新帝国の奴隷 第21話

 

 光沢のある鮮やかな緑のバイオスーツ。グリーンツーに変身した高杉真吾のガッシリとした太腿の上に跨るように、秀一が腰を下ろしていた。真吾の両方の太腿の上に座り、真吾を物理的にも、精神的にも動けなくしている。そして、その瞳はギラギラと輝き、勝ち誇った表情をしていた。

「どうする、真吾さん?」

 ぼんやりとしている真吾に問い掛ける秀一。

「真吾さんが僕の奴隷になってくれるのなら、こんな拷問みたいなことは止めてあげるけど?」

「…オレが、…秀一君の、…奴隷…?」

「秀一君じゃないよ」

 そう言うと秀一は、真吾の股間をギュッと握った。

「んッ!!

 真吾が一瞬だけ声を上げ、ピクリと腰を跳ね上げた。

「僕は真吾さんのご主人様なんだよ?だから僕のことは『秀一様』って呼んでもらわなきゃね!」

 そう言いながら、秀一が真吾の股間を優しく揉みしだく。

「…あ…、…あ…!」

 時折、真吾が甘い吐息を漏らす。だが、散々射精させられた真吾のペニスはなかなか頭をもたげる様子が見られない。

「…う〜ん…」

 まるで子供のように秀一が不満げに声を漏らし、不意に立ち上がるとツカツカと部屋の隅にあるデスクへ向かって歩き始めた。

「…う、…あぁ…!」

 真吾は秀一の後ろ姿を目で追う。だが、起き上がったり、その場から逃げようとする素振りは全く見せないでいた。

「…あった!」

 秀一が声を上げ、デスクから何かを取り出した。秀一が手にしているものを見た瞬間、

「…うあ…、…あぁ…あぁぁ…!!

 と真吾が声を上げ始め、両腕に力を入れ始めた。

「…うあ…はぁ…ッ!!

 何とかして立ち上がろうとする真吾。だが、上半身を腕の力で起こすだけで精一杯なのか、思うように体が動かない。そんな真吾の姿を見た秀一はフッと笑うと、

「大丈夫だよ、真吾さん。真吾さんが奴隷になってくれるのなら、痛いことはしないからさ!」

 と言いながら近付いて来た。

「…オレは、…秀一…君に、…何を…、…すれば…?」

「だぁかぁらぁ!」

 秀一はそう言うと、真吾の股間に右足をゆっくりと置いた。

「うあああ…!!

 呻き声を上げる真吾。だが、その呻き声も、

「…あぁ…、…あぁ…あぁ…!!

 と言う間抜けな声に変わって行く。秀一が、右足をゆっくりと動かしていたのだ。

「真吾さんのここで、僕をずっと楽しませてよ。僕、真吾さんが本当に大好きだからさ!」

「…で、…でも…!!

 返事に戸惑う真吾。相手は自分と同じ男性で、そんな男性が、自分の股間を欲している。

 そんな真吾の気持ちを瞬時に読み取ったのか、秀一が再びフッと笑うと腰を落とし、真吾と顔を突き合わせた。

「自分の立場を理解してる、真吾さん?」

 突然、真吾を睨み付けるような視線を送る秀一。

「…あ…、…あぁ…!!

 真吾の体が小刻みに震えている。

「何度も言うけど…」

 そう言いながら、秀一は手にしていた棒状のものを真吾のペニスの上に宛がった。

「僕をこうしたのは、真吾さんなんだからな!真吾さんが全部、悪いんだからな!」

 そう言うと秀一は、その棒状のもののスイッチを押した。

 ヴヴヴヴ…、と言う振動音と共に、

「ああああ…!!

 と言う真吾の野太い喘ぎ声が上がる。

「これ、オレが作ったんだ。さすがはドクターマンの跡取り息子だろ?」

「ああああ…!!

 秀一が言い放った言葉をまともに受け止める余裕が、今の真吾にはなかった。

 真吾のペニスに小刻みな振動が与えられている。するとどうだろう。今までは怯えたり、睨み付けたり、闘志に燃えていた真吾の凛々しい顔つきが一変、快楽に酔い痴れる表情へと変わったのである。目を閉じ、口をだらしなく半開きにしたその表情からは、バイオの戦士であることを微塵も感じさせなかった。

「…フフ…!!

 秀一が笑う。その時だった。

「…う、…あぁ…!!

 真吾の腕からガクンと力が抜け、真吾は再び床に大の字に崩れ込んだ。と同時に、真吾のペニスが再びムクムクと頭をもたげ始めたのである。そして、そんなに時間が経たないうちに、真吾のペニスはグリーンツーのバイオスーツの中で、クッキリとその存在感を表していたのである。

「フフッ!真吾さんのオチンチン、また大きくなったよ!!

 嬉しそうに言いながら、秀一は真吾のペニスを再び握った。

「凄く太いよね、真吾さんのオチンチンって!それに凄く硬いし、物凄く熱いよ…!!

 そう言うと秀一は、真吾のペニスに顔を近付けた。

 チュッ!!

 そして、その先端にそっと口付けた。

「…あ…!!

 真吾が頭を上げ、その様子を見守っている。

「真吾さんのオチンチン、見させてもらうよ?」

 そう言うと秀一は、真吾のバイオスーツの股間部分に手を掛けた。

「うああ…!!

 真吾が何かを言いたげに、ブルブルと顔を左右に小さく振る。

「フフフッ!!覚悟してね、真吾さん…!!

 次の瞬間、秀一の目がカッと見開かれた。

 …ブッ!!…ビビビ…ッ!!

 と言う鈍い音がした。と同時に真吾がひんやりとした冷たい風を腹部に感じた次の瞬間、

 ビンッ!!

 と言う音が聞こえそうなほど、真吾の勃起したペニスがバイオスーツの裂け目から勢い良く飛び出した。

「…あ…、…あぁぁ…!!

 真吾の顔が瞬時に真っ赤になる。

「…すっげぇ…ッ!!

 秀一が息を呑んで目の前のものを見つめている。

 秀一の目の前に晒された真吾の勃起したペニス。さすが大人のペニスらしく、先端は真っ赤に怒張し、しっかりと括れが形成され、真吾の心拍数に合わせるかのようにドクンドクンと大きく脈打っていた。

 

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