新帝国の奴隷U 第14話
グリーンツー・高杉翔吾。
プロのラグビー選手としての将来を約束されていた彼が、バイオマンの1人・グリーンツーとして新帝国ギアとの戦いに身を投じるようになってどのくらいが経っていただろう。
まだそれほど戦いの経験もなく、暴走しがちなところがあった。
それを新帝国ギアの総統ドクターマンの息子であるプリンスこと秀一と、そんな秀一の下僕に成り下がった兄であり、初代グリーンツーであった高杉真吾の狡猾な罠に捕らえられ、男としての屈辱を味わった。
初代イエローフォー・小泉ミカを殺害したバイオキラーガンの反バイオ粒子を更に濃縮させた新たなバイオキラーガンの猛攻に超電子頭脳の機能を停止させられた。それだけではなく、その弾丸の中には翔吾のおぞましい感情、性欲を強める成分が入っており、それによって翔吾の体は全身性感帯になった。
それだけでは飽き足らず、秀一はそんな翔吾のグリーンツーとしての機能を完全に失わせるべくスーツに超高圧電流を流し、更に翔吾を捕らえた毒々しいほどに真っ赤な蔦の棘から更なる催淫剤を打ち込んだ。その効果は絶大で、ただの薄い服と成り下がったスーツ越しに体を刺激され、その感度であっと言う間に追い詰められた。
そして、翔吾は無様にもあっと言う間に絶頂に達していたのだった。
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
真っ赤な顔、虚ろな瞳。口元から涎を零し、床の上にぐったりと伸びている翔吾。翔吾のガッシリとした両足首は兄である真吾の両手から解放されていた。
「…ククク…!!」
そんな翔吾を侮蔑するように笑っている真吾。
「いっぱい出たなぁ、翔吾ぉ?」
真吾はそう言うと、翔吾のペニスから自身の右足をゆっくりと上げる。
…グジュッ!!
「凄いなぁ、翔吾ぉ!!お前のバイオ粒子がお前の大事なところからいっぱい溢れ出しているぜ?」
「…あ…あ…あ…あ…!!」
真吾のグリーンツーのブーツの足の裏の部分と、翔吾のグリーンツーのスーツのペニスの部分が太い濃白色な淫猥な糸で繋がっている。
「それにしても汚いなぁ、翔吾ぉ」
やや不機嫌になった真吾はそう言うと、翔吾の顔にブーツを近付ける。そして、そのまま翔吾の顔を踏み付けたのだ。
グシャッ!!
「ううッ、うぅわああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
突然のことに翔吾が悲鳴を上げる。
「…やッ、止めろオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!兄貴イイイイイイイイッッッッッッッッ!!!!!!!!」
「ほら、ちゃんときれいにしろよ!!」
翔吾の顔を踏み躙るように、グリグリと右足を動かす真吾。その右足をしっかりと掴み、離そうとする翔吾。
「…あ…ッ、…兄…貴…イイイイイイイイッッッッッッッッ!!!!!!!!」
今までこんな屈辱を味わったことはあっただろうかと言うほど、兄・真吾のするこの行為に衝撃を受けていた。誰かに、しかも兄に顔を踏み付けられるなんて…!!
