新帝国の奴隷U 第20話
『愚かなる人間どもッ!!』
その日、街のありとあらゆる街頭テレビが電波ジャックされていた。
『オレは偉大なる科学者・ドクターマンの一人息子、プリンスだッ!!』
やや薄暗い部屋の中でその両目がギラギラと輝く。そして、その口元にはニヤニヤと不気味な笑みが浮かんでいた。だが、その笑みがいつにも増して不気味に笑っているようにも見えた。まるで、何かの力が漲っているような、どこか顔を紅潮させたような、そんな感覚だった。
『今日はお前達にいいものを見せてやるよ!!』
そう言ってカメラが動く。すると、そこに映し出されたのは2人の戦士、初代グリーンツー・高杉真吾と2代目グリーンツー・高杉翔吾だった。真吾は色褪せたオリーブ色の、翔吾は光沢のある鮮やかな緑色のグリーンツーのスーツを身に纏っていた。2人は俯き加減に立っているせいで、表情を窺い知ることは出来なかった。
『…お前達をオレ達新帝国ギアの襲来から守っていたバイオマンの2人だ。オレはこの2人を完全にオレの奴隷にした!!』
その言葉に、街頭に集まっていた一般市民からどよめきが起こる。
『…ククク…!!』
秀一は目をギラリと輝かせると、
『信じない者もいるだろうなぁ。特にバイオマンはなあッ!!』
と、残ったメンバーであるレッドワン・郷史郎、ブルースリー・南原竜太、イエローフォー・矢吹ジュン、そして、ピンクファイブ・桂木ひかるに向けて声をかけた。
『残念だが、その考えはすぐに誤りだと気付くはずだ。ここにいる2人はオレの意のままに動くのだッ!!』
コツ、コツ、と足音を高らかに響かせて歩く秀一。
『オレはまず、こっちのグリーンツー・高杉真吾さんを洗脳し、オレの奴隷にした。いや、正確にはオレの恋人にしたと言ってもいいだろうな!!…そして、真吾さんが抜けた後を補うように弟の翔吾がグリーンツーになった。そんな翔吾を罠にかけ、少しずつ洗脳したのさ』
そう言うと、秀一は真吾の背後へ回ると、
『…真吾さん。今じゃ、こんなにも従順だぜ?』
と言いながら、真吾の筋肉質な上半身を弄るように両手を動かし始める。
『…あ…ッ!!…んは…ッ、…あ…ッ、…は…ああああ…ッッッッ!!!!』
するとどうだろう。
真吾は虚ろな瞳でくねくねと体をくねらせ、秀一が与える刺激に身悶えする。
『…プッ、…プリンス…様…ぁ…。…は…あ…、…あぁぁ…!!』
そして。
真吾のガッシリとした2本の足の付け根部分。そこに息づくふくよかな膨らみ。真吾の男としての象徴・ペニス。それがムクムクと急成長し、グリーンツーのスーツの破れ目から飛び出して来たではないか。
それを見た一般市民からは悲鳴と怒号が飛び交い始めた。
『…あ…あ…あ…あ…!!』
一方の真吾は恍惚な笑みを浮かべ、ビクッ、ビクッ、と体を痙攣させている。
『どうだ!!これがお前達が縋っていたバイオマンの成れの果てだ!!…そして…』
秀一はニヤリとすると、
『おい、翔吾!!』
と翔吾を呼ぶ。そして、ニヤリとすると、
『モニターの前で淫らな行為を見せ付けてやるんだ!!』
と言い出したのだ。すると翔吾は、
『…はい…』
とだけ言うと、カメラの前に立った。そして、そのガッシリとした2本の足を肩幅よりやや大きく開き、その付け根部分に息づくふくよかな膨らみに手を伸ばすと、やわやわと揉み込み始めたのだ。
『…は…ッ、…ん…ッ!!…んん…ッ!!』
翔吾は顔を赤らめ、目を閉じ、苦悶の表情を浮かべる。そして時折、ピクッ、ピクッ、と体を痙攣させた。
『あはははははははは…ッッッッッッッッ!!!!!!!!』
秀一が高らかに笑う。
『どうだッ、人間どもッ!!グリーンツーはこんなにもオレの意のままさッ!!決して、人前では見せない、愚かしい行為をもなあッ!!』
その時だった。
『おい、翔吾ッ!!オレも手伝ってやるよッ!!』
真吾はそう言ったかと思うと翔吾の背後へ回る。そして、両腕を伸ばすと翔吾を抱き締めるようにし、翔吾の筋肉質な両胸にぷっくりと浮き出た2つの突起をクリクリと刺激し始めたのだ。その途端、
『んはああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!』
と翔吾が叫び声を上げ、体を仰け反らせた。と同時に、
…グチュッ!!
と言う音が聞こえ、翔吾のグリーンツーのスーツの破れ目から、翔吾の男としての象徴であるペニスが飛び出したのだ。
『…あ…あ…あ…あ…!!』
先端を真っ赤に腫れ上がらせ、翔吾の心臓の鼓動に合わせるようにビクンッ、ビクンッ、と脈打つ。そして、その鈴口からはトロトロとした淫猥な液体を溢れさせ、床とを淫猥な糸で繋げていた。
『さぁッ、翔吾ッ!!お前の淫らな姿をカメラの向こうにいるヤツらに見せてやれッ!!』
すると、翔吾の右手がゆっくりと伸びて行き、大きく勃起しているペニスを握った。そして、ゆるゆると刺激し始めたのだ。
グチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!グチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!
すぐに淫猥な音が聞こえ始め、
『…あぁぁ…。…あぁぁ…。…あぁぁぁぁ…!!』
と、翔吾は目を虚ろにし、はぁはぁと荒い呼吸をしながら悶える。
『…ククク…!!』
その間も、真吾は翔吾の両胸の突起を刺激し続ける。クリクリとくすぐるように指を小刻みに動かしたかと思えば、その周りで円を描くようにしたり、その突起をキュッと摘まみ上げたりする。
『ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!』
翔吾の喘ぎ声が大きくなって行く。それと同時に、ペニスを刺激する翔吾の手の動きも速くなって行き、
グチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!グチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!
と言う淫猥な音も大きくなって行った。
もうその頃になると、その様子を見ている者達も悲鳴と怒号、どよめきで混沌としていた。泣いている者、笑っている者、怒っている者、そして、目を輝かせている者…。
グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!
『ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!』
ペニスを刺激する翔吾の手の動きが速さを増し、その喘ぎ声も上ずっていた。
『…あ…ッ、…あ…、…に…き…ッ!!…出ちゃう…!!…出る…ッ!!』
虚ろになった翔吾の目から涙がぽろぽろと零れ落ちる。
『いいぜ、翔吾?お前がいやらしい液体を噴き出すところ、みんなに見てもらえよ!!』
『…ぁぁぁぁああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!』
そして、
『出るッ!!出るッ!!』
と短く叫んだその瞬間、
ドビュッ!!ドビュッ!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!ビュウウウウッッッッ!!!!ビュウウウウッッッッ!!!!ビュクビュクビュクビュクッッッッ!!!!
と言う鈍い音と共に、翔吾のペニスから大量の濃白色な淫猥な液体が次から次へと飛び出し、宙で弧を描いた。そして、
『…あ…、…あ…は…、…あぁぁ…』
と翔吾が恍惚な笑みを浮かべたかと思うと、膝をガクリと折り、くるりと反転したかと思うとその場に仰向けに倒れ込んだ。
『あはははははははは…ッッッッッッッッ!!!!!!!!』
秀一が歓喜の笑い声を上げる。
『どうだッ、愚かな人間どもッ!!こいつらはオレが作り出したこのバイオキラーガンの威力でこんなに淫乱と化したのだッ!!これでもお前達はまだバイオマンに縋ると言うのかッ!?』
秀一はその時、手にしていたバイオキラーガンをわざとらしいほどにカメラに近付けて叫ぶように言った。
『じゃあ、次はオレだな!!』
今度は真吾がそう言うと、オリーブ色のグリーンツーのスーツから飛び出した自身の大きく勃起したペニスを握った。そして、物凄い勢いで前後に刺激し始めたのだ。
グチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!グチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!
淫猥な音がすぐに聞こえ始め、
『…ああ…。…ああ…。…は…ああああ…ッッッッ!!!!』
と艶めかしい声を上げる。
『…オッ、…オレも…ッ、…出そうッ!!』
真吾はそう言うと、自身のペニスを刺激する手の動きを更に速くした。そして、床の上にぐったりと仰向けに倒れている翔吾を跨ぐと、その腰を落とした。
グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!
『…あ…、…に…き…』
その顔に笑みが浮かんでいる。
『ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!』
真吾の野太いだみ声が響き渡る。
『…出るッ!!…出るッ!!うおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!』
真吾が咆えたその瞬間、
ドビュッ!!ドビュッ!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!ビュウウウウッッッッ!!!!ビュウウウウッッッッ!!!!ビュクビュクビュクビュクッッッッ!!!!
と言う鈍い音と共に、真吾のペニスからも大量の濃白色な淫猥な液体の塊が次から次へと飛び出した。そして、
ビチャッ!!ビチャビチャ…ッッッッ!!!!
と言う音と共に、それらは翔吾の顔にまともに降り注いだのだった。
『…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!』
顔を真っ赤にし、やや疲れたような表情を見せる真吾。その顔には笑みが浮かんでいた。
『見たかッ、バイオマンッ!!お前達も真吾さんや翔吾のように淫乱にしてこの世から消してやるよッ!!あはははははははは…ッッッッッッッッ!!!!!!!!』
秀一の高らかな笑い声がいつまでも響き渡った。
それから暫くして、バイオマンの残る4人のメンバーも秀一が開発したバイオキラーガンの餌食となった。
最も悲惨だったのがレッドワン・郷史郎で、大量のバイオキラーガンのビームを浴び、それまでのストイックな禁欲生活が祟ったのか、光沢のある鮮やかな赤色のスーツの中で郷の男としての象徴であるペニスは常に大きく勃起したまま、そこから大量の淫猥な液体を戦っている最中にも溢れさせ続け、まともに戦える状態ではなかった。そこをジューノイドや戦闘兵メカクローンに付け込まれ、最後はその部分が潰れるまで刺激され、果てたのだった。