最高のプレシャス 第17話
「…お、…お願いします…、…魁…君…。…オレの、…オレのチンポを、…しごいて…、…オレを、…イカせて…下さい…!!」
暁の男としての本能が、理性やプライドを押し流した。
「…兄…ちゃん…?」
その時、魁は驚いたような表情を見せたが、すぐに、
「…プッ!!」
と吹き出したかと思うと、
「アハハハハハハハハ…ッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と火が付いたように笑い出した。
「…や、…やった…!!…とうとう、暁兄ちゃんに、…イカせてくれ…、…って、…言わせたぜ…ッ!!」
「…ク…ッ…!!」
もう限界だった。どんなに命懸けの任務を果たして来ていても、今の暁はただの男。しかも、魁と言う幼馴染みに屈辱的なことをされただけではなく、その快楽を魔法によって増幅され、更なる高み、絶頂を迎えようとしても迎えさせてくれない。男として、それほど苦しいものはなかった。実際、暁の男としての象徴であるペニス、ボウケンレッドのスーツの裂け目から、体に垂直に勃っているそれの根元はあり得ないほどに不自然に変形していた。
「…じゃあ、…お望み通りに…!」
魁はそう言うと、再びマージフォンを手に取った。
「兄ちゃんをとびきりの魔法でイカせてあげるよ!!」
そう言うと、魁は手にしているマージフォンを振り上げた。そして、
「…ジルマ・ジルマ・ゴンガ…!」
と唱え、マージフォンを暁のペニスの先端にちょんと付けた。その時、魁のマージフォンの先端部分と、暁のペニスの先端部分がポウと光を放った。
ドクンッ!!
その途端、暁の心臓が大きく高鳴り、
「はうあッ!?」
と、暁が目を大きく見開き、体をビクリと跳ねらせた。
ドクンッ!!ドクンッ!!
心臓の音が大きく、早く高鳴り、体が熱くなって行く。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
顔を真っ赤にし、目を大きく見開き、口元からは涎が溢れ出す。そして、体の奥底から湧き上がって来るあの忌まわしい感覚が引くのを知らないかのように次々に湧き上がって来るのが分かった。
「…ぁぁぁぁ…!!」
ブルブルと体を震わせていた暁だったが、
「…ぁぁぁぁああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と、遂に絶叫し始めた。と、次の瞬間、
ブチュッ!!
と言う音が、暁の真っ赤に腫れ上がったペニスの先端から聞こえた。そして、
「イクッ!!イクッ!!イクイクイクイクッッッッ!!!!イクウウウウウウウウッッッッッッッッ!!!!!!!!うおおおおおおおおッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と、暁が咆えたその瞬間、
ドビュッ!!ドビュッ!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!ビュウウウウウウウウッッッッッッッッ!!!!!!!!ビュウウウウウウウウッッッッッッッッ!!!!!!!!ビュクビュクビュクビュクッッッッ!!!!
と、物凄い音を立てて、暁のペニスから大量の濃白色な強烈な臭いを放つ液体が再び飛び出し、宙で弧を描いた。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
暁は激しく痙攣を繰り返し、何度も何度もその筋肉質な尻が無機質な台に変性したベッドを打ち付ける。
ビュウウウウウウウウッッッッッッッッ!!!!!!!!ビュウウウウウウウウッッッッッッッッ!!!!!!!!ビュクビュクビュクビュクッッッッ!!!!
「ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
ビュウウウウウウウウッッッッッッッッ!!!!!!!!ビュウウウウウウウウッッッッッッッッ!!!!!!!!ビュクビュクビュクビュクッッッッ!!!!
「…とッ、…止まら…ない…ッッッッ!!!!…ぐぅわああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
ビュウウウウウウウウッッッッッッッッ!!!!!!!!ビュウウウウウウウウッッッッッッッッ!!!!!!!!ビュクビュクビュクビュクッッッッ!!!!
「ひぃぎぃいいいいああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
ビュウウウウウウウウッッッッッッッッ!!!!!!!!ビュウウウウウウウウッッッッッッッッ!!!!!!!!ビュクビュクビュクビュクッッッッ!!!!
「…こッ、…壊れる…ッ!!…オレのッ、…オレのッ、…チンポが…ッ!!」
ビュウウウウウウウウッッッッッッッッ!!!!!!!!ビュウウウウウウウウッッッッッッッッ!!!!!!!!ビュクビュクビュクビュクッッッッ!!!!
「…こッ、…壊れるううううううううッッッッッッッッ!!!!!!!!」
ビュウウウウウウウウッッッッッッッッ!!!!!!!!ビュウウウウウウウウッッッッッッッッ!!!!!!!!ビュクビュクビュクビュクッッッッ!!!!
「ぐぎゃああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビュクビュクビュクビュクッッッッ!!!!ビュクビュクビュクビュクッッッッ!!!!
「…あ…、…が…!!」
暁のペニスから飛び出す淫猥な液体の量が少しずつ減って行き、最後は透明な液体を噴出させるまでになった。その時、暁はブルブルと体を震わせ、
「…う…!!」
と言って、無機質な台に無造作に伸びた。
「…す…っげ…ぇ…!!」
魁は目を丸くし、驚いてその光景を見つめている。
「…ジルマ・ジルマ・ゴンガは、あらゆるものを1つにする呪文で、兄ちゃんの性感帯を兄ちゃんのチンポに集中させたんだ…!!…僕もチィ兄ィにやられたことがあったけど、…こんなには出なかったぞ…?」
その時、魁は自分の腹の辺りが冷たいことに気付いた。そして、その部分を見下ろした途端、
「あッ!?」
と声を上げて絶句した。
魁の2本の足の付け根部分。魁の男としての象徴が息づくその場所はぐっしょりと濡れ、ぽたぽたと白濁の液体をマジレッドのスーツから滲み出させていたのだ。
「…ぼ、…僕…!!」
驚いたように目を見開き、暁を見つめる。
「…暁兄ちゃんをイカせた時、…僕も、…興奮してイッちゃった…のか…!?」
「…んく…ッ!!…ふ…うう…ッ!!」
どれくらい時間が経っただろう。
ぼんやりとする意識の中で、暁は魁の呻き声のようなものを聞いていた。
(…か…い…?)
うっすらと目を開けて魁を探す。
その時、魁は、暁がぐったりと横たわっているベッドの端に腰掛け、暁をじっと見下ろしていた。
「…何でだよ…?」
くしゃくしゃになった真っ赤な顔。その細い目から涙が止め処もなく零れ落ちている。
「…僕は…。…僕は、…こんなにも兄ちゃんのことが大好きなのに…!!…何で…、…何で兄ちゃんは、…振り向いてくれないんだよ…ッ!?」
「…」
しゃくり上げながら呟くように言う魁の言葉に、暁はぼんやりと考えていた。
(…オレは…。…オレは、…魁のことを、…どのくらい好きなんだろう…?)