ヒーローが戦闘員に陵辱される抒情詩 第4楽章 第6話
「…て…、…め…、…ええええ…ッッッッ!!!!」
自身の頭の上に立ったコットポトロを、体を仰け反らせて見上げる将児。
「…な…んで…、…こんな…、…真似を…オオオオ…ッッッッ!!!?」
自分が庇っていた、もしかしたら、ゴーマ族とダイ族を共生させられるかもしれないと言う淡い期待をも抱いていたコットポトロに裏切られ、自分が何だか滑稽に見える。
「…ククク…!!」
コットポトロは低い声で笑い、肩を震わせている。
「てめえええええッッッッ!!!!自分の大事なところを、ザイドスに潰されたんだろうがよオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!同じ男として、悔しくねえのかよオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!??」
すると、コットポトロは一瞬、真顔に戻って、
「…別に?」
と言った。
「…え?」
将児は耳を疑った。すると、
「別に恥ずかしいことじゃねぇよなァ?大事なところを潰されても、お前らコットポトロは再生能力があるんだからなァ!!」
と、ザイドスがニヤニヤしながら言う。
「てめえには聞いてねエエエエッッッッ!!!!」
将児が怒鳴る。だがコットポトロは、
「…別に…?…それが、ゴーマの掟なのさ。ゴーマの敵であるダイレンジャーを倒すためなら手段を選ばない。例え、この体がバラバラになろうともそれがゴーマのためならば喜んでバラバラになる。だが、バラバラになったとしても俺達には再生能力がある。今までお前達と戦って来た数多のコットポトロも、お前達が去った後に再生して復活をしているのさ。…だが…」
そう言いながら、そのコットポトロは将児の両足の間に立った。
「…ッッッッ!!!?」
その時、普段は見えないはずのコットポトロの顔の真っ黒な部分、普段は顔の形しかみえないその部分に、切れ長の真っ赤な目が見えたような気がした。
「…な、…何…を…!?」
将児の声が心なしか震えているように聞こえる。
「…だが、お前達、人間には再生能力がない。…だから…!!」
その瞬間、コットポトロが右足を大きく後ろへ振り上げた。そして、そのまま振り子の要領で前へ蹴り上げたのだ。それはつまり、将児の男としての象徴であるペニスと、その下に息づく2つの球体を思い切り蹴り上げることを意味していた。
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
鈍い音が響き渡ったその瞬間、
「げはああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と言う何とも言えない悲鳴を上げて、テンマレンジャーの光沢のある鮮やかな青色のスーツが宙を大きく舞った。そして、まるで魚河岸に釣り上げられたばかりの魚のように、何度も何度も大きく体を跳ねらせ、宙を舞い、ドサッ、ドサッ、と言う音を立てて地面にその体を叩き付けた。
「…ぁぁぁぁ…!!」
テンマレンジャーの一角獣をあしらったマスクの中で、将児の顔は真っ青を通り越して真っ白になり、その目は大きく見開かれている。顔には大量の脂汗が噴き出し、大きく開いた口からは涎が零れ落ちていた。
「…ぁぁぁぁ…!!」
下腹部から込み上げて来る不快な感覚。それが今にも体の中を逆流し、口から飛び出そうとしたその瞬間、
「…ぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
と、将児が甲高い悲鳴を上げ、体を激しく捻りながらゴロゴロと地面を転がった。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
まるで労わるように、テンマレンジャーの鮮やかな青色のグローブで覆われた両手でその部分を覆い、地面を転がる。そのたびに、光沢のある鮮やかな青色のスーツが土埃を纏い、薄茶色に汚れて行く。
「ほらほらぁ。早く逃げないと、また蹴るよ?」
コットポトロがニヤニヤと笑いながら、右足を上げるふりをする。そのたびに将児は、
「うわああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と悲鳴を上げ、右方向へ転がっていた体を急に左に、逆に左方向へ転がった時には右方向へ、まるでスピンするように捻らせた。
「アハハハハハハハハ…!!」
コットポトロは面白そうに笑い、何度も何度も右足を上げるふりをする。
「…やッ、…止めろオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!」
ゴロゴロと地面を転がる将児、その光沢のある鮮やかな青色のスーツがどんどん汚れて行く。
「アハハハハハハハハッッッッッッッッ!!!!!!!!アハハハハハハハハッッッッッッッッ!!!!!!!!アハハハハハハハハッッッッッッッッ!!!!!!!!」
ボクは思わず笑っていた。
「いいねえッ!!男が大事なところを蹴られて悶え苦しんで、更にその激痛を味わうかもしれない恐怖から逃れようとのた打ち回る。快感だな!!」
「…フンッ!!」
その時、ザイドスが鼻で笑った。
「…テンマレンジャー。まるでゴキブリじゃねぇか!!…って、おい、ネエチャンッ!!鼻血ッ!!」
「…え?」
目を大きく見開いて、ザイドスが驚いてボクを見ている。ボクは手を鼻のところへ持って行くと、そっと拭った。そこには赤い液体が付いていたんだ。
「…ッッッッ!!!?」
「はは〜ん」
ザイドスがニヤニヤと笑う。
「…ネエチャン…。…テンマレンジャーが金的食らって、それに興奮しちまったのかァ?」
「うるさいッ!!」
思わず右足を振り上げていた。とその瞬間、
ドゴオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!
と言う音と共に、ボクの右足にふにゃっとした感触が伝わった。そして、
「うほおおおおおおおおううううううううッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と、ザイドスが腰をくの字に折り曲げ、素っ頓狂な声を上げた。
「…あ!!」
「…あ…あ…あ…あ…!!」
ザイドスの顔が真っ青になっている。
「…て…、…め…え…!!」
「…フンッ!!…知るかッ!!」
ボクはそう言うと、さっと姿を消した。
「あッ!!テメエエエエエッッッッ!!!!」
ザイドスが慌ててボクの姿を追おうとしたが、ボクは完全に姿を消していた。
フフッ!!カ・イ・カ・ン♥
「…コットポトロオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
腰をくの字に折り、両手でその中心部分を押さえているザイドスが怒鳴り声を上げた。
「さっさとテンマレンジャーの大事なところを潰しちまえええええええええッッッッッッッッ!!!!!!!!」
「…ククク…!!」
その時、コットポトロが低く笑い始めた。そして、将児のガッシリとした2本の足の足首部分を掴んだかと思うと、そのまま両足を持ち上げた。
「なッ、何をする気だああああッッッッ!!!?」
テンマレンジャーのバイザー越しに、真っ赤になった将児の顔が見えている。すると、コットポトロはニヤリと笑い、
「ザイドス様のご命令通り、お前の大事なところを潰してやるよ…!!」
と言うと、自身の右足を将児の股の間に捻じ込ませた。
「あッ!!」
突然の刺激に、将児は体をビクリと跳ねらせる。
「…ククク…!!」
「…止めろ…!!」
「…覚悟はいいか?」
「止めろっつってんだろうがッ!!」
その瞬間、将児の声が上ずった。
「うわッ!?ああッ!?ああッ!?ああッ!?」
コットポトロの真っ黒な右足がカクカクと小刻みに動き、将児のそこに刺激を与えて来る。
「ああッ!!ああッ!!ああッ!!ああッ!!」
テンマレンジャーのマスクの中で目をカッと見開き、されるがままの将児。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!」
小刻みな刺激が心地良い電流を体に流す。
「…止めろ…ッ!!…止めろオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!」
子供の頃に経験した懐かしい感覚。だがそれが、今ではおぞましい感覚となって体を駆け巡り、その部分に言いようのない快楽を与えて来る。
「止めろオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!止めてくれええええええええッッッッッッッッ!!!!!!!!」
その時、将児は下腹部にじんじんとした疼きを感じていた。