女王の妖魔術Ⅱ 第１２話
…ビクッ!!…ビクッ!!
デンジイエローの光沢のある鮮やかな黄色のスーツ。その２本の足の付け根に息づくふくよかな、いや、大きな膨らみ。黄山の男としての象徴・ペニス。それは今、デンジイエローのスーツの中で大きく勃起し、臍へ向かって真っ直ぐに伸びていた。それがビクビクとスーツの中で何度も何度も脈打つ。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
黄山は目をカッと見開き、体を弓なりにして硬直させている。
「…ひょ…、…ひょ…う…ッ!?」
「ひょひょひょひょ…!!」
そんな黄山のガッシリとした２本の足の間からは真っ白なグローブが飛び出し、黄山のペニスの下に息づく２つの球体をやわやわと揉み込んでいた。
「先輩のタマタマ、物凄くコリッコリですにぃッ!!」
「ああッ!!ああッ!!ああッ!!ああッ!!」
豹の右手がクニュクニュと黄山の２つの球体を揉み込む。それに合わせるかのように、黄山が短い喘ぎ声を上げ続け、同時にペニスがビクビクと何度も脈打った。
「ねぇ、先輩」
「…な…、…ん…だ…!?」
その時、豹の目がギラリと光った。
「…先輩の大事なところ、触って欲しいですか？」
「…ッッッッ!!!?」
突然、豹の口からそんな言葉が漏れて思わず息を飲み込む。
「触って欲しいのなら、ちゃんとお願いしないとダメですにぃ？」
「ああッ!!ああッ!!ああッ!!ああッ!!」
豹の右手が黄山の２つの球体をクニュクニュと揉み込むたびに、甘い電流が黄山の体に流れる。
「ほらほら。ほらほらあッ!!」
その時、豹は少しだけ体を起こすと、右手では黄山の２つの球体をコリコリと刺激しながら、左手は黄山の右胸の突起へ伸びて行く。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!」
黄山は顔を真っ赤にし、目を大きく見開いたままビクビクと体を痙攣させる。
「…やッ、…止め…」
「止めちゃっていいんですかぁ、先輩ぃ？」
自身のプライド、また、最大の性感帯とも言えるペニスを刺激してもらえず、２つの球体と右胸の突起を刺激され、もどかしさにどうにかなりそうだ。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
その時、黄山はペニスにじんわりとした疼きを感じた。
「ひょひょおおおおッッッッ!!!?先輩ィッ、おチンポの先が濡れて来ましたよぉッ!?」
豹が素っ頓狂な声を上げる。
「…み…ッ、…見るな…ッ!!」
デンジイエローの光沢のある鮮やかな黄色のスーツ。黄山のペニスの先端部分、美しい形を形成しているその部分にじんわりと染みが広がっていたのだ。
「フフッ!!先輩ぃ、オレにタマタマと胸を刺激されただけで感じちゃったんですかぁ？」
「…あ…あ…あ…あ…!!」
顔から火が出そうになるほどに熱い。だが、黄山の心の中にはおぞましい感覚がぐるぐると渦巻いていた。
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
そんな黄山を煽るかのように、豹はひたすらに黄山の２つの球体と右胸の突起を刺激している。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!」
「フフッ!!先輩のおチンポ、ビクビクって何回も脈打ってますよ？」
虚ろな視線を宙に投げ掛け、はぁはぁと荒い呼吸を繰り返す。
その時だった。
「…う…」
「…え？」
ぼんやりとしている黄山の口が動いている。
「…ひょ…、…う…」
「はいなぁ？」
はぁはぁと荒い呼吸が零れる。
「…オレ…の…」
「…先輩の？」
「…オレ…の…、…チ…」
「…チ？」
「…ッッッッ!!!!」
真っ赤な顔が更に真っ赤になる。
「ひょひょひょひょ…!!」
豹は相変わらずな笑い声を上げると、
「ほらほら、先輩ッ!!言っちゃった方が楽になりますよッ!?」
と言う。その言葉に少しだけ腹が立ったが、
「…ぐ…ッ、…うううう…ッッッッ!!!!」
と黄山は唸ると、握り締めた両拳をギリギリと音立てた。
「…ひょ…、…豹…ッ!!」
「ほれほれぇ～!!」
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
豹の右手が、黄山の２つの球体をギュッと握るようにすると、それを揺するように右手をブルブルと振動させ始めたのだ。それはつまり、黄山のペニスへもその振動が伝わることを意味し、黄山は体を仰け反らせて叫び声を上げた。
「…ひょ…ッ、…豹オオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!…たッ、…頼むウウウウッッッッ!!!!…オッ、…オレ…の…ッ、…チッ、…チンポ…を…ッ!!」
「…先輩のチンポを？」
豹はニヤリと笑うと、目をギラリと真っ赤に光らせた。
「…オッ、…オレの…ッ、…チンポを…ッ!!…さ…ッ、…触っ…て…ッ、…くれええええええええええええええええッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
「ひょひょひょひょ…!!」
豹が素っ頓狂な声で笑うと、
「しょうがないですにぃ、先輩はッ!!」
と言うと、黄山の背後から両手を離し、ゆっくりと離れた。
「…んく…ッ!?」
突然、刺激を止められ、黄山は荒い呼吸を繰り返す。
「でも先輩。触るだけじゃ、物足りないでしょ？」
ニコニコしながら黄山の正面へ行くと、豹は黄山に抱き付いた。
「…ひょ…、…う…？」
思わず豹の背中へ両手を回す。
「…先輩…」
「…うん？」
その時だった。
ドクンッ!!
黄山の心臓が大きく高鳴った。
「…ひょ…、…う…!?」
潤んだ瞳。赤らんだ顔。そして、豹のバルパンサーの光沢のある鮮やかな黄色のスーツの中心部分。
「…先輩…。…床に寝転んでもらってもいいですか？」
「…あ？」
ドクンッ!!ドクンッ!!
黄山はその時、何とも言えない雰囲気に包まれていることに気付いていた。
「…ひょ…、…う…」
膝をゆっくりと折り曲げ、床の上に座る。それに釣られるように、豹の体が自身の体の上に伸し掛かって来る。
「…あ…」
気が付いた時、黄山は豹を体の上に載せたまま、床の上に横たわっていたのだった。