女王の妖魔術U 第13話
「「…ぉぉおおおおぉぉ…!!」」
デンジイエロー・黄山純が床に寝転び、その上にバルパンサー・豹朝夫が伸し掛かった時、2人のヘドリアンは目を輝かせ、声を上げていた。
「バルパンサーとか言うヤツ、なかなかやりおるではないか!!一時はどうなることかと思うたがの…」
過去のヘドリアンがご機嫌な表情でそう言うと、
「そうであろう?未来の世界でバルパンサーがバルシャークを倒した時、このような行動に出たのじゃ。最初は呆気に取られたが、それがヤツなりの倒し方だと思い、特に何もすることはなかった」
と、未来のヘドリアンが意地悪い笑みを浮かべてそう言った。
「…ヤツらは勝手に自滅の道を歩んで行くのじゃ…!!」
「なかなかいい素材を手に入れたものじゃの」
「当たり前じゃッ!!私は、未来と言っても1年後の未来からやって来たのじゃ。たかだか1年で、妖魔術が衰えるとは思うとらんわッ!!」
「それもそうじゃな」
そう言うと、2人は顔を見合わせ、
「「…アァッハハハハハハハハ…!!」」
と低い笑い声を上げたのだった。
ドクンッ!!ドクンッ!!
音が聞こえるのではないかと言うほどに大きく高鳴る2人の心臓。それほどに体を密着させ、お互いを見つめ合う黄山と豹。
「…ひょ…う…」
「…先輩…」
豹の顔がゆっくりと黄山の顔に近付いて行く。そして、お互いの唇が触れ合った時、
…チュッ!!
と言うくすぐったい音が聞こえた。
「…ひょ…う…」
「…へへッ!!」
照れたように笑う豹。
「…先輩と…、…キス…しちゃいました…!!」
そう言うと、豹は再び自身の顔を黄山に近付けた。
…チュッ!!…チュク…ッ!!
くすぐったい音が部屋の中に響き渡る。
…クチュクチュ…ッ!!…クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!
お互いの舌を絡ませ合う2人。豹は両手を黄山の両肩の部分へやり、黄山は豹を優しく抱き締めるようにしている。
チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!
「…は…ッ、…は…ッ!!」
「…んふ…ッ、…んん…ッ!!」
黄山が時折、呼吸を荒くすれば、豹は甘い吐息を漏らす。
その時だった。
「…ん…ッ、…んん…ッ!!」
不意に黄山が顔を歪めた。そして、
「…ひょ…、…う…!?」
と声を上げた。すると豹は照れたように笑って、
「先輩とキスしていたら、オレも我慢出来なくなっちゃいました!!」
と言うと、腰を前後に動かし始めた。その途端、
「ああッ!!ああッ!!ああッ!!ああッ!!」
と、黄山が短い喘ぎ声を上げ始める。
「…ひょ…ッ、…豹…ッ!!」
黄山の大きく勃起したペニス。デンジイエローの光沢のある鮮やかな黄色のスーツに大きく盛り上がったそれに、バルパンサーの同じく光沢のある鮮やかな黄色のスーツに突き出た豹のペニスがゴツゴツとぶつかり、何とも言えない感覚を伝えて来る。
「フフッ!!先輩、感じてくれてるんですねッ!?嬉しいなぁッ!!」
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!」
黄山は体を仰け反らせて喘ぐ。
「…ひょ…ッ、…ひょ…オオオオ…ッッッッ!!!!」
もどかしい感覚。
(…は…ッ、…早く…ッ!!)
おぞましい感情がぐるぐると頭の中で渦巻く。
(…早く…ッ!!…オレ…の…、…チンポ…を…!!)
「フフッ!!先輩のおチンポ、ビクビクしてるにぃッ!!そんなに触って欲しいんですかぁ?」
「うわああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
豹がニヤニヤと意地悪く笑いながら黄山を見つめている。
恥ずかしい。だが、黄山は最早、自分の欲望を抑制することすら出来なくなっていた。
「はぁッ!!はぁッ!!」
黄山が目を虚ろにし、呼吸を荒くする。すると豹は、
「先輩、どうなんですか?触って欲しいんですか?」
と尋ねた。
「…れ…」
「…え?」
「…オレの…、…オレの…オオオオ…ッッッッ!!!!」
「…先輩の?」
尋ねながらも、腰を前後に揺り動かし、黄山のペニスに刺激を与え続ける。その刺激に黄山は、
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!」
と声を上げ、今にも泣きそうな表情で豹を見つめていた。
「…先輩の、チンポを?」
「…オ、…オレの…、…チ、…チンポ…を…!!…さ、…触って…ッ、…くれええええええええッッッッッッッッ!!!!!!!!」
そう言った時、黄山は豹の腰をしっかりと掴んだかと思うと、自身の腰を物凄い勢いで上下し始めたのだ。それはつまり、黄山のペニスがゴツゴツと豹のペニスにぶつかることを意味し、更に、黄山のペニスによって豹のペニスが突かれる感覚を豹に与えることを意味していた。
「ふあッ!?ああッ!?ああッ!!ああッ!!」
突然の刺激に豹は驚き、目を見開き、顔を真っ赤にして喘ぐ。
「…せッ、…先輩…ッ!!…ひょ…ッ、…ひょひょオオオオッッッッ!!!!」
小柄な豹の体が黄山の体の上で何度も何度も跳ね上がり、揺れ動く。
「ふああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
耐え切れずに悲鳴を上げた。
「…せ…ッ、…せんぱ…」
その時、黄山が顔を少しだけ上げたかと思うと、豹の唇を自身の唇で塞いでいた。
クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!
「…はぁ…ッ、…はああああ…ッッッッ!!!!」
豹のやや高めの声が部屋の中に響き渡る。
「…せ…、…せんぱ…」
クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!
「ふああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
豹の悲鳴にも似た喘ぎ声が部屋の中に響き渡った。