違反切符 第17話
目の前に突き出された、健太の大きく勃起した股間のそれ。高校生の、少年から大人へ変化し続ける成長途中のそれとは思えないほど、太く大きく突き出されているそれは先端が大きく剥け上がり、真っ赤に腫れ上がっている。その括れはくっきりとしており、健太の心拍に合わせるかのようにドクンドクンと大きく脈打っていた。
「…さぁ、実。…しゃぶれよ…!」
健太の横で、瞬が冷ややかに言う。だがその顔はニヤニヤと意地悪い笑みが浮かび、その股間が大きく盛り上がっているのが分かった。
「…たッ、…頼む…ッ!!…もう、…勘弁してくれ…ッ!!」
ベッドに縛り付けられたままの実。グリーンレーサーにアクセルチェンジしたまま、ブルブルと体を震わせる。さっきまで大きく勃起していた実の股間は、今ではすっかり縮み上がり、実が出した淫猥な液体の臭いが立ち込め、光沢のある鮮やかな緑色だったスーツのその部分は完全に色を失っていた。
「…実ぅ…!!」
恍惚な表情を浮かべてじりじりと、まるでゾンビのように寄って来る健太。大きく突き出された股間のそれからは淫猥な液体が溢れ出し、淫猥な糸を垂らしていた。
「…お願いやッ!!…ホンマに勘弁してくれッ!!…俺には、…そんな趣味はないんやッ!!」
目尻にうっすらと涙が貯まる。自分が蒔いた種とは言え、どうしてこんなことになってしまったのだろう…。
すると健太は、
「ああッ、もうッ!!まどろっこしいなぁッ!!」
と言ったかと思うと、実の体の上に跨り、胸の辺りにドスンと言う音と共に座り込んだ。
「ぐふッ!?」
その衝撃に実は目をカッと見開き、下半身を少しだけ持ち上げる。
「…あ…あ…あ…!!」
そんな実の目の前には、ブラブラと揺れる健太の股間が。
「…ッ!!」
そこからあの独特の異臭が立ち込め、思わず目を閉じ、顔を背けた。
「だったら、こうしてやるよ!」
健太がそう言ったかと思うと、実の鼻をギュッと摘んだのである。
「!?」
思わず目を開く。
「フフフ…!」
目の前ではニヤニヤと笑っている健太。片手で実の鼻を摘み、片手で自身の股間をゆるゆると上下している。
「…ん…ッ!!…んん…ッ!!」
実の顔が少しずつ赤くなって行く。口を開くまいと懸命に息を止める。だがそんなことしていれば、当たり前だが死ぬことになる。
「んんんッッッ!!!!んんんんッッッッ!!!!」
眉間に皺が寄り、額にうっすらと汗が浮かび上がる。その時だった。
「まどろっこしいのは健太、お前だぜ?」
今まで黙っていた瞬が、実と健太のもとへゆっくりと歩み寄って来る。薄目を開けて、瞬が手にしていたものを見た瞬間、実はぎょっとなった。
瞬が手にしていたもの。それは実を地獄へ突き堕とした、あのビデオカメラだったのである。
すると瞬は右足を上げたかと思うと、
ドゴォッ!!
と言う音と共に、実の腹の上へ踵落としを食らわせた。
「…あ…が…ッ!!」
その途端、実の目がカッと見開かれ、口が開いた。その瞬間、
「今だッ!!」
と言う言葉と同時に、健太の大きく勃起したそれが実の口の中いっぱいに捻じ込まれた。
「んぐッ!?」
思わずえづく実。
「ほら、実。健太のをきちんとご奉仕してやれよ!」
ビデオカメラを顔の間近まで近付け、瞬が凄むように言う。
「何度も言ってるだろ?お前は俺らに逆らえないんだ、って」
「…んん…ッ!!」
目をギュッと閉じる実。その時だった。
…チュッ!!…クチュッ!!…チュル…ッ!!
淫猥な音が静かに聞こえ始め、
「…あッ!!…あ…ッ!!…ああ…ッ!!」
と言う健太の声が聞こえ、恍惚な表情を浮かべ始めた。
「…あ…ッ!!…ああ…ッ!!…きッ、…気持ち、…いい…ッ!!」
顔を紅潮させ、目を虚ろにした健太が言う。
「…す…っげぇ…!!…実の、…口の中、…あった…けぇ…!!…とろけ…そう…!!」
少しずつ健太の目が閉じられて行き、頭が天井の方へ向いて行く。そして、少しずつ腰が前後に揺れ始めた。
「フッ!健太、どっぷりと快楽にハマり始めたな?」
瞬がニヤニヤしながらビデオカメラを回す。そして、空いた方の手は股間を揉みしだいている。
「ああッ!!ああッ!!ああッ!!」
健太が我を忘れたかのように腰を前後に振り続ける。と同時に、
「んんッ!!んんッ!!んんッ!!」
と実が声を上げる。健太の大きな股間のそれが喉の奥に当たり、胸の奥から込み上げて来るものを必死に押し留める。顔は真っ赤になり、目からは涙が伝う。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!」
顔を真っ赤にした健太が叫び始め、目を固く閉じ、眉間に皺を寄せ始める。
「…あああ…ッ!!…やっべぇ…ッ!!…やっべええええッッッッ!!!!」
健太の腰の振り方が更に激しく、小刻みに揺れ動く。
「…あああッッッ、…やべぇッ!!…イキそう…ッ!!」
その時だった。
「健太。実に顔射してやれよ!!」
瞬の冷たい声に、実の目が思わず見開かれる。
「んんんッッッ!!!!んんんッッッ!!!!」
突然の恐怖に、実が顔を小刻みに震わせる。だが、瞬はニヤニヤと笑っているだけだ。
「ああああッッッッ!!!!イクッ!!イクイクッッ!!!!イクウウウウッッッッ!!!!」
そして健太がそう叫び、大きく勃起したそれを実の口から出したその瞬間、
ドビュッ!!ドビュッ!!ドビュドビュッッッ!!!!ビュクビュクビュクッッッ!!!!
と、濃白色の健太の精液がそこから物凄い勢いで飛び出した。
「ああッ!!ああッ!!ああああッッッッ!!!!」
健太が激しく股間のそれを上下しながら、中に溜まった精液を押し出そうとする。
「…ッ!!!!」
実は叫ぶことも出来ず、ただ、健太の精液を顔で受け止めるしかなかった。そんな実の顔は、健太の精液がべっとりと降り掛かり、真っ白になっていた。