新帝国の奴隷Ⅱ 第８話
ドクン…。ドクン…。
翔吾の心臓がいつもより大きく高鳴っている。全身に血液が物凄い勢いで流れるような感覚。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
大の字に立ったまま、目をカッと見開き、顔を真っ赤にする翔吾。そんな翔吾のガッシリとした２本の足の付け根部分。ふくよかな膨らみを形成している翔吾の男としての象徴・ペニス。それが今、グリーンツーの光沢のある鮮やかな緑色のスーツの中でビクンッ、ビクンッ、と大きく脈打ち、スーツを持ち上げながら少しずつ臍へ向かって大きく勃起し始めたのだ。
「…ふ…ッ!!…んぐ…ッ、…んんんん…ッッッッ!!!!」
ブルブルと体を小刻みに震わせながら懸命にそれを堪えようとする翔吾。だが、そんな翔吾の思惑とは反対に、バイオキラーガンの副作用によってもたらされる欲望は翔吾のペニスを確実に勃起させて行った。
「アハハハハハハハハ…ッッッッッッッッ!!!!!!!!」
その光景をニヤニヤと見つめていた秀一が、堪え切れなくなって大声で笑い始めた。
「どうしたんだ、翔吾？お前のペニス、勃起しているじゃないか？」
「…るッ、…るっせええええッッッッ!!!!」
顔を真っ赤にして怒鳴る翔吾。だが、翔吾のペニスは今では完全に勃起し、グリーンツーの光沢のある鮮やかな緑色のスーツの中でその形をクッキリと浮かび上がらせていた。
「…へぇぇ…」
「みッ、見るなああああッッッッ!!!!」
秀一が翔吾の目の前に屈み、翔吾のペニスをじっと見つめているのだ。
「…翔吾のペニス、きれいな形をしているんだね。真吾さんと同じで太くて長くて、先端なんかクッキリと剥けていて…」
「おいおい、秀一様。翔吾にばらさないでくれよな!!」
真吾が苦笑して言う。そんな真吾の右手は相変わらず、グリーンツーの色褪せたスーツの中で大きく勃起している自身のペニスを揉みしだいている。そんな真吾のペニスは、
…グジュッ!!…グジュッ!!
と言う淫猥な音を立て、大きな染みを作り出していた。
「あはッ!!真吾さん、翔吾のペニスを見て興奮しちゃったの？」
秀一が尋ねると、
「ああ!!まさか、弟の勃起したペニスを見られるとは思わなかったしな!!」
と言い、大きな八重歯を見せながら笑った。
「兄貴まで言うなああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
翔吾が怒鳴るが、秀一も真吾もニヤニヤと翔吾の痴態を侮蔑するように見ている。
「…く…っそ…オオオオオオオオ…ッッッッッッッッ!!!!!!!!」
体さえ、体さえ自由に動かせたのなら。体さえ、自由に動かせたのなら、こんな醜態をさらすことがなかったのに。
「…フンッ!!」
その時、秀一が鼻で笑うと、
「おい、メッツラー!!」
と、ジューノイド・メッツラーを呼んだ。
「翔吾を少し、からかってやれ!!」
「ははッ!!」
そう言ったメッツラーの真っ赤な瞳がギラリと光った。
「…なッ、…何をする気だよッ!?」
翔吾の声が思わず裏返る。
「…ククク…。…高杉翔吾ッ!!貴様は今、もどかしくて仕方がないのだろう？お前の大事なところを刺激してほしいと思っているのではないのか？」
「だッ、誰がッ!!」
だが、翔吾の体はますます熱くなっており、そのペニスはビクンッ、ビクンッ、と大きく脈打ち続けている。そんな翔吾を無視するかのように、メッツラーは両手を胸の前でクロスさせると、スゥッと姿を消した。
「…ッ!?…どッ、…どこ行きやがったッ!?」
翔吾が辺りをきょろきょろと見回す。だが、その視界にはメッツラーの姿はどこにも映らなかったのだ。その時、真吾がニヤリとすると、
「お前の足元を見てみろよ!!」
と言った。
「…な…ッ!?」
翔吾の足元にヌメヌメと動く緑色のゲル状の物体がある。いや、正確には、いる。そして、それが翔吾のガッシリとした両足に纏わり付き、体を上り始めたのだ。
「…なッ、…何だッ、…これ…ッ!?」
ヌルヌルと上って来るその物体。まるでナメクジかムカデのように、翔吾の体に刺激を加えながら這い上がって来る。
「…あ…ッ!!…あ…ッ!!」
そのゾワゾワとした感覚に、翔吾はビクッ、ビクッ、と体を跳ねらせる。
「…や…ッ、…やめ…!!」
そして、その物体が翔吾の２本の足の付け根部分に辿り着いた時、
「んああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と翔吾は声を上げ、体を仰け反らせた。
「…やッ、…止めろ…ッ!!…止めろオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!」
翔吾の大きく勃起したペニスとその下に息づく２つの球体を時に優しく、時に強く揉み込むように動く緑色の物体。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
そして、それは確実に翔吾のおぞましい感情を爆発させ、追い詰めて行った。
…グチュッ!!…グチュッ!!
「…あ…ッ!!…く…ッ!!…ああああ…ッッッッ!!!!」
淫猥な音と共に、その緑色のゲル状の物体は執拗に翔吾のペニスとその下に息づく２つの球体を刺激し続ける。
「…や…、…め…ろ…おおおお…ッッッッ!!!!」
そう言いながらも、その目は虚ろになり、メッツラーが与えて来る刺激を甘受しつつあった。
「…ククク…!!…翔吾のヤツ、確実に感じているようだな…!!」
秀一はニヤリと笑うと、
「メッツラーッ!!翔吾をもっと感じさせてやれッ!!」
と言った。その時だった。
「フハハハハハハハハ…!!」
緑色のゲル状の物体からメッツラーが上半身だけをスゥッと浮かび上がらせた。
「…行くぞ？」
メッツラーはそう言うと、実体化している部分を翔吾の背後へ回らせた。そして、その両腕を翔吾の筋肉質な両胸へと回し、そこに浮き出た２つの突起をキュッと摘んだのだ。その途端、
「んああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と、翔吾は悲鳴に近い声を上げ、体を仰け反らせた。
「どうした、翔吾？もしかして、感じてしまっているのか？」
メッツラーの指が翔吾の両胸の突起をクリクリと小刻みに刺激する。その指が見えなくなるほどに小刻みに動き、翔吾の両胸の突起をくすぐる。
「ああッ!!ああッ!!ああッ!!ああッ!!」
ビクッ、ビクッ、と翔吾の体が痙攣を繰り返す。翔吾のペニスとその下に息づく２つの球体の部分には、メッツラーのゲル状の部分が纏わり付き、ヌメヌメと動いて刺激し続ける。
「…も…ッ、…もうッ!!…止めて…ッ、…くれええええええええッッッッッッッッ!!!!!!!!」
ビクッ、ビクッ、と体を痙攣させながら、翔吾は顔を真っ赤にして叫ぶ。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
目を硬く閉じ、眉間に皺を寄せる。その頭がぶんぶんと左右に大きく揺れた。
「フハハハハハハハハッッッッッッッッ!!!!!!!!」
メッツラーの勝ち誇った笑いが高らかに響く。
「どうした、高杉翔吾？そんなに感じてしまっているのか？」
「…ッッッッ!!!!」
だが、翔吾は顔を左右に振るだけで、声も出ない。
「そんな感じたければ、もっと感じさせてやるぞッ!!」
その時だった。
グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!
何とも言えない鈍い音が聞こえた時、メッツラーのゲル状の部分が急に振動し始めたのだ。それはつまり、翔吾のその部分へもその振動が伝わることを意味し、
「ああッ!?ああッ!?ああッ!!ああッ!!」
と、翔吾が短く喘ぎ始める。
グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!
「…止めろ…ッ!!…止めろオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!」
翔吾が叫んだその時だった。俄かに腰がビクッ、ビクッ、と痙攣したかと思うと、
…グチュッ!!…グチュッ!!
と言う音が聞こえ始めたのだった。