ヒーローが戦闘員に陵辱される抒情詩 第6楽章 第5話
ボロボロに傷付いた健太の両脇に腕を伸ばし、倒れないようにしている大輔。その顔は俯いたまま、健太を見ようとはしなかった。
「…大…丈夫…か…、…大…輔…?」
自分の方がボロボロなのに、大輔のことを気遣う健太。すると大輔は、
「…ごめん…」
と言う。
「…オレが…、…こんなだから…。…オレが…、…健太達の秘密を知っていたから…。…オレは…ッ!!…オレは…ッ!!」
「大丈夫だッ、大輔ッ!!こんなくらい、大したことねぇからさ!!」
思わず抱き締めていた。そして、大輔の背後にいるユガンデとシボレナを睨み付けると、
「お前らッ、どう言うつもりだッ!?何故、大輔を狙ったッ!?」
と怒鳴った。
「簡単なことだ。お前達、メガレンジャーを抹殺するためだ!!」
シボレナが冷たく言い放つ。そして、
「お前らの通信回線を使えば、お前達の関係など、簡単に分かってしまうと言うことだ!!」
と、ユガンデが健太をバカにしたかのように言う。
「何だとオオオオッッッッ!!!?」
カッとなった健太がそう言ったその時だった。
大輔の両腕が健太の両脇の下から抜けたかと思うと健太の背中へ回し、健太に抱き付いたのだ。
「…え?」
その瞬間、健太はその場に硬直していた。
「…だ…、…い…すけ…?」
今まで、こんなことがあっただろうか。ふざけ合って軽く抱き合うことは何度もやった。だが、目の前の大輔の、自身の背中へと回した腕の力はとても強く、ボロボロになったメガレッドのスーツに顔を埋めると言うこともしていたのだ。
「…だ、…大…輔…。…お、…落ち着け…って…!!」
その時だった。
「…じゃあ…、…健太が落ち着かせてよ…!!」
「…ッ!?…だ…ッ!!」
大輔、と名前を呼ぼうとした。だがその時には、健太の唇は大輔の唇に塞がれていた。
「…んん…ッ!?」
あまりに突然のことに、健太は固まったままだ。だが、大輔は確実に健太の体をしっかりと固定したまま、その舌を健太の口の中に入れて来たのだ。
「んんんんッッッッ!!!?」
顔を真っ赤にし、目を硬く閉じる健太。
クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!
だが、大輔の舌は容赦なく健太の口腔を蹂躙する。
「んんんんッッッッ!!!!んんんんッッッッ!!!!」
ゾワゾワとした悪寒が健太の背筋を駆け抜ける。その時、健太は両腕を大輔の胸の部分に捩じ込ませた。だが、瞬時に思い留まった。
普通の高校生の大輔と、メガレッドにインストールしてパワーが尋常ではないほどになっている健太。そんな健太が大輔を至近距離から突き飛ばせば、大輔はどこまで吹き飛んで行くか分からない。下手をすれば、大怪我をさせてしまう。
「…や…」
何とかして大輔の唇を離すと、
「…止めろ…ッ、…大輔…ッ!!…い、…いきなり、何なんだよ…ッ!?」
と言った。
「…ククク…!!」
大輔が肩を震わせて笑っている。
「…なぁ、健太ぁ…。…オレを落ち着かせてくれるんだろ…?」
その声がやけに低い。
「…大…輔…!?」
大輔の目。ギラギラと真っ赤に輝き、口元は不気味な笑みが浮かんでいる。
「…お前…ッ!?…操られてるのか…ッ!?」
「…オレ?」
大輔はニヤリと笑うと、
「…違うな…。…オレは、オレの思うままに動いているだけだ…!!」
と言うと、健太の背中に回していた両腕をゆっくりと下の方へ下ろし始めた。
「…え?」
ゾワゾワとした悪寒が背筋を駆け巡る。健太は俄かに顔を真っ赤にすると、
「…な…ッ、…何やって…んだよ…ッ、…大輔…ッ!?」
と言った。
「…フフッ!!」
大輔の両手が、メガレッドの光沢のある鮮やかな赤色のスーツに包まれた健太の筋肉質な双丘を静かに撫で回していたのだ。
「…健太のお尻、凄くぷりんぷりんだ…!!」
時折、爪を立ててくすぐるように刺激すると、
「…ん…ッ!!…んん…ッ!!」
と健太が呻き、ビクッ、ビクッ、と体を跳ねらせる。
「…な…ッ、…何やってんだよッ、大輔エエエエッッッッ!!!!」
「…決まってるだろ?」
大輔の目が真っ赤に輝き、ニヤニヤと不気味な笑みを浮かべている。
「…エッチなことだよ…!!」
その時だった。大輔が不意に健太の背後に回ったその途端、
「んああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と健太は悲鳴を上げ、体を仰け反らせていた。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
目を大きく見開き、顔を真っ赤にする。その筋肉質な胸の部分に、大輔の両手があった。そこは先ほどのユガンデの攻撃によってスーツがズタズタに切り裂かれ、中からココナッツ色の健太の胸の突起が見えていたのだ。そして、その2つの突起を、大輔の両手が摘まんでいたのだった。
「…行くよ?」
そう言った時だった。
「んはッ!!ああッ!?ああッ!?ああッ!!ああッ!!」
健太が体を捩ったり、足をバタバタとさせたりし始める。
「…やッ、…止めろ…ッ!!…大輔…ッ!!」
健太の筋肉質な両胸。そこにある2つの突起。大輔はそれをくすぐるように小刻みに刺激したり、抓ったりを繰り返す。
「…ちょ…ッ、…やッ、…止めろって…!!…大輔…ッ!!」
その刺激がビリビリとした感覚を伝えて来る。
「ああッ!!ああッ!!ああッ!!ああッ!!」
今まで感じたことのなかった刺激。そして、その刺激は健太の下半身、体の奥底に眠るおぞましい感覚を呼び覚まそうとしていた。
(…や…、…べ…え…ッ!!)
むずむずとした感覚。体の奥底から湧き上がって来るじんじんとした感覚。
「どうしたの、健太ぁ?」
相変わらず目をギラギラと輝かせ、健太を見上げる大輔。そして、その右手がゆっくりと健太の体を滑るように下りて来た時、その手は健太の体の中の膨らみを優しく包み込んでいた。
「んあッ!?」
その刺激に健太は素っ頓狂な声を上げ、ビクリと体を痙攣させる。
「…おッ、…おい…ッ!!…だ…ッ、…大輔…ッ!?」
大輔の細くしなやかな指が、健太の2本の足の付け根部分に息づくふくよかな膨らみを優しく撫でている。
「…ん…ッ!!…んく…ッ!!…くは…ッ!!」
胸の突起を刺激された時の感覚とはまた違う、甘い感覚が健太の体に流れ始める。
「…健太のチンポ…。…普段でも割と大きいんだね…。…それに…」
「んああああッッッッ!!!!」
今、大輔の右手は健太の2本の足の付け根に息づく、健太の男としての象徴であるペニスとその下に息づく2つの球体を優しく揉みしだいていた。
「…タマなんか、結構ボリュームあるし…!!」
「ああッ!!ああッ!!ああッ!!ああッ!!」
随分と長い間、その刺激を与えていなかった。そのご無沙汰な感覚は、健太のペニスをムクムクと急成長させるには十分だった。
「…フフッ!!…健太のチンポ、…勃起した…!!」
「止めろオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!」
思わず大声で叫んでいた。だが、そんなことで止めるような大輔ではなかった。次に大輔は、健太の前へ回り込み、健太の目の前で屈み込んだ。
「…へぇぇ…」
大輔は健太のメガレッドの光沢のある鮮やかな赤色のスーツ越しに浮き出た健太の男としての象徴であるペニスをしげしげと見つめている。
「…健太のチンポ…。…勃起したら結構大きいんだね。…スーツのベルトが持ち上がってるし、太くて長いし…。…フフッ!!…先端なんてきれいな形をしているし…!!」
「いッ、言うなよッ!!」
健太は更に顔を真っ赤にする。
その時だった。
「おい、大輔ッ!!」
背後からユガンデが大輔を呼ぶ。
「そろそろ、コイツを試してやれ!!」