ヒーローが戦闘員に陵辱される抒情詩 第2楽章 第8話
「…ッッッッ!!!?」
体を硬直させ、目を大きく見開いている丈。その目の前、いや、至近距離にはオブラーがいる。
「…ん…、…んん…ッ!!」
柔らかく、温かい唇。お互いの唇が触れ合い、しばしの静寂を作り出していた。
「…フフッ!!」
その唇が離れた時、オブラーは静かに笑い、ウットリとした表情を見せた。
「…僕の、…ファーストキスだ…」
顔をほんのりと赤らめ、そう言うオブラー。だが、その瞳はどこか寂しげだった。
「…うわ…」
目を大きく見開いたまま、体をブルブルと震わせる丈。そして、
「…ぁぁぁぁ…。…ぁぁぁぁああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と絶叫し、目をギュッと閉じてブンブンと頭を左右に振った。
「…もッ、…もう…ッ!!…止めてくれええええええええええええええええッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
「…で?…これからどうするんだ?」
ボクが尋ねると、オブラーはニヤリと笑い、
「これからが本番さ!!」
と言うと、
「行けッ!!ジンマーッ!!」
と言った。すると、1体のジンマーがゆっくりと丈に近付いて来た。
「…な、…何を…!?」
ガシャン、ガシャンと機械音を立てながらゆっくりと歩み寄るジンマーに、丈は怯えの表情を浮かべる。その時だった。
バコンッ!!ガコンッ!!
そのジンマーの顔の表面を覆っている金属が音を立てて崩れて行き、中から顔の原形が見えた。そして、そのジンマーはそのまま、丈の足元にしゃがみ込んだのだ。
「…ワオ…!!」
ボクは思わず目を輝かせ、ニタァと不気味な笑みを浮かべていた。
「…まッ、…ま…さか…!?」
次に何が起こるのか分かったのだろう。丈は俄かに顔を真っ赤にし、腰をぐっと後方へ引いた。だが、それも見越しているのか、丈の目の前でしゃがみ込んでいるジンマーは両手を伸ばすと、丈のぷりんとした筋肉質な双丘を鷲掴みにし、強い力で腰を前へ突き出させたのだ。
シュルシュル…。
丈の目の前にしゃがみ込んでいるジンマーの口から真っ赤な舌が伸びて来る。唾液のような粘着質な液体が纏わり付き、ポタポタと地面へ零れ落ちている。
「…止めろ…!!」
ゾワゾワとした悪寒が丈の背中を駆け巡る。
「…たッ、…頼む…ッ!!」
だが、その願いも空しく、そのジンマーは丈の股間部分へ顔を埋めたのだ。
ズボッ!!
鈍い音が聞こえたその瞬間、
「…っあ…ッ!!」
と短い声を上げたかと思うと、腰をビクンと痙攣させた。
…ジュッ!!…ジュブ…ッ!!
「…あ…あ…あ…あ…!!」
目をカッと見開き、ブルブルと小刻みに体を震わせる。
…ジュブジュブ…ッ!!…ジュブジュブジュブジュブッッッッ!!!!
丈の股間に顔を埋めているジンマーは時折、その顔を激しく左右に振る。それはつまり、丈の男としての象徴であるペニスに強い刺激が加わることを意味していた。
「ああッ!!ああッ!!ああッ!!ああッ!!」
「…ククク…!!」
顔を紅潮させ、目をギラギラと輝かせて低く笑う豪。
「…いいなぁ、丈。滅茶苦茶、気持ちいいだろう?」
そんな豪の言葉に、丈は豪を睨み付けながら、
「…バッ、…バッカ野郎ッ!!…きッ、…気持ちいいわけ…、…ある…か…ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と怒鳴った。
「…ち…っき…しょ…おおおおおおおお…ッッッッッッッッ!!!!!!!!」
ジンマーに捕らえられている両手の拳がギリギリと音を立てる。
「…フフッ!!」
その光景を見て、ボクも笑っていた。
「何だかんだ言いながらも、ジンマーの攻撃を快楽として受け止めているんじゃないのか?」
そう言うと、
「アハハハハハハハハッッッッッッッッ!!!!!!!!アハハハハハハハハッッッッッッッッ!!!!!!!!アハハハハハハハハッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と、甲高く笑っていた。でもすぐに、
「…今のとこ、…笑うところで合ってるか?」
と、オブラーに聞いてみた。するとオブラーはニヤリと笑い、
「…ああ…!!…合ってるよ…!!」
と言った。そして、丈の目の前で動きを停止している2体のジンマーへ向かって、
「さあッ、ジンマーッ!!丈の胸の突起も刺激してやれッ!!」
と言い放った。
その途端、その2体のジンマーの目がギラリと光ったかと思うと、真っ赤な舌を伸ばし、丈の胸の突起を再び刺激し始めたのだ。
「はぅあッ!!」
チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!
…ジュブッ!!…ジュブジュブジュブジュブッッッッ!!!!
くすぐったい音と淫猥な音が同時に響き渡る。2体のジンマーの舌が、光沢のある鮮やかな黄色と白色を基調としたイエローライオンのスーツにぷっくりと浮き出た丈の両胸の2つの突起を舐め、くすぐるように刺激し、もう1体のジンマーの舌が、丈のガッシリとした2本の足の付け根部分に息づく、丈の男としての象徴であるペニスを光沢のある眩しい白色のスーツ越しに舐め、刺激する。
「…は…ッ!!…ふ…ッ、…んん…ッ!!…ぐ…ッ、…うううう…ッッッッ!!!!」
3体のジンマーが与えて来る強烈な刺激を何とかして堪えようとする丈。
「…く…っそ…おおおおおおおお…ッッッッッッッッ!!!!!!!!」
顔を真っ赤にし、目をギュッと閉じて懸命にその刺激に耐えようとしている。だが、どんなに体を捩らせても、腰を引いても、そのたびにジンマーは食い付いて来る。まるで、狙った獲物は逃さない、と言ったふうに。
チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!
ジュブジュブジュブジュブッッッッ!!!!ジュブジュブジュブジュブッッッッ!!!!
「…止めろ…ッ!!」
両胸の2つの突起は時に激しく、時に優しく刺激される。くすぐったくもあり、そして、妙に心地良かったりもする。そして、ペニスへの刺激は確実に感じるポイントを突いて来ていた。
「…はぐ…ッ!!…う…ッ、…うううう…ッッッッ!!!!」
臍へ向かって真っ直ぐに伸びているそれ。その裏筋をジンマーの舌が舐め上げたり、括れの部分をくすぐるように刺激したり。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
そのうち、丈の目がやや潤み、虚ろになり始めた。
(…ヤ…、…ベ…ェ…!!)
「…フフッ!!…そろそろかな?」
オブラーがニヤリと笑う。
ジュブジュブジュブジュブッッッッ!!!!ジュブジュブジュブジュブッッッッ!!!!
「ああッ!!ああッ!!ああッ!!ああッ!!」
丈の腰がガクガクと痙攣する。丈はその時、その部分が熱く熱を持っていることに気付いていた。
「あれあれぇ?どうしたの、丈ぉ?」
「…ッッッッ!!!!」
オブラーの素っ頓狂な声に、思わず目を見開いて憎々し気な顔をする丈。
「…もしかして、…感じちゃったのかい?」
「…く…ッ!!」
その時、丈の目の前にいたジンマーがゆっくりと顔を丈の股間部分から離す。
「…ワオ…!!」
その光景が露わになった時、ボクはまたニタァと不気味な笑みを浮かべていた。
丈のガッシリとした2本の足の付け根部分に息づく、丈の男としての象徴・ペニス。それが今、イエローライオンの光沢を失ったスーツの中で臍へ向かって大きく勃起していたのだった。