淫魔は洋平のそこを踏み付けている右足を小刻みに動かし始めた。
グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!
淫猥な音が聞こえ始め、
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!」
と洋平が悲鳴を上げる。
「おやおや。洋平君のチンポが僕の足の下でビクビクしてる。まだまだ刺激が足りないのかなぁ?」
「…や…ッ、…止めろオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
何度も何度も絶頂に達した洋平のペニス。それは未だにその大きさと硬さを失わず、淫魔の足の下でビクビクと脈打ち続けている。
「…洋平君。君はやっぱりバカだね。僕は君達ターボレンジャーに復讐するために、ターゲットを君に絞って近付いた。そして、君の記録を伸ばしてやるからと言って柔軟体操やストレッチを施し、それと同時に君の体に快楽を与えてやった。そしたら、君はあっと言う間に僕の言いなりになった」
淫魔の目がギラギラと輝いている。
「洋平君はその快楽から抜け出せなくなったのさ。だから、僕が本性を表しても洋平君のチンポはビンビンに勃起したまんまなんだ!!」
そう言うと、淫魔は洋平のペニスを刺激していた足を下ろし、腰を下ろす。すると、洋平は、
「んぐッ!?」
と言う短い声を上げ、体をビクリと跳ねらせる。
「…ほら…。…快楽を止められて、もどかしいんだろう?」
「そッ、そんなことないッ!!…先生…。…オレを…、…オレを、騙したのか…!?」
「…ククク…!!…騙される方が悪いのさ…!!」
その時、淫魔はぐっしょりと濡れたブルーターボのスーツのその部分を持ち上げる。
「やッ、止めろオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!」
何をされるのか分かった洋平が怒鳴る。
「大丈夫だよ、洋平君。君にはもっともっと気持ち良くなってもらわないとね」
ドクンッ!!
突然、洋平の心臓が大きく高鳴り、
「はうッ!?」
と、洋平が体をビクリと跳ねらせた。
「…心配することはないよ、洋平君。君のエネルギーは、僕のエネルギーになる。そして、僕の兄さん達を復活させるエネルギーにもなるんだ」
「…や…、…め…ろ…!!」
意識がぼんやりしているだけではなく、体も動かない。拘束されていることだけが理由ではないことも分かっていた。
「…フフッ!!…やっぱり、洋平君にはちょっとキツかったかなぁ?毎日毎日、何度も何度もエネルギーを搾り取られて、体が物凄く重くなっているんだろう?だから、簡単に外せる拘束具も、今の君には外すことが出来ないんだ」
「…く…、…っそ…オオオオオオオオオオオオオオオオ…ッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
後から後から込み上げて来る後悔。だが、時既に遅し。
「…じゃあ…、…行くよ?」
そう言った引間が、ブルーターボのスーツのその部分を引っ張り始める。
「止めろオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!止めてくれええええええええええええええええッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
洋平が叫んだその瞬間、
…ビッ!!…ビィィィィッッッッ!!!!
と言う鈍い音が聞こえ、洋平はその部分にひんやりとした空気の流れを感じていた。そして、
ビイイイイイイイインンンンンンンンンッッッッッッッッ!!!!!!!!
と言う音と共に、洋平の大きく勃起したペニスがスーツの中から飛び出した。
「…うう…ッ!!…うぅわああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
洋平が悲鳴を上げる。
「…フフッ!!…洋平君のチンポ、相変わらず、大きくて長くて太いね。先端はなんてきれいな形をしているんだろう」
そう言うと、引間は口を開ける。
「止めろッ!!止めろッ!!止めろオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!」
洋平は必死に腰を捩ったりし、抵抗を試みるが、ペニスはそれと反するように大きく屹立したまま、引間の口の中へ隠れて行く。そして、
「…あむ…」
と言う声と共に、引間の口が閉じたその瞬間、
「んああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と言う悲鳴を上げて体を仰け反らせた。
ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!
引間の頭が上下に素早く動き、洋平のそこへ快楽の電流を流し込む。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!」
その強烈な刺激が洋平をあっと言う間に追い詰める。
「…イッ、…イクッ!!」
洋平が顔を真っ赤にし、目をギュッと閉じて体を強張らせたその瞬間、
ジュボッ!!
と言う音と共に、引間が洋平のペニスを口から出していた。