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
真吾の足が離れた時、翔吾の顔はてらてらと照り輝いていた。
「おいッ、メッツラーッ!!」
その時、秀一はジューノイド・メッツラーを呼んだ。
「翔吾の体の上に飛び散ったバイオ粒子を吸い取れッ!!」
「かしこまりました!!」
赤い一つ目のメッツラーがそう言うと、両腕を胸の前で組んだ。その途端、メッツラーの体が溶けるように消えて行き、ドロドロとした緑色の物体に姿を変えた。そして、そのドロドロとした物体は翔吾の体を這い上がり始めたのだ。
「ひいいいいッッッッ!!!!」
その時、翔吾が突然、素っ頓狂な声を上げ始めた。
「ああああッッッッ!!!!あはああああッッッッ!!!!」
「おいおい、翔吾。どうしたんだよッ!?」
分かっていながらそう尋ねるのもおかしい。真吾の口元が引き攣っている。
「はああああッッッッ!!!!ふああああッッッッ!!!!」
「あはははははははは…ッッッッッッッッ!!!!!!!!…翔吾のヤツ、…体中で感じまくってるじゃか!!」
翔吾は体を大きく跳ね上げ、ビクッ、ビクッ、と激しい痙攣を繰り返す。全身が性感帯になってしまっている翔吾。その体にメッツラーのぬめぬめとした液体がゆっくりと這い回り、くすぐったさとゾワゾワとした悪寒とを与えて来るのだ。
「…も…ッ、…もうッ、止めてくれええええええええええええええええッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
翔吾は完全にパニックに陥っていた。くすぐったさと悪寒と言うものだけではなく、そんな淫らな姿を兄の真吾や友人の秀一に見られている。グリーンツーと言うヒーローなのに、この淫らな姿は恥ずかしい以外の何物でもなかった。
「ひああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
声を上ずらせ、体を弓なりにして叫ぶ翔吾。
その時だった。
メッツラーの液体のような物体がするすると翔吾の体の上を下りて行ったかと思うと、再び元の姿になって目の前に現れた。
「プリンス様。こちらに」
明るい緑色をしたゲル状の物体。その中に翔吾が吐き出した濃白色な液体が塊となって浮いていた。
「はぁッ!!はぁッ!!」
屈辱から解放され、翔吾は大きな呼吸を繰り返して床にぐったりと伸びている。グリーンツーの光沢のある鮮やかな緑色のスーツはすっかり元通りのきれいな光沢を放っていた。
「…ククク…!!」
目をギラギラと輝かせていた秀一の目が更に輝くと、
「まだ出るよなぁ、翔吾ぉ?」
と言ったのだ。
「…な…、…に…ッ!?」
息も絶え絶えにそう言うと、ブルブルと体を震わせながら秀一を見上げる。そんな翔吾を侮蔑するように見下ろし、秀一は、
「お前のバイオ粒子はそんなものじゃないだろう?まだまだ出るよなぁ?その証拠に、お前のペニス、未だに大きくなったままなんだけど?」
と言った。
「…こッ、…これは…」
「まぁ、毒のせいかもしれないけどな!!」
分かっているのにそうやって言われるのが一番腹が立つ。だが、今の翔吾にはそれを言い返すほどの力は残されてはいなかった。
「おいおい、翔吾。まだ感じたいのかよ?ったくぅ、エッチなヤツだなあッ!!」
その時、真吾が再び翔吾の股の間にしゃがみ込んだ。そして、翔吾のグリーンツーのスーツのその部分を両手で持ち上げたのだ。
「…止めろ…!!」
翔吾の顔が恐怖に歪む。
「…たッ、…頼むよ、兄貴…!!…もう…、…これ以上は…!!」
「嫌だね!!」
翔吾の言葉を遮るように一刀両断すると、真吾はその両手に力を入れ始めた。
…ビッ!!
鈍い音が聞こえ、翔吾のスーツの一部が裂ける。
「…止めろ…!!」
「…ククク…!!」
…ビリッ!!…ビリビリ…ッッッッ!!!!
鈍い音が聞こえ、翔吾のペニスの部分にひんやりとした空気の流れを感じ始める。真吾は翔吾を焦らすかのように、ゆっくり、ゆっくりとスーツを引き裂いて行く。
「…止めろ…!!…止めろオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
「お前の大事なところを、秀一様にも見てもらえよ。お前の大きくなった立派なペニスをなああああッッッッ!!!!」
…ビイイイイイイイイッッッッッッッッ!!!!!!!!
鈍い音がしたその瞬間、
ビイイイイイイイインンンンンンンンッッッッッッッッ!!!!!!!!
と言う音が聞こえ、翔吾の大きく勃起したペニスがグリーンツーのスーツの中から飛び出し、翔吾の体と垂直に屹立したのだった。