ヒーローが戦闘員に陵辱される抒情詩 第2楽章 第7話
チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!
目の前で大の字に立たされているイエローライオン。そこから聞こえて来るくすぐったいような、淫猥な音。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
丈の筋肉質な胸にぷっくりと浮き出た2つの突起。その右側にネットリとした真っ赤な舌が絡み付いている。それがクチュクチュと言う淫猥な音を立てながら、その蕾をクリクリと小刻みに刺激する。そのたびに、
「…く…ッ、…あ…ッ、…ああああ…ッッッッ!!!!」
と、丈は体をビクッ、ビクッ、と痙攣させながら悶える。
「…や…ッ、…めろ…ッ!!」
ビクビクと痙攣する体。そのたびに、真っ白な、いや、今は煤と砂で薄茶色に変色したスーツの中のガッシリとした太腿までもがビクビクと蠢く。
チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!
「…くは…ッ、…あ…ッ、…ああ…ッ!!」
チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!
「くああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
真っ赤になった精悍な顔が屈辱と羞恥に歪んでいる。
「…フフッ!!」
その光景を見ながら、ボクは思わず舌舐めずりをした。
「イイねぇ。逞しい男が屈辱に顔を歪めるのを見るのは…!!」
「…」
ボクが目をキラキラと輝かせ、顔を赤らめていたからだろう。横でオブラーが怪訝そうな表情を浮かべていた。
「…な、…何だ…ッ!?」
思わず我に返り、ボクはオブラーを睨み付けた。するとオブラーは、
「…いや…、…別に…」
と言うと、目の前の丈の醜態をじっと見つめた。その時、彼の喉元が大きく動いたのを、ボクは見逃さなかった。
「…なぁ、オブラー…」
「何?」
つっけんどんに言うところが何だか腹立たしい。でも、ボクは敢えてフッと笑うと、
「キミも…。…丈にあんなことをしたいんじゃないのかい?」
と尋ねてみた。その途端、オブラーは目を大きく見開き、
「…ッッッッ!!!?」
と呻き声を上げた。
「フフッ!!いいじゃないか、正直でさ。だって、キミの大事なところも大きくなっちゃってるよね?」
「うああああッッッッ!!!!」
顔を真っ赤にし、咄嗟に両手でその部分を覆う。そんなオブラーを見て、
「…ご…、…豪…ッ!?」
と丈が信じられないと言った表情を浮かべた。
「…ご…う…。…お、…おめぇ…!?」
「…フッ!!」
その時、ボクは見た。
豪の表情。今までのようなおどおどとしたのはどこへ行ったのだと言うほどに目をギラギラと輝かせ、ニヤニヤと不気味に笑っている。
「…そうだよ…」
「「…え?」」
その言葉に、ボクまで聞き返していた。
「…丈…。…僕だけを守るイエローライオンになってよって言った意味、分かってる?」
「…え?」
その時だった。
チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!
淫猥な音が再び聞こえて来たその瞬間、
「んああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と、丈が目をギュッと閉じ、体を大きく仰け反らせて叫び始めた。
「ヒャーッハッハッハッハ…!!」
オブラーは下衆な笑い声を上げる。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
今までは1体のジンマーがその舌を伸ばし、丈の右胸の突起を刺激していた。だが、今は更に別のジンマーが舌を伸ばし、左胸の突起をも刺激していたのだ。
「…な…ッ、…何…で…!?」
「何で胸の突起を刺激されただけでこんなに感じるのか、って?」
「…ッッッッ!!!?」
呆然と見つめる丈に対し、ニヤニヤと笑っている豪。
「…丈…。…別に男も女も関係ないんだよ。…同じ人間なんだもの、感じるところは一緒と言うことさ!!…しかも…!!」
豪の不気味な笑みがますます不気味になって行く。
「…しかも、感じるところをジンマーなんて言う下級兵士に責められて、君は情けなくも感じてしまい、喘いでいるって言うことさ…!!」
そこまで言うとオブラーは、
「…プッ!!…ックッ!!…あひゃっ、…ひゃーっはっはっはっは…!!」
と再び大声で笑い始めた。
「…じょ、…丈…ッ!!…君はやっぱり、ただのサルだったんだなッ!!…感じるところを責められて気持ち良くなれるのなら、どんなヤツでもいいってことなんだ!!」
「…ご…、…ぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
何とかしてジンマーの束縛を振り解きたい丈。だが、ジンマーは今までになかったほどに物凄い力で丈を押さえ付けている。
「…おめえってやつは…ッ!!…おめえってやつはああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
「…で、…どうすんの?」
ボクはオブラーに尋ねてみる。すると、オブラーはフッと笑うと、
「これからだ」
と言った。
「…君も、そう言うストーリーが好きなんだろう?」
「ッッッッ!!!!」
その言葉に、ボクは目を見開き、絶句していた。
「…フッ!!…やっぱりね…!!」
「…まッ、…まだッ、何にも言ってないッ!!」
顔が熱い。これが、恥ずかしいと言うことなのか?
そんなボクの様子に、オブラーはちょっと驚いたようだったが、ニヤリと笑うと、
「まぁ、見てろよ。これからが本番なんだからさ…!!」
と言うと、丈の方へ向き合う。そして、
「…丈…。…もう一度、聞くけど…。…僕だけを守るイエローライオンになってよって言った意味、分かってる?」
と尋ねた。すると丈は、
「…わッ、…分かるかああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と怒鳴った。
「…フフッ!!」
すると豪はゆっくりと丈に近付き始める。そして、丈の頬にそっと手を伸ばした。
「…ひ…ッ!!」
その時、丈の悲鳴に似た声が聞こえたような気がした。
「…僕だけを守るイエローライオンになるって言うのはね、その体を自由に弄ばれるって言う意味なんだよ。僕が君を甚振りたい時、君は喜んでその体を僕に差し出し、君のアソコから溢れて来るエネルギーを僕に搾り取られるんだ。それ以外は君は僕を守るイエローライオンとして、常に僕の横にいて、僕を抱き締めたり、僕に温もりを与えてくれる存在になるんだ…!!」
「…な…に…を…!!」
真横一文字に広げられた両拳がギリギリと音を立てている。
「何を訳の分かんねえことを言ってるんだよッ、豪オオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!」
「…フフッ!!」
その時、豪がちょっとだけ背伸びをした。そして、温かく柔らかいものがその唇に触れた瞬間、
「…ッッッッ!!!?」
と、丈が短い呻き声を上げ、目を大きく見開いたのだった。
「…ッッッッ!!!!」
その光景を見たボクも思わず目を見開き、口元にはニタァと不気味な笑みを浮かべていたのだった。