ヒーローが戦闘員に陵辱される抒情詩 第１楽章 第１０話
…ザワ…ッ!!…ザワザワ…ッ!!
ブルースリーのスーツに擦れる最強メカクローンの手の音。生地と生地とが擦れ合い、ザワザワと音を立てる。
「…ん…ッ、…ふ…ッ!!…んんんん…ッッッッ!!!!」
最強メカクローンの４つの腕に捕らわれた南原。
「…や…、…めろ…ぉ…ッ!!」
その腕から逃れようと、必死に体をもがかせる。だが、最強メカクローンの２臂は南原の両腕を、まるで磔のように肩の位置で真横一文字に広げ、ガッチリと固定している。そして、別の２臂がブルースリーのスーツの切れ目から南原の体の中へ入り込み、モゾモゾと動き続けている。それよりも、今の南原にはそんな最強メカクローンから逃れられるほどの力は残されてはいなかった。
「…ッ、…あ…ッ!!…ああああ…ッッッッ!!!!」
南原の体を弄り続けている最強メカクローンの２臂は、確実に南原を困惑と羞恥に追い込んでいた。
「ああッ!!ああッ!!ああッ!!ああッ!!」
南原の筋肉質な両胸。そこに浮き出た２つの突起。それを最強メカクローンの２臂のゴツゴツとした指が執拗に刺激し続けている。
「…や…ッ、…止めろオオオオ…ッッッッ!!!!…止めて…ッ、…くれええええ…ッッッッ!!!!」
ゾワゾワとした悪寒が南原を襲う。
最強メカクローンの指が南原の両胸の突起を刺激し続ける。くすぐるようにクリクリと小刻みに指が動いたり、突起の周りを優しく撫でたかと思えば、キュッと強く摘む。その刺激に南原は、
「…ッあ…ッ、…ぁぁぁぁああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と悲鳴に近い声を上げ、体を仰け反らせた。
「フハハハハハハハハ…ッッッッッッッッ!!!!!!!!」
モニターを見つめていたドクターマンの低い笑い声が辺りに響き渡った。
「いい光景だな、ブルースリーッ!!どうだ、最強メカクローンに犯される気分は…!?」
「…ドッ、…ドクター…マ…ン…んんんんッ!!」
握り締めた拳がブルブルと震える。
「…く…っそ…オオオオオオオオ…ッッッッッッッッ!!!!!!!!」
「…ククク…!!…苦しめッ!!…自らの人間としての本能を恥じろッ!!メカ人間に犯されると言う屈辱をたっぷりと味わいながら、貴様のバイオ粒子を放出するのだッ!!少しずつ形を形成しつつある貴様自身の性器からなあッ!!」
「…ッッッッ!!!?」
気付かれていた。
南原のガッシリとした２本の足の付け根部分。そこにふくよかな膨らみを形成する、南原の男としての象徴・ペニス。最強メカクローンによる両胸の突起を刺激され、じんじんとした痺れるような感覚があり、そこが少しずつ熱を帯び始めていたのを、南原は気付いていたのだ。
「…ククク…!!…気付かれていないとでも思っていたのか、ブルースリー!?愚か者めがッ!!それに気付かぬ私ではないッ!!そもそも、貴様のバイオ粒子を奪い取るためには、そのような恥辱行為をするのは当たり前なのだからなッ!!」
ドクターマンの目がギラギラと輝いている。
「…まぁ、これを提案したのはあの不思議な小娘だがな…」
「…は？」
傍に控えていたメイスンが怪訝そうな表情をすると、ドクターマンははっと我に返り、
「…なッ、…何でもないッ!!」
と言うと、ゴホンと大きな咳払いをし、
「さあッ、最強メカクローンッ!!ブルースリーのバイオ粒子を一滴残らず奪い取るのだッ!!」
と言った。
その時、最強メカクローンのぶらぶらと手持ち無沙汰になっていた残りの２臂が物凄い勢いで南原のガッシリとした２本の太腿を掴んだ。
「…止めろ…!!」
南原の声が震える。その２臂が、まるで南原の太腿を愛撫するように何度か上下に動く。
「…ん…ッ、…んん…ッ!!」
くすぐったさとゾワゾワとした悪寒が南原を襲う。そうしているうちに、その手がゆっくりと南原の太腿を這い上がり始めた。
「…止めろ…ッ!!…たッ、…頼む…ッ!!…それだけは…!!」
蛇か蜘蛛か、ゆっくりと、それでも確実に獲物に向かって這い上がって来る。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
最強メカクローンの右手が南原の男としての象徴であるペニスを、そして、左手はその下に息づく２つの球体を優しく包み込んだ。そして、右手は南原のペニスをゆるゆると上下に刺激し始め、左手は２つの球体をクニュクニュと揉み込み始めたのだ。
「うぅわああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
途端に与えられる快楽の電流。その電流に抗い切れず、南原は大声を上げ、体を仰け反らせる。
「…たッ、…頼むううううううううッッッッッッッッ!!!!!!!!…もッ、…もう…ッ、…止めて…ッ、…くれええええええええええええええええッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
「フハハハハハハハハッッッッッッッッ!!!!!!!!もがけッ!!苦しめッ!!そして、快楽のうちにバイオ粒子を全て放出するのだッ!!」
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
今、南原のペニスは最強メカクローンの右手の中でその姿を完全なものにし、真っ直ぐに臍へ向かって屹立していた。硬く、太いそれは熱を帯び、最強メカクローンが与えて来る刺激を甘受し、ビクッ、ビクッ、と脈打っていた。
「…ん…ッ、…ぐ…ッ、…うううう…ッッッッ!!!!」
久しぶりに味わう感覚。その感覚に流されそうになりながらも、必死に理性を押し留めようとする南原。その時だった。
ポウ…ッ!!
最強メカクローンの３面のうちの１面の両目が真っ赤に輝いた。と同時に、その口から真っ白な靄が吐き出された。そして、それは南原の体を包み込んだのだ。
「…な…ッ!?」
これにはドクターマンも思わず目を見開く。
「…ドクターマン様？」
メイスンは更に怪訝そうな顔をする。
「…あ、…あの小娘めッ!!最強メカクローンにまだまだ細工をしていたのか…ッ!!」
「…なッ、…何だ…ッ、…これ…ッ!?」
その時、南原の素っ頓狂な声が聞こえた。そして、その素っ頓狂な声は、
「…あ…ッ、…ぁぁぁぁああああああああああああああああ…ッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と言う悲鳴に変わっていた。
「がああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
最強メカクローンの６臂の中で、南原の体が硬直し、大きく仰け反っている。その体には、真っ白な靄が纏わり付き、光を放っていた。
「…あ…ッ、…熱い…ッ!!…かッ、…体が…ッ、…熱いイイイイイイイイイイイイイイイイッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
「ドッ、ドクターマン様ッ!?」
その時、モニターを見つめていたメイスンが目を見開き、ドクターマンを呼んだ。
「…フンッ!!」
ムスッとした表情のドクターマン。
その時だった。
「…い…ッ、…痛て…ッ!!」
南原の呻き声が聞こえて来た。
「…い…ッ、…痛て…ッ!!…痛てええええええええええええええええッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
南原の２本の足の付け根部分。そこに息づく南原の男としての象徴・ペニス。それが今、ブルースリーの光沢のある鮮やかな青色のスーツの中で、その大きさを更に増していた。いや、増していただけではなく、そのスーツを持ち上げ始めていたのだ。
…ブッ!!…ブツッ!!…ブツブツ…ッッッッ!!!!
鈍い音が聞こえる。
「…止めろ…!!」
そこを見つめていた南原が声を震わせる。
…ブツブツ…ッッッッ!!!!…ブツブツブツブツ…ッッッッ!!!!
ブルースリーのスーツの股間部分が大きく持ち上がり、裂け始めていたのだ。
「…止めろ…ッ!!…止めろオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
南原が絶叫する。
ブツッッッッッッッッ!!!!!!!!
大きな音が聞こえたその瞬間、
ビイイイイイイイインンンンンンンンッッッッッッッッ!!!!!!!!
と言う音と共に、スーツのその部分が裂け、そこから南原のペニスが物凄い勢いで飛び出したのだった。