終わらない因縁 第8話
大五のシシレンジャーの光沢のある鮮やかな緑色のスーツ。その2本のガッシリとした両足の付け根部分に息づく、大五の男としての象徴は今、大きく勃起し、それは細くしなやかな手に包まれていた。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
背後からクジャクに抱きすくめられ、右手を大五の前へ伸ばされて性器を触られている。大五自身、今までにここまで大きく勃起したことがあっただろうかと思うほど、それは太く長く、真っ直ぐに臍へ向かって伸び、ベルトを窮屈そうに押し上げていた。
「…大五…、…お前のペニス…。…私の手の中に納まり切らないぞ…!」
クジャクはそう言うと、大五のそこを優しく愛撫し始めた。
「…あッ!!…ああッ!!…く…ああああ…ッッッッ!!!!」
クジャクの細くしなやかな指は大五のペニスの下に息づく2つの球体部分にあり、それがゆっくりと引かれて行くのが分かる。2つの球体を包み込む袋状になったものの結び目からペニスの裏筋、そして先端部分へ撫で上げられて行くと、大五は甘い吐息を漏らす。そして、その指がペニスの先端部分まで上り切ると、今度は柔らかな手のひらの中でクニュクニュと揉まれるような感覚を与えて来る。
「…ああ…ッ!!…は…ああああ…ッッッッ!!!!」
ビクッ、ビクッ、と体を痙攣させながら、大五はその感覚を甘受していた。
「…フフッ!」
そんな大五の背後で嬉しそうに微笑むクジャク。その時、クジャクはゆっくりとしゃがみ込んだ。
「…ク…ジャ…ク…?」
ぼんやりとする意識の中で、大五は彼女を追う。するとクジャクは、右手は大五のペニスとその下の2つの球体を愛撫し続け、左手は大五の筋肉質な双丘から股の間へ向けてその指をゆっくりと滑らせた。その途端、
「ふああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と、大五が嬌声を上げ、無意識に背伸びをしてみせた。
「…ふん…んんんん…ッッッッ!!!!…ぬ…おおおお…ッッッッ!!!!」
自分ではしたことがない、全く経験のない感覚。
「…んな…ッ、…何だ…ッ、…これ…ッ!?」
くすぐったいような、ゾワゾワとした感覚が大五の体を襲う。クジャクのしなやかな指が今、大五の2本の足の付け根部分に息づく2つの球体の下の部分を、球体に触れるか触れないかと言う微妙なタッチで優しく撫で上げる。それが、シシレンジャーのスーツを身に纏っているにも関わらず、敏感に伝わって来るのだった。
「…フフッ!」
クジャクは頬を赤らめ、悪戯っぽい笑みを浮かべる。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
前から後ろから責め上げられ、体がビクビクと痙攣する。
「…気持ちいいのか、大五…?」
クジャクの問い掛けに、首をガクガクと縦に振る大五。
「…それは良かったな…!」
するとクジャクは手を離し、再び大五の目の前に立った。
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
虚ろな瞳の大五は顔を真っ赤にし、クジャクを見つめる。
「…じゃあ、…次はぁ…」
クジャクはそう言いながら、大五の右胸に顔を近付けると、スーツ越しにその突起をペロリと舐め上げた。その途端、
「んッ!!」
と大五が呻き、体をビクリと跳ねらせる。
「…ンフ…!」
クジャクの舌が、時に優しく、時に激しく、大五の右胸の突起を刺激する。優しくねっとりと舐め上げたかと思えば、その突起をくすぐるように小刻みに舌尖が動く。まるで舌が自らの意思を持ったかのように動き、そのたびに大五は、
「…ああ…ッ!!…ああッ!!ああッ!!」
と声を上げ、体を痙攣させる。その振動で、大五の両手を吊り上げているリフトがガチャガチャと乾いた金属音を立てた。
「…では、こっちはどうだ…?」
淫猥な糸を大五の右胸と繋がらせながら、クジャクは今度は大五の左胸の突起をペロリと舐め上げた。その途端、
「んはああああッッッッ!!!!」
と、突然、大五が悲鳴に近い声を上げた。これにはクジャクも驚き、
「…だ、…大五…!?」
と目を大きくした。
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
膝がガクガクと震え、体に力が入らない。
「…ク、…クジャ…ク…!」
真っ赤な顔でクジャクを見つめる大五。クジャクは相変わらず悪戯っぽい笑みを浮かべ、
「なるほど。ここが大五の弱点なのだな?」
と言うと、大五の背中に左腕を回した。
「…や…、…止め…ろ…!」
大五の声が、心なしか震えている。だがクジャクは、相変わらず悪戯っぽい笑みを浮かべたまま、
「覚悟するのだ、大五!」
と言うと、大五の左胸にそっと口付けた。
…チュッ!
と言う小気味良い音が聞こえたその瞬間、
「んああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と言う大五の悲鳴が響き渡り、その体は大きく仰け反っていた。
…チュッ!!…チュク…ッ!!…チュクチュク…!!
くすぐったい音が大五の胸から聞こえ続け、
「…ああッ!!…ああああッッッッ!!!!…んふ…ッ!!…んああああ…ッッッッ!!!!」
と言う大五の喘ぎ声も響き渡る。
「…クッ、…クジャク…ッ!!…クジャクうううう…ッッッッ!!!!」
その時だった。
クジャクがちらりと視線だけを大五へ向けたかと思うと、右手で大五のペニスを再び包み込んだのだ。
「うああああッッッッ!!!!」
その刺激に、大五の体がビクリと跳ねる。
「…ンフ…ッ!!」
クジャクはニコリとすると、大五のペニスを優しく揉み込む。
「んあッ!!ああッ!!…く…ッ、…うああああ…ッッッッ!!!!」
大五の胸の突起を刺激しているクジャクの舌がクチュクチュとくすぐったい音を立て、ペニスを揉み込む右手は優しく収縮運動を繰り返す。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
感じるところを責められ、大五の意識が朦朧として行く。と同時に、下腹部にじんじんとした痺れに似たようなものを感じ、そこから尿道を伝ってドクドクと何かが上って来るのを感じた。
「…ま、…マズい…ッ!!…クジャク…ッ!!」
「ん?どうしたのだ、大五?」
クジャクには全てが分かっているかのように、ニヤニヤと悪戯っぽく笑っている。そんな彼女に手に、大五のペニスがビクビクと脈打っているのが伝わっていた。
「…ああッ!!…クッ、…クジャ…ク…、…あ…あ…、…ああ…ッ!!」
その途端、大五の体がビクンと跳ねた。そして、
…クチュッ!!…クチュクチュ…!!
と言う音が聞こえ始めた。
「…フフッ!」
顔を赤らめたクジャクが嬉しそうに笑う。
「…大五の、…気力…。…溢れて来た…!」
「…あ…あ…あ…あ…!!」
大五のシシレンジャーの光沢のある鮮やかな緑色のスーツ。その大きく盛り上がったペニスの先端部分がその光沢を失っていたのだった